ドイツに仕掛け絵本の巨匠がいた! | ・

みなさま、こんばんは。


今日は仕掛け絵本の作者メッゲンドルファーのご紹介。
調べたら、本当に彼はすごい人。
19世紀仕掛け絵本の巨匠と呼ばれています!


1847年ドイツ南部のミュンヘンに25人兄弟の末っ子として誕生。
価格査定の仕事をする父親の希望で、メッゲンドルファーは商業学校に進みます。
商業の道で学ぶメッゲンドルファー、しかしどうも彼の肌に合わず、落ちこぼれ。
そして美術学校に進学することに。
めきめき頭角を現し、1866年、17歳の彼はユーモア雑誌「Flying Pages」にライター兼イラストレーターとして働き出します。
美術の才能があったのですね。


1878年、彼の始めての仕掛け絵本が出版されます。
その名も「Lebende Bilder(生きている絵本)」。
息子のクリスマスプレゼントのために作ったこの仕掛け絵本。
メッゲンドルファーの愛情がたっぷりつまっています。


それまでの仕掛け絵本は1つのページに1つのアクションという仕掛けそのものが単純なもの。
引っ張って動いたり、絵柄が変わったり・・・。
それだけに満足しないメッゲンドルファーは、1つの動作でいくつものアクションが得られるようなメカニカルな仕掛け絵本を作り出します。

ページとページの間に仕掛けのメカニズムを閉じ込め、開いたときに飛び出す・・・まさに今に受け継がれる「仕掛け」もメッゲンドルファーが考案しました!


1880年後半からしかけ絵本の製作を本格的にはじめ、世界中に翻訳出版されています。

例えば・・・

「国際サーカス団」

Internationaler Circus. Mini- Ausgabe/Lothar Meggendorfer
¥791
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「人形の家」


Das Puppenhaus Mini/著者不明
¥1,141
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残念ながら実物は持っていないので中のご紹介はできません~

気になる方はぜひぜひ!