みなさま、こんばんは。
今日はブレッツェルの歴史をご紹介。
ブレッツェルはなぜあんなカタチになったのか。
一体あのかたちは何をあらわしているのか。
ブレッツェル・・・なぞなぞ。
「むかしむかし、南ドイツのとある村。
フリーダといういたずらっこの男の子がいました。
フリーダはパンを焼くのが大好きで、そしてとても上手。
パン焼きの修行を経て、王様ご用達のパン職人になりました。
フリーダと王様は仲良し。
でも、あるとき、いたずらっこのフリーダは町の人に
王様のことを面白おかしく話してしまいました。
怒った王様。
‘フリーダは、死刑だ!’
でも二人はお友達。本当は死刑になんてしたくありません。
そこで王様。フリーダの奥さんに言いました。
‘太陽の光を通す三つの穴をもつパンを、3日のうちに作ってみよ。
そうすれば、彼の命を助けよう’
太陽の光を通す三つの穴をもつパンなんて・・・。
どんなパン?
二人はうーんと考え、考え、考えました。
フリーダの目の前で腕組みをして考えている奥さん。
腕組み・・・!
このカタチだ!
生地を長く伸ばして両端をくるりと交差させて・・・三つの穴のできあがり。
出来上がって喜ぶ二人。
抱き合う二人。
その二人の腕も交差して・・・ブレッツェルのカタチ。
そうしてフリーダは死刑にならずこの先も王様のもとで奥さんと幸せに暮らしました。」
なるほど。
腕組みのカタチ。
抱き合って交差する腕のカタチ。
ブレッツェルはしあわせのカタチ。
ブレッツェルにこんなお話があったなんて、
すてきすてき。
これからブレッツェルを見たら思い出そう。