卵巣の治療(続き) | 膵臓癌と闘うおはぎときなこのブログ  絶対3%に入ってやる!

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39歳で膵臓癌と告知されたおはぎとその親友きなこのブログです。
2人とも看護師ですが、おはぎは患者さんの立場になり、きなこはその家族のような立場になりたくさんのことを学びながら日々格闘しております。
きまぐれ闘病記ですがお気軽にご覧下さい。

こんばんは、おはぎです。


関東方面の皆様、大雨の影響であちこち浸水や土砂崩れなど起こっているようですが、大丈夫でしょうか?

特に茨城の鬼怒川の決壊、本当にすごいことになっていますね…。

懸命な救助活動が行われていますが、テレビでは言葉を失うような映像が流れています…。

心配ですね…。



さて、今日は明日抗がん剤治療の予定なので、前日採血に行ってきました。

午前中は、ひさしぶりにこちらは晴れたので、洗濯をしたり、掃除をしたりしていました。(ゆっくりですが)

お昼頃から横になり、テレビを見ながら、ブログ巡りでもしようかと、スマホを持ちながらも、ウトウト…。

睡魔に勝てず、眠っていました。

時々目がさめるのですが、眠気に勝てず、またすぐにウトウト。

そんな中でも、採血に行かなきゃという気持ちはずっと頭から離れず、このままでは起きられない危険があると、あわてて目覚ましを15時にセットし、それでもまたウトウト…。

多分目覚ましのアラームが鳴り、寝返りと同時にスマホを触ってしまっていたらしく、アラームは止まっていたのですが、あれ???と、なんかあるよなぁと目が覚め、飛び起きた。

起きると、テレビでは鬼怒川の決壊で、家が流れている様子や、家に取り残されている人の救助の様子が、生中継で映しだされていた。

私は驚き、テレビに釘付けになっていましたが、採血にも行かないといけないので、急いで支度をして、採血に行ってきました。

今日はきなこは仕事なので、自分で車を運転して病院に行ってきました。

行きも帰りも、眠くて眠くて…。

ちょっと危険でした。(汗)


夜は夜で、お腹の腹満感が強いのと、体の身の置きどころがない感じというか、なんかじっとしていられないおかしな感じというか、だるさもあり、なかなかブログが書けずにいました。



では、ここからは一昨日の「卵巣の治療」の続きを書きたいと思います。


卵巣の処置・手術に関する婦人科医の見解については一昨日書きましたね。

今日は、その結果と今後の方向性の検討、というか確認のため、婦人科受診のあと、消化器内科の受診もし、主治医と話をしてきたことを書こうと思います。

以前(2014年1月)に、腹水が溜まり、卵巣も大きくなったことがあったのですが、その時も婦人科の診察を受けたことがありました。

その経緯については過去記事の
「経過12」
を参照下さい。

この経過が過去にあったので、私たちは手術になったとなると、また主治医に反対(?)されるのでは?という心配があったのですが、(こうゆう経緯があったので、卵巣のことに関して主治医には言いにくかった)今回は主治医も「今の治療で膵臓には効いているみたいだし、腹水もたまっていないし、体力的にも今ならできると思う。今後のQOL(生活の質)を重視したい気持ちはよくわかったので、やっていい(卵巣の手術)と思うよ」と。

この言葉を聞いて安心した。


膵臓癌がわかって、(当時2013年10月)ステージⅣb(すでに末期)であった私が、あれから約2年10ヶ月、ここまで生きてこられたのは主治医のおかげだと思っている。

ここまでの治療で、途中アレルギーが出たり(ジェムザール)、腹水がたまったり(イリノテカンが使えない)などありましたが、私の状態に合わせて治療方法を一生懸命考えて下さり、標準治療から少し外れてでもなんとか標準治療に近い方法で治療して下さり、かつ体の負担なども考慮していただき、本当に正面から向き合って下さった。


今回も、フォルフィリ療法(カンプト【イリノテカン】・5-Fu)を開始して3回のところでのCT結果。

膵臓の腫瘍は少し縮小し、卵巣は増大。と、いう結果が出たところで主治医も悩んでいた。(今後の治療)

そこで一旦はしばらくはこのままフォルフィリ療法を続けてみようと提案されたが、いつも私を苦しめている(膵臓よりも、卵巣が大きくなっていることで出る症状がほとんど)この卵巣に関しては主治医もなんとかしたい気持ちはあったのだと思う。

でも、卵巣の処置・手術をすることには高いリスク(危険)が存在するため、言葉は悪いが一種のカケをするようなことは医師の立場上言えないのだと思う。(自分からは)

そこで私たちがリスクをおかしてでも(理解した上で)なんとかして欲しいと訴えたことで、今回のような展開になったのだ。

医師も人間なので、これをやってみてもいいかもしれないなぁと思っていることがあっても、治療成績や科学的根拠などから、立場上すすめられないということもあるのではないかと感じた。



私の場合は、看護師として外科病棟に10年いた経験があり、ガンで手術をした患者さんを(もちろん膵臓も)たくさん見てきた。

残念ながら亡くなっていく患者さんもいた。

この経験上、これから出るであろう症状がある程度予測できるという強みがある。(それが全てだとは思っていませんが)

だから、今回も自分が今後出てくるであろう症状が予測できたので、主治医に自分の思いを伝えることができた。(QOLを重視したい)

でも、考えてみると…

例えば、私と同じような病気の方がいるとして、「あなたはもうすぐ足がどんどんパンパンになっていき、歩けなくなります。」とか、「あなたはもうすぐ腸閉塞になる可能性があります」とか、医師が言うだろうか???

多分言わないですよね…。

やっぱり、生きようと一生懸命な人に対しては言えないだろうし、希望がもてなくなることをあえて言う必要もないと思う。

そういう意味でもこうして私がブログを書くことが、少しは役に立つ人もいるのではないだろうか?と思う部分も少しはある。(うぬぼれですね)

もちろん生きることをあきらめたわけではないし、

う~ん…、何が言いたいのかわからなくなってきた。



どうしても、闘病のブログでは(特に膵臓癌は難しい病気なので)新しい治療法や(まだ認可されていない)効くと言われている民間療法だったりを必死に探し求めている読者や、それを紹介するようなものも多いのではないかと思う。

それはそれで、とてもいい情報になると思っている。

実際、私も他の方のブログで勉強させていただいているものも多い。


でも、こんなブログがあってもいいんじゃないかなぁ…。

と。

まぁ、人の言うことを聞いて書くものじゃないですもんね!(開き直り)



こんなブログですが、それでもいいという方、今後ともよろしくお願いいたします。



さぁ、いよいよ明日は手術前(未定ですが)の最後の(もちろん術後も続けますが)抗がん剤治療になると思います。

気が重くなりますが、また副作用と闘いたいと思います。



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