
きなこです

私がブログを更新するという事は、今日からおはぎの抗がん剤治療が再開されたからです

何日間か分からないけれど、しばらくお付き合い下さい

おはぎが抗がん剤の副作用から復活次第直ぐにバトンタッチします

今日は術後初めての受診でした。
まずは消化器内科の主治医の診察です。
入院中も病室に忙しい中顔を出してくださったM先生。
優しい先生です。
「手術後どうですか?体調崩してない?」と。
おはぎの眠くて眠くて仕方ない状況を伝えると、フェントステープが効き過ぎているのでは?ということで慎重に減量をしていくことになりました。
現状の量から30%ずつ程度で減量した方がと助言してくれた緩和ケア認定看護師のNさん。今回も心配して診察に同席してくださいました。
フェントステープは現在4mgなので3mgへ減量。減量に伴う離脱症状が出れば直ぐにオキノームで対応しておはぎが楽に過ごせるようにしていく予定です。
採血の結果は...2ヶ月抗がん剤治療が出来なかったのでとっても心配でした。
CA19-9が26.9
CEAが2.1
とまさかの正常値。びっくりしたのと同時にホッとしました。
手術後体重が11kg減なので抗がん剤の量を調整してもらいました。
先生に手術をすることを調整して下さった事に感謝していることを伝えるとM先生が
「いやいや、僕はね婦人科の先生に感謝してるんだよ。逃げ腰になる事なく手術をしっかり検討してくれて、執刀してくれた事に本当に感謝してるんだよ。」と。しっかりおはぎと向き合い、心を寄り添わせてくださる先生に出会えた事に感謝しました。
「また記録更新だね。このまま頑張ろうね」と最後に声をかけて下さいました。
次は婦人科です。
婦人科の主治医のK先生。
内診後診察です。
手術後の状態をしっかり診てくれて安心です。
特に現在のところ問題はなさそうです。
手術で切除した卵巣の病理結果では、少量溜まっていた腹水は良性のもので、がん細胞は腹水の中にはなかったとの結果に一安心。
さて問題の卵巣です。
術前、卵巣癌原発の可能性は10%以下で膵臓癌の転移によるものである可能性が90%以上ですが、切除したものは全て病理の検査をしますね。と説明を受けていました。
卵巣が原発癌であれば3年も卵巣癌の治療をしていないので、ここまで生きていない?もっと早い段階で卵巣癌が悪化しているという見解から原発の可能性が10%以下という事です。
結果...
膵臓癌とは別の癌でした。
膵臓癌と同じ腺がんですが、膵臓癌の組織の遺伝子検査ではK-ras遺伝子が変異しています。転移であれば卵巣の組織もK-ras遺伝子が変異しています。でも卵巣の組織はK-ras遺伝子の変異は認められず別の病変という組織検査の結果でした。
(K-ras遺伝子に関してはまだ勉強不足なのできっとおはぎが書いてくれます
ごめんなさい
)


K先生も困惑気味...
要するに2つの癌がおはぎの身体にあったのです。
Wキャンサーです。
今後の治療方針は、手術で切除した卵巣がとてもきれいな状態で切除出来、癒着が一つもなかった事、肉眼的に子宮にも周囲のリンパ節にも大網にも転移は見当たらなかった事(ミクロレベルでは不明ですが)腹水が良性のもので、腹腔内にがん細胞は散らばっていない事を考慮して、現在は膵臓の治療を最優先させる事になりました。
本来婦人科の手術は卵巣癌であっても術中に迅速検査をして悪性のものと分かれば、子宮もリンパ節も大網も付属臓器を切除します。今回おはぎは緩和的な手術の目的であったため卵巣のみの切除でした。
付属の臓器が残っている以上再発の可能性も0ではない訳でとても心配です。
K先生は「卵巣の表面がツルツルしていて癒着がなかった事を考えると取り切れたと今のところは考えて経過を観察していくしかないです。再発は絶対にないとは言えません。卵巣癌の標準的治療の抗がん剤を本来なら投与しなければいけないけれど、膵臓癌の治療をせずに卵巣癌の治療をする事を優先させる状況ではないのは明らかです。今後もしっかりフォローさせて下さい。」と熱く語っていました。
Wキャンサーの場合どの治療を優先させるか難しい決断んです。
膵臓と卵巣のWキャンサーは症例はK先生はないに等しかったようで「大変珍しい」と言っていました。
両方の癌に効果がある抗がん剤があればいいのですが...
ジェムザールは卵巣癌にも使用しますが、おはぎはアレルギーがあるため使えません...
なんとも言えない結果に私のモヤモヤは消えません。
頭の何処かに卵巣だけがいつも悪化するのでもしかしたらWキャンサーなのでは??と思っていたのと、結果を受けて、もっと早く手術していたらという思いがまた込み上げ、頭と心の整理ができない状況でした。
モヤモヤしているとおはぎが、
「手術は今で良かったんだよ。明らかに腹膜播種があって腸の癒着も酷くてさ、腹水があった時に無理して手術してたら、癌散らばっちゃって大変な事になってたと思うよ。そうでしょ?だから今で良かったの。今しか出来なかったんだよ。だからもう悩まなくていいよ。ありがとうねきなこ。きなこが居なかったら手術まで出来てなかったんだから。あの迫真の演技で涙ながらに訴えてくれたからだよ。ありがとうね。」と
おいおい
迫真の演技ってなんだよ


演技なんてした事ないし

おはぎの言葉にまた救われました。
卵巣だけでも癌はしっかり取り切れたんです。
再発は怖いけど今はこの結果が分かり、手術出来て良かったと思う事にします

さて、始まりました。
病院にいる間はとっても元気でした。
車の中では爆睡。
帰って来てからは吐気と倦怠感で喋れず

今回はどのくらいで復活出来るかな

頑張れおはぎ‼️
とってもきれいです。
朝焼け。新しい一歩。また頑張ろうね。
前向いて一歩一歩ね。
にほんブログ村のランキングにも参加しています。
クリックしていただけると、わたくしおはぎは喜びます。
他の膵臓癌の方のブログなども見ることができます。

にほんブログ村