忘れられないできごと | 膵臓癌と闘うおはぎときなこのブログ  絶対3%に入ってやる!

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39歳で膵臓癌と告知されたおはぎとその親友きなこのブログです。
2人とも看護師ですが、おはぎは患者さんの立場になり、きなこはその家族のような立場になりたくさんのことを学びながら日々格闘しております。
きまぐれ闘病記ですがお気軽にご覧下さい。

はじめて訪問してくれた方へ

 

私たちの紹介や病気の経過はプロフィールにまとめてあるのでご覧ください。

 

わからない方はこちらをクリック(タップ)してご覧ください。(飛んだページの下の方にあります)

「プロフィール」

 

 

 

 

こんばんは、おはぎです。

 

膵臓癌の治療から始まり、現在卵巣癌の再発に対する治療をメインに行っています。

 

以前は膵臓癌になられた方やその家族の方などが読みにきてくださることが多かったとは思いますが、最近では卵巣癌や婦人科系のがんの方なども読みにきてくださっているようで大変嬉しく思っています。

 

がんになり6年が過ぎ7年目を迎えている中、経過も長くなってきましたので、私の病気の経過や私たちの関係など改めて「プロフィール」(飛んだページの下の方にあります)を一部修正し、卵巣癌の再発に関する治療などの経過も追記しましたので、興味がある方はご覧ください。

 

 

 

 

さて今日はPARP阻害剤(パープそがいざい)であるリムパーザを飲み始めて2週間経ち、最初の受診でした。

 

(今日は膵臓の方の内科の診察はありませんでした)

 

前回の記事に書きましたが、リムパーザを飲み始めて3〜4日で吐き気がではじめましたが、現在は吐き気止めの薬でコントロールできていて、少し食欲がない程度でおさまっています。

 

うがいをしたり、ちょっと無理して薬を何錠か一緒に飲み込もうとしたりすると、ちょっと反射で「おえっ!」(苦笑)ってなることはありますが大丈夫です。(何が?)

 

体のだるさ(倦怠感)も少しありますが、日常生活がままならないほどではありません。

 

あとは骨髄抑制についてです。

 

婦人科の医師が言うには、飲み始めて3ヶ月ぐらい経つとひどくなってくる(?)場合が多いそうですが…

 

 

私の採血の結果です。

 

リムパーザを飲み始める前の

 

白血球

1月10日 2880 L(基準値3300ー8600)

今日   2920 L

 

低いなりにも下がってはいなくてまぁ一応OK

 

好中球

1月10日 58.7%

今日   72.9%

 

増えているのでOK

 

血小板

1月10日 10.6 L(基準値15.8ー34.8)

今日     7.4 L

 

そのほか赤血球やヘモグロビンなども基準値より少し低くなっていました。

 

 

この様子でいくと血小板は(主に出血したときに血を止める働き)予測より早い段階でかなり下がってくることは予想されます。

 

が、その時は輸血をして対応してもらえるということなのであまり心配しすぎずに生活していこうと思っています。

 

 

 

 

では今日の報告はこれぐらいにして…

 

ここからは病気とは関係ないことを書こうと思っているのでお気軽にお読みください。

 

 

 

もう新しい年になっているので、これはもう去年のできごとになりますが…

 

あれは確か11月か12月のできごとです。(記憶が曖昧)

 

昼間に一人で車で近所の百均に行き、家に帰ってきて車をバックで駐車場に入れているときのことでした。

 

家の前の道路は側道のような道で、入ってきてもその先はまた同じ道路に出る道なので、近所に住んでいる数件の方ぐらいしか車は通らないのですが、見慣れない車が家の前に停まりました。

 

 

ん???

 

 

その車の運転手は、車の中から私に向かって大きな声で何かしゃべっている…。

 

こっちはエンジンもかかっているし、窓も閉まっているので何を言っているのかわからない。

 

急いで駐車途中だった車を定位置に停め、そのしゃべっている運転手を見てみるが顔がよく見えない。

 

車はピンクパープルのラメがかかった軽自動車。

 

しゃべっている人は女性だということぐらいはわかったので、私の友達かなぁ?

 

でもこういう車にのっている友達はいないし…。

 

誰かと勘違いしてるのかなぁ?

 

いや、でも家の前だから人違いすることはないだろうし…。

 

と、エンジンを止め、車を降り、おそるおそるその車に近づいてみた。

 

運転席から私に聞こえるように大きな声で話しかけていた女性は…

 

あきらかに海外の方でした。

 

フィリピンとか東南アジア系の方のような印象を受けました。

 

でもしゃべっているのは日本語で、とても上手。

 

でも頑張って日本語を覚えた雰囲気はある感じの喋り方でした。(イメージ伝わるかなぁ?)

 

しかも私に対して仲のいい友達としゃべるかのような素敵な笑顔。

 

私は窓が開いている助手席側から少ししゃがんで中の様子を伺うと、後ろの座席にはおそらく年長さんか小学生低学年ぐらいの男の子と女の子が2人で乗っていました。

 

運転手の女性に話を聞いてみるとどうやら道に迷ってしまった様子。

 

車にナビはついておらずスマホの地図アプリをたよりに目的地を探しながら運転していたようだが、たどり着けないと。

 

みかん狩りに来たんだけど、この辺りにあるか?と聞かれた。

 

私はその住所を聞いてみると確かに同じ町内ではあるが、このあたりでみかん狩りをやっている所はない。

 

その住所を聞き、私は自分が持っていたスマホの地図アプリで確認してみると確かに近所ではあるが普通の民家だったはず…。

 

と思ったが、確か農家さんだったような(家の周りではなくおそらくどこかに畑か何かを持っている?)気もしたので、もしかしたら採れたみかんを売ってたりするんだろうか???と思い…

 

「そこの住所はわかったけど、普通の家だよ?ま〜口で説明するのは難しいからついてきて」(おぃタメ口)

 

と、自分の運転する車についてくるように伝えた。

 

その女性は相変わらず素敵な明るい笑顔で

 

「いいのー?」

 

「時間大丈夫ー?」

 

と。

 

私は

 

「大丈夫、大丈夫」(おぃ初対面)

 

と、停めたばかりの車に戻りエンジンをかけその住所の家まで誘導した。

 

本当に近所だったので車で行ってものの1分で到着。

 

やはり農家さんではあるだろう普通の民家。

 

その女性も着いてみて違うとわかったのか、私もやっぱり違うよね?っていう雰囲気になって…。

 

女性が

 

「予約したけどねー?」(みかん狩り)

 

「違うねー」

 

私は探すために地図アプリに入力した住所を間違えたのでは?と思い、

 

「そのみかん狩りは何見て来たの?」

 

と、もとになる情報がネットで検索したのか?何か他に情報はないか?と女性に聞いてみた。

 

すると

 

予約するときに見たらしき用紙をスクショした画像を見せてくれた。

 

よくよく見てみると住所が違っており、その画像にはうっすらではあったけど地図が書いてあって大体の位置が把握できた。

 

その間違えて案内した住所の家から目的地までは車で5分程度と思われ、そこまで口で説明してもたどり着けないことはわかっていたので

 

私は

 

「わかったよ、もう1回着いてきてー」

 

と、再度その女性の車を誘導することになった。

 

女性はまたまた相変わらず明るい素敵な笑顔で

 

「いいのー?」

 

「大丈夫ー?」

 

「ありがとー」

 

と。

 

私は目的地であろう場所に向かい運転しながらも、この辺りにみかん狩りなんてやってるとこあるのか???聞いたことないぞぉ?と思いながらも情報だけをたよりに走り続けた。

 

 

目的地に近づくとあきらかに住宅街だけど…

 

突き進むと急に道が細くなりその先にみかんの木らしき葉っぱが見えた。

 

あっ、これかな?と思い車が停められないほどの細い道だったのでその手前で車を停め、車を降り、後ろに着いてきた女性に

 

「あれじゃないかなぁー?」

 

と、伝えると女性は

 

「あー、あそこに人いる」

 

「聞いてくるー」

 

とみかんの木が見えるあたりにいたおばちゃんにかけより、走って戻ってきた。

 

「ここ、ここー」(見つかった)

 

「よかったー」

 

と相変わらずの笑顔で帰ってきたので私も自然と笑顔になれた。

 

女性は子供たちに着いたから行くよー、と車を降りるように促し、子供たちはお母さんが道に迷ったことを気にした様子もなくキャッキャしながら、みかん畑に向かって行きました。

 

私は

 

「Have a nice day〜!」(キザかよ、っていうか使い方あってる?)

 

と言いながら車に戻り、家に帰りました。

 

 

お・し・ま・い

 

 

 

この出来事は決して自分がいかにもいいことをしたアピールをしたかったのではなく、案内した私の方がなんだか気持ちがほっこりしたというか…

 

おそらく異国の地であろう日本で頑張って日本語を覚えたんだろうなぁ…

 

とか

 

そんな国で頑張って子育てしてるんだなぁ…

 

とか

 

こんなミカンの産地でもないような所でもこうやって楽しみにやってきてなんだか微笑ましいなぁ…

 

とか

 

有名な名産地で誰が食べても美味しいもの、じゃなくてもこうして子供のために楽しい時間を作るように(お母さんもだと思うけど)頑張ってていいなぁ〜

 

とか

 

何を食べるか、何をするかじゃなくて誰とどんな過ごし方をするのかっていうのが大切なんだよね…

 

ってことを気付かされました。

 

 

そしてなによりもその女性の明るさと笑顔にこっちが嬉しい気持ちになれたんです!

 

 

なんだか逆にこちらが勇気をもらえたような気持ちになりました。

 

 

 

 

 

 

そのときの写真はもちろんないので恒例の内容とは関係のない写真を。

 

 

家で飼っているフレンチブルドッグ(オスのアトム、今回はメスのアリスは登場しません)の散歩から帰ってきたときのこと。

 

 

あっ、大好きなバナナみ〜っけ!

 

よいしょっと…

 

 

 

あれっ、届かない…

 

後ろ足が短くて登れない…

 

 

 

ジタバタ、ジタバタ…

 

 

 

えいっ!もうちょっとだ…

 

 

 

ひょいっ!

 

よ〜っし食べちゃうもんね〜

 

 

 

こら!(あわててバナナをとりあげる)

そんなにかわいい顔してもダメですよ!!!

降りますよー。(ちょっと鼻水たれてるし…)

 

 

 

 

普段は絶対テーブルに上がらせたりはしませんが、このときはあまりにもかわいくてちょっと好きなようにやらせちゃいました。

 

ごめんなさい。

 

 

以上で〜す。

 

 

 

 

 

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