最近身近の者が、胃ガン、肺ガン・前立腺ガンの手術を
来月も胃ガンの手術をする者がいます。
千日回峰行者を二度満行した酒井雄哉大阿闍梨が
今年ガンで亡くなられました。
先月信州で読んだ本の一冊は、酒井大阿闍梨がガンの
闘病中にインタビューを受けてまとめられた
「この世に命を授かりもうして」でした。
酒井大阿闍梨は、周りの方々から病院へ行くことを勧め
来月も胃ガンの手術をする者がいます。
千日回峰行者を二度満行した酒井雄哉大阿闍梨が
今年ガンで亡くなられました。
先月信州で読んだ本の一冊は、酒井大阿闍梨がガンの
闘病中にインタビューを受けてまとめられた
「この世に命を授かりもうして」でした。
酒井大阿闍梨は、周りの方々から病院へ行くことを勧め
られていたのですが、
健康を過信して病院に行くのが遅れ、
与えられた命に不始末してしまつたことを仏様に申し訳な
健康を過信して病院に行くのが遅れ、
与えられた命に不始末してしまつたことを仏様に申し訳な
いと語っています。
生かされてることに感謝し、
与えられた命を不始末しないように、
生かされている命を大切にしたいと感じます。
健康に過信しないように、胃カメラを受けました。
幸いに、悪いところはないとのことでしたが、
毎年 検査をすることを勧められました。
この本の最初にまとめられ一文は、
わし、この本ができるころはもう生きておらんのやないかなあ?
坊さんのくせにな、
年がら年中、人には「感謝しなさい、感謝しなさい」と言うときながら、当の自分自身が、毎日当たり前に行動していることに感謝する気持ちがたりなかったんだな。
こんなになって初めて、
じぶんが人生を不始末にしていたことに気づいた。
感謝を忘れて、すべてが当たり前だなんて思っていると、
自分に反動が反ってくるんだよ。
今日もこうして生かしてもろてることをありがたいと思わんとな。
余命宣告ってあるやろう、医者の先生の。
わし、先生の言う余命をもう過ぎとるらしい。
だから、今日こうしておられるのも儲けもんだ。
こうして声が出せること、笑っておられること、ほんと儲けもんだと思うよ。
医学のことはようわからんけどなあ、
ガンがからだに棲みついちゃっているいるんだから、しょうがないよ、これ。
まあ、ガンじゃなくたって人間死ぬしな。
たまたまその道がガンだっただけ、
思っていたよりちょっと早くその時が来た、くらいなもんだよ。
「ガンさん、死ぬときは一緒に死にましょう」ということだな。
怖くはないよ。
九月上旬、長寿庵にて(9月23日に他界)