ひとつになった ドイツ その② | ・


やあ、ドイツ



やあ、ドイツ


みなさま、こんばんは。


朝の続き、ベルリンの壁について。


■ベルリンの壁はなぜ作られた?
1950年~1960年にかけて、ソ連占領区域の東ドイツ(東ベルリン)の経済状況はどんどん悪化していきました。
これに対し、西ドイツ(西ベルリン)は経済成長を続けており、西側の国民は良い生活を送っていました。

東と西の格差。



西側の良い暮らしを求め、また、東側の悪い暮らしに見切りをつけ、毎日2000人ほどの国民が東ドイツ(東ベルリン)から去っていました。

東ドイツ(東ベルリン)政府高官は、国民が国を去るようでは社会主義国家は作れないと考え、
東ドイツの人々が逃げられないようにするために、ベルリンの壁を作ったのです。

政府による強制的な打開策。
それが、「ベルリンの壁」です。



壁ができても、西側へ行こうとする東側の国民。
壁をよじ登り、なんとか脱出しようとするものの、政府に見つかり・・・。
136人の犠牲者が出たそうです。



1961年8月13日に作られ、1989年11月9日に壊されるまで、28年2ヶ月27日存在していた「ベルリンの壁」。


東西ドイツが統一された今日10月3日は、ドイツではとても大切な記念日なのです。