コーチングセッションの中で、何人ものクラインアントさん(*ク)からこんな質問を受けきた。
ク 「人と話をするのがすごく苦手でどうしたら、どうしたらうまく話せるんですか?」
私 「例えば、どんな風に?」
ク 「私の話は面白くないと思うんです。
私と話をしても、きっと楽しくないと思うんですよね・・。」
私 「そーなんだー。例えば、どんな時?」
ク 「え?例えば・・ですか?
そうそう、数人で話をしていても、私が話をすると急に会話が止まってしまったりして。
もともと口下手なんですよ・・。
幼い頃から、人とどうやって話をしていいのか?何を言ったらいいか?わからなくって。」
私 「そーなんだー。その時、どんな気持ちになるの?」
ク 「自分はやっぱり人と話すのが苦手なんだなー。って落ち込むし、そんな自分にイライラするし、そんな自分を残念に思う。
どうにかしたいけど、どうにもならないのかな・・って感じかな。」
私 「あのさぁ~、今、ちゃんと話せてて、会話まで出来ていることに、気づいてる?」
ク 「えっ?あらっ!そういえばそうですね(笑)」
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「うまく話す」の「うまく」って、なんだろう?
その境界線はどの当たり?
基準はどこ?
ぼんやりなイメージにすぎない「苦手」に、支配されているかもしれない。
苦手だと感じているなら、そのままでもいい。
「自分はそう感じている。マル。」
そこで、その「苦手」という思考を終わらせられるとしたら・・ね。
「苦手」に支配されさえしなければ・・ね。
支配の意味を含んだ「苦手」ってやつはね・・
出そうとしている勇気や挑戦を、どんどんむしばんで、自分から自信を奪っていって、自分の可能性や希望、未来までにも、じわじわ影響を及ぼしていくんだ。
人とうまく話す方法の1番目は
自分を苦手の枠から出してあげることかもね。![]()