ホワイトチェストナットのお花のレメディ | アカシックレコードの世界

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The Knowing Way Japan (旧Gary Bonnel Japan)認定インストラクター&プロフェッショナルアカシックリーダー中島志保のつれづれ日記です。音楽家としても活動中です♪

インドのお祭り(ACworks)

 

ヒンドゥー教に『バガヴァッド・ギーター』という紀元前の聖典があります。サンスクリット語で、バガは光に覆われた者、ヴァンは知識を意味し、バガヴァンとは霊的指導者をあらわすことから、この聖典においてはクリシュナ神を指します。また、ギーターは賛歌を意味することから、バガヴァット・ギーターとは神への賛歌と訳されます。

 

バガヴァッド・ギーターには、バラタ族の王子であり戦士のアルジュナと、バガヴァッド神の化身であるクリシュナ神との間に織りなされる対話が700行からなる韻文詩として綴られています。これらは世界でもっとも深遠で美しい哲学詩といわれ、西洋の思想にも大きな影響を与えています。

 

この賛歌の中でもっとも有名なものは、これから殺し合いがなされる戦争の開戦に際し、敵の陣営にかつての友人や知人たちがいることで深く悩むアルジュナ王子に向かって、アルジュナの乗る二輪馬車の御者(馬車の前部に乗って馬を操り、馬車を走らせる人)に変身したクリシュナ神が説いた言葉です。その言葉とは、自分の心にある欲望や目の前の成功を願うのではなく、霊性をもった人としての本質的な務め、つまり神へのバクティ(信頼と愛)によって神と一体化することで現世の義務を果たすことも可能である、というものです。

 

古代の仏教やヒンズー教では、心と肉体の関係を馬車と騎手に例えていました。私たち人間は絶えず思考したり、喜怒哀楽の感情が湧き起こったりします。自分の外側にあらわれてしまうさまざまな思考や感情は、人体を馬車(戦車)に例えると、息を弾ませて疾走する馬のようなものです。馬がどんなに乱れても平常心でコントロールできるのは、自分の心や頭脳ではなく、自分自身に内在するハイヤーセルフであり、その象徴がクリシュナ神です。クリシュナ神は、神経質で暴れる馬を真の目的地まで導くことができます。

 

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ホワイトチェストナットが秘めている魂は、ハイヤーセルフの導き建設的な思考です。

 

 

●ホワイトチェストナットの性質がマイナスに現れたとき

エドワード・バッチは、ホワイトチェストナットのお花が必要とする状態について、「レコードの針が飛んで、同じところが繰り返されているような感じ」と表現しています。

 

ホワイトチェストナットのエネルギーがマイナスに現れている状態では、仕事や人間関係などで生じた問題にとらわれ、頭の中で考え事が止められなくなってしまいます。例えば、仕事でトラブルがあった日の夜、自宅に帰ってリラックスしようと思い、お風呂の湯舟に浸かっても、頭の中でトラブルのことを考え続けます。布団の中に入ってもまだ考えてしまい、眠るどころではありません。頭の回路のスイッチを切ることができず、同じような思考をグルグルと巡らせてしまいます。

 

興味深いことに、ホワイトチェストナットとクレマチスは正反対の働きを持ちます。クレマチスは現実から逃避するために思考や感情を思い浮かべますが、ホワイトチェストナットは現実に直面できないほどの苦痛を感じながら同じことを考え続けます。

 

このようなときは、高次の自己の導きに背を向けているようになります。その原因は、自分の人生において真に向かうべき高次の目標が設定されていないため、知性のエネルギーを持て余し、それらのエネルギーを魂の本来の計画に使うことができず、頭の中でぐるぐると巡られてしまっていることにあります。ですから、高次の目標を設定し、魂意識を受け入れることで、思考のエネルギーは自分の人生を着実なところへと進ませる建設的なものに使えるようになるのです。

 

 

●ホワイトチェストナットの性質がプラスに現れたとき

ホワイトチェストナットのフラワーレメディを飲むことにより、自分にそぐわない考えが浮かんできても、まるで急行列車のように自分を通り過ぎていきます。その考えに引きずられることはありません。頭の中が澄み切った湖のように鎮まれば、望む答えが直感で得られたり、問題の解決法が見えたりしてくるでしょう。

 

 

20220304

 

 

〈参考文献〉

メヒトヒルト・シェファー著「バッチの花療法」フレグランスジャーナル社

メヒトヒルト・シェファー著「魂の植物」フレグランスジャーナル社

 

 

 

 

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