5つ目の季節 | ・

みなさま、こんばんは。


春夏秋冬。

桜を愛でて、ひまわりに挨拶をし、紅葉に酔いしれて、銀世界に憧れる。

筍ご飯のよい香り、ツーンと冷えるカキ氷、ホクホクの芋栗南京、あったかお鍋。

4つの季節はこんな風に、いろいろな素材で表されます。

1年を4つに区切って、なんとなく人々の共通認識になっている、四季のイメージ。


認識とはおそろしいもので、もしも季節が5つあったらどうしましょう。

「四季」に慣れてしまっている日本人には想像するだけでも変な気分。

これこそ違和感。


そんな日本とは裏腹に、ドイツには「5つ目の季節」というものが存在します。

Die fuenfte Jahreszeit(fuenfte:5つ目、Jahreszeit:季節)。

なんだかハリーポッターに出てくる「9と4分の3ホーム」みたいな感じ。

不思議世界、ドキドキ。


11月11日11時11分、ライン川沿いの街ケルンでは「Koelle,Alaaf(ケレ、アラーフ)!」という掛け声とともに、

「5つ目の季節」が始まります。

翌年の「灰の水曜日」まで、いわゆる「カーニバル」の季節の始まりなのです。

カーニバルの時期は2月ごろと思っていましたが、実は今日から始まったんですね~。

お祭りのハイライトは2月です。

カーニバルについてはまた、その頃ご紹介します。


では、みなさま、今日から「5つ目の季節」、始まり始まり。


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