訪問看護と看取りについて | 膵臓癌と闘うおはぎときなこのブログ  絶対3%に入ってやる!

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39歳で膵臓癌と告知されたおはぎとその親友きなこのブログです。
2人とも看護師ですが、おはぎは患者さんの立場になり、きなこはその家族のような立場になりたくさんのことを学びながら日々格闘しております。
きまぐれ闘病記ですがお気軽にご覧下さい。

昨日は家に訪問看護の看護師さんが二人来てくれました。

初めての訪問で、いろんな説明と私の病気に至るまでの過程や、現在の環境、症状などなどいろいろ聞き取りがありました。

まぁ、私たち二人とも看護師なので訪問看護はいらないんですけど(おぃ)、一応往診(今は点滴が欲しいだけ)を受けるには訪問看護も受けないといけないので、受けました。

でも、のちのちお世話にはなると思うのでよろしくお願いします。(誰に言ってる?)

とても気さくな感じの方々で、話しやすく、安心しました。

ちょっとお腹見せてね、とか、ポートはどこにあるの?とのぞいてみたり、私のことに関してもいろいろ話をゆっくり聞いてくださったので、こういう姿勢が安心材料になるんでしょうね。

こういうことって(往診もそうですが)元気なうちに導入しておくと、自分の言葉で自分の気持ちを伝えておけるので、準備しておいて損なことはないと思いました。

あ、でも元気なうちに往診や訪問看護は必要ないのか…。

私の場合は、抗がん剤の後、4-5日食べれず飲めれずが続いてしまうので、脱水予防と、早く抗がん剤を体から排出させる(尿として)目的で、ただ点滴が欲しいという目的で導入したんですけどね。(ポートがあるので点滴管理は楽です)

でも、いろんな意味で早めにいろんな段取りをしておくこともいいことだと思いました。

訪問看護の看護師にも聞かれるのですが、(きなこが以前書いた)「看取り」についても書いておこうと思います。

私は、最期の時は今住んでいるこの家で迎えたいと思っています。

ご存知の方も多いかと思いますが、私は病院という環境があまり好きではありません。

そして、医療の限界もわかっている(つもり)ので、最後にできることは限られています。

もちろん痛みのコントロールや苦痛の緩和、例えば腹水がたまれば抜いてもらうなどありますが、それは家でもできる治療なんです。(もちろん往診の医師や訪問看護の看護師の力は必要です)

入院生活というのは、忙しい看護師に気を使ってナースコールを押すことをためらったり、大部屋では周りの患者さんに迷惑をかけないようにと気をつかったり、家族に足を運んでもらわないといけなかったり、自由に外に出られなかったり(許可がいる)、などなど気を使わなくてもいいことに気を使わないといけない環境におかれます。(あくまでも私の主観です)

もし、患者本人が家にいるよりも病院にいたほうが安心感が得られるというのであれば、入院していたほうがいいと思います。

でも、私の場合は違います。

私は病気がわかってすぐに離婚をしました。(子供はいません)

夫であった人はとてもいい人で、仲が悪かったわけでもありませんが、いろんな想いがあって(謎)この人と一緒に闘病生活はできないと思っていました。

最後は会うこともなくメールで「そういうことでいいんだよね?」(はっきりとは言わない)って聞かれたので「うん」とだけ答え、離婚届は郵送してもらいました。(苦笑)

この頃はある思いがあって、きなこと一緒に看護師を辞め(この思いや過程については機会があったら書こうと思います)二人でカフェを経営してました。

そのあまりの忙しさから家にもほとんど帰らず、きなこの家に行くことがほとんどでした。(看護師時代からちょくちょく行ってましたが)

そうこうしているうちに、結婚生活がなんだか面倒になってきていました。

子供がいなかったことも拍車をかけたのかもしれません。(離婚しやすい?)

これ、看護師あるあるなんですけど、一人でも十分生きていけるし(経済的に)旅行などある程度好きなこともできるし、自立しているというか、気が強い(?)というか、結婚してない人も結構いるんですよね。(あ、ある程度大きな病院で働いている人が多いのかも)

うーん…。何が言いたいかわからなくなってきた。(笑)

話を戻して…

あとは、実家に戻るという選択肢もありました。

実際、病気がわかってから両親は「帰っておいで」と言ってくれました。

が、高校を卒業して看護学校の寮に入ったため実家を出てからの生活の方が長くなっていることや、友達も今住んでいる環境のほうが会いやすいことなども理由の一つです。

あと、私には姉が一人いるのですが、実家を建て直して二世帯住宅にして、両親と姉家族が一緒に住んでおり、私の部屋は(当たり前ですが)ありません。

私は仕事ができなくなってしまったので、実家に戻り、両親や姉家族の家事などいろいろ手伝ったりする生活も、恩返しになっていいのかなあ、なんてことも考えましたが、やっぱり今の家が好きなんです。

もちろんきなこの家族には迷惑をかけている部分もあると思いますが、自分らしく生きていられる環境はここなんです。(なかなか人には理解してもらえないことですよね)

きなことは看護師時代から、いろんな苦楽を共にし、いろんな深い話ができる関係になり、ケンカもできるほど自分を表現できる(大人になってからこれほどの関係になれる人はなかなかいません)関係になれたんです。

まぁ、いろいろ書きましたが人に理解してもらおうとも思っていませんが、とにかく自分らしく生きられるこの環境で、最期を迎えたいと思っています。

(こういうことを病院で聞かれて説明するのに時間を要します)

あ、決して両親との関係が悪いとかそういうことではないので誤解がないように書いておきますね。

ここまで育ててくれた両親には感謝しています。

私は小さいころ内弁慶で、頑固者で、感情をあまり表現するほうでもなく、言葉数も少なくとても育てにくい子だったと思います。

困らせたこともたくさんあったと思います。

大人になって、一人の人間を育てることの大変さがわかりました。

何不自由なく育ててくれて、私は幸せ者です。

旅行などにもたくさん連れて行ってもらったし、共働きでしたが一生懸命働いてくれた両親は私のほこりです。

ただその両親より先に逝かなければならないかと思うと、なんともいえない気持ちになります。

姉一人に両親のことをまかせなければいけないと思うと、申し訳ない気持ちで一杯になります。

看護師として活躍できる、親孝行ができる場があったはずなのに…。(親の介護)

両親は、大きな病気をすることもなく、旅行などにもよく行き(最近はあまり行ってないかな)今でもスポーツをしたり習い事をしたり、もちろん車の運転もできて元気です。

姉とは、小さい頃はよくケンカをしていましたが、大人になって普通(?)に仲の良い関係になりました。今では素敵な旦那さんと出会い、二人の子供に恵まれ、いろいろ苦労はあるようですが、私と違ってよくしゃべり、明るく社交的な性格で、幸せな生活を送っていると思います。


あー、いろいろ書いてたら泣けてきた…。

話もまとまらなくなってきたので終わりにします。(おぃ)


あ、最後に

まだまだ頑張りますよ!

↑昨日はたくさん書いていたようです。
保存になってるのを今きなこが発見シラー
UPしておきますね~おはぎさんグッド!



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