自分のスタジオについて、ですが、何となく自分流にしてしまってはいましたが、RADとワガノワメソッドと似たようなことをしていたなぁと思いました
私のスタジオの幼児クラスは、バーレッスンをほぼしません。ほぼ、というのは、両手バーで足を6番にしたり、ちょっとだけ開いた1番にしたり(無理のない範囲で)、5番にしてみたり(これもまだまだなんとなく)、ルルべしてみたり、ちょっとだけタンジュをしてみたり(6番から)そんなくらいしかしません。
主には、座っての動きや軽い柔軟、この柔軟は、DLSの愛さんには怒られてしまうと思いますが横に開脚したり、スプリッツみたいなことをしたり、ちょっと後ろに反ってみたり、ぐいぐい押すことはなく、痛くないところで止めるようにと声掛けしています。どちらかというと、柔軟性を高めるというより、先生の真似をして動く練習をしています。あと、音楽が流れたらお口をチャックする練習などです。
この柔軟のようなものは、ワガノワメソッドのバレエ学校では体操の時間になるようです。確かに、ロシアの先生に学んだとき、もっと早く留学すればもっと体が柔らかくなったのに、と言われました。この時間が、必要な柔軟性を養う時間なのだと思います。ただ、専門の先生のもと、というのが大事だな、とおもいました。
スキップや、歩いたり、RADの中にはちょっとグランジュッテっぽくジャンプするのもあると聞いて、とりいれてみようかなとか思ったりして
危なくないかはきちんと考慮します
詳しく書くと長くなるので以降は簡単にしますが、小学生からは必ず両手バーで新しい動きを習い、その動きだけをまずは練習させます。
そこは、ワガノワメソッドの教えを守っていると思います。
足も、まずは45度から横に上げるところから始め、前や後ろを習得し、パッセルティレを習得してからデブロッペに移ります(専門用語が多いですので、聞き流してもらって大丈夫です。子どもたちは、ルティレを習い、そこを通ることでデブロッペの動きが理解できると思っています)
そのあとも、基本は小学校5年生以上でしかトウシューズや大きいジャンプはさせません。
ここは、二つのメソッドとも離れてしまうなぁと悩むところです
10歳ごろに大きなジャンプを習わせてしまうからです。あとは、コンクールに出たい子はもっと早く習得させてしまいます
日本では、進級進学に合わせて習い事の見直しがあります。そうすると、やはりわかりやすくバレエに見えるのはトウシューズや大きいジャンプになってしまいます。あるていどのところでこれができないと、踊れるようになる実感が少ないのも事実です。
何をしていても踊ってはいるのですが、目で見て大勢の人がわかりやすい基準というのもあるので、教師としては難しいところですし、私自身小学6年生ではトウシューズでコンクールに出ていました
他のスタジオで、もっと華やかなテクニックで踊る生徒がいる一方、うちの生徒は基礎ばかり、それに思い悩むときもあります。
教授法を学べば、バレエ学校と日本教育の違いに悩み、SNSを見れば、たくさん飛んで回る生徒がいる。
どちらがより子どもたちに良いのか悩みます。
見よう見まねでそれなりの踊りができないのがクラシックバレエだと思っています。部活動でクラシックバレエがあまりないのも、設備などの問題もあると思いますが、結局経験者でなければ中学や高校の3年間ではそれほどたくさんのものが身につかないからではないかと思います。
ある程度の年数も必要な習い事ではあると思います。
けれど、無理せず、自分流の考えを持っていたから、私のスタジオでは大きな怪我をレッスン中にした生徒はいない、と思います捻挫は時々する子がいるので、全く怪我をしないとは言い切れませんが。
新しいことを学べば学ぶほど、いろんな悩みが出てきて、自分のふがいなさも感じ、悩み、生徒にだけは当たるまいとため込んだりもします。人間ですので、時々声を荒げて怒るときはありますが、そこはそのあと反省しています
そういうときに、講義の中でも愛さん含め3人とも教師同士のつながりが大事とおっしゃっていて、すごく共感しました
私も、このブログを通じて3人の先輩先生に出会い、時に悩みを、時に愚痴を聞いてもらい、なんとかスタジオ経営を頑張っています
シラバスの難しい話の中で、こういう横のつながりも大事だよっていう言葉が、息が詰まっている教師仲間に届くといいなあと思ってしまいました。
一昔前はスタジオ同士のつながりは、コネだった色々なものが裏にあったり、なかったり今は、そういう時代じゃないと思いたいです。
生徒自身、たくさんのスタジオを見て、自分に合うスタジオを見つけてくれれば一番だなぁと思います。
文章力もなく、ただただ思っていることをだらだらと書きましたが、なんとなくうちがそんなスタジオなんだな、っと思っていただければ幸いです
常日頃、生徒にはこんなようなこと言ってますけどね(笑)隠し事が苦手な先生なのです(笑)
全然講義の感想になっていないですが、最後まで読んでいただきありがとうございました
※最後に、色んな考え、メソッドの先生やスタジオがあります。私はそれを否定するつもりはなく、自分のスタジオには何を取り入れ、何を取り入れないのか、自分のスタジオはどういう風に生徒を育てたいのか、という思いがあるだけです。
なので、日本のバレエ、海外のバレエ、色んなメソッド、色んなシラバスを否定批判するつもりはありません。
また、これが素晴らしいと押し付けるつもりもありません。あくまでも、小さなスタジオの意見として楽しんでいただければ幸いです。