朝活と云えば聞こえは良いが、、荷物仕分けは心が折れる | 任意整理で借金1200万円返済。ブラックだけど、いつか住宅ローンを組む!!

任意整理で借金1200万円返済。ブラックだけど、いつか住宅ローンを組む!!

家族に内緒で年収と同じ位の借金1200万円を抱えた男が最近家族にカミングアウト。死ぬほど怒られましたが、今は家族全員で借金返済を目指してます。ブラック登録され、今はカードも作れませんが、いつか住宅ローンを組みたいと思ってます!!

年収と同じ借金1200万円を抱えて多重債務者となり、サンク総合法律事務所任意整理の手続きをお願いした私。

 

かろうじて家には置いていて貰ってはいるものの、月12万円をアルバイト(副業)で稼がないと家を追い出されてしまいます

 

年の割には体力に自信が有るので、とりあえず近所のネコさん系の運送会社の物流倉庫で荷物仕分けのバイトをすることにしました。

 

→借入返済のため副業(バイト)開始 ネコさんで早朝の荷物仕分けのバイトに応募

 

バイトの時間は朝4時半から7時半まで。

 

7時半に終わったらすぐ家に帰って20分間でシャワー浴びて着替えて整髪してご飯食べて家を出るという超強行軍

 

取り敢えず4時に起きる。

 

可愛い妻と娘と一緒に暮らすためとは言え、4時起きはやはり辛い、、、

 

着替えて顔洗ってとかしているうちに4時10分。

 

携帯が鳴る。

 

誰だ??こんな時間に?

 

ディスプレイを見るとネコさんの夜勤長からだった。

 

出ると「○○さん、もうすぐ時間ですけど大丈夫ですか?」

 

どうやら初日なのでご丁寧に電話を掛けてきてくれたらしい。

 

時間の感覚が狂ってるなぁ。

 

とりあえずすぐ行きますと言い、電話を切る。

 

貰ったネコさん色のシャツと軍手を引っさげ、すぐ近くの物流倉庫に向かう。

 

外は真っ暗。歩くこと5分。

 

こうこうと電気が付いて明るい物流倉庫に到着。

 

夜勤長に挨拶する。

 

夜勤長は見かけは怖そうだが、言葉遣いは丁寧。

 

挨拶もそこそこに、出退勤の端末に指紋登録をさせられる。

 

指紋認証だと本人以外出来ないので誤魔化せないからなのか。

 

逆に言えば、色々誤魔化してた人が居たんだろうな。

 

指紋登録が終わると、早速倉庫に連れていかれ、仕分けの仕事を命じられました

 

作業は超シンプル。

 

20メートル位のローラー(↓)の上にどんどん様々な大きさの荷物が流れてくる。

 

 

ローラーの周囲はアドレス毎に20箇所位に分かれて既に荷物がうず高く積まれている。

 

私はローラーに流れてきた荷物の荷札のアドレスを見ながら、20箇所にどんどん荷物を仕分けて行く係。

 

受けた注意は一つ。

 

ローラーには絶対乗らないで下さい。何人も怪我してます。

 

元々スキーとか平均台とかバランス系のものは大の苦手だったので、絶対に乗らないと思う。

 

夜勤長はスタスタと自分の持ち場に行ってしまった。

 

後は自分で何とかするしかない。

 

荷物は様々で、ビールだったり、水だったり、タイヤだったり、冷蔵庫(笑)だったりする

 

水が一番重い気がしたが、時々もっと重いものだったりする。鉄アレイとか。

 

20箇所をいきなり覚えられる訳ではないので、最初は夜勤長に貰ったA4のMAPが便り。

 

でもMAPを見ながらだとスピードが遅く、あっという間にローラーに荷物が溜まってしまう

 

溜まると怒られるが、誰も手伝ってくれない。というか他の皆も忙しすぎて手伝えない。

 

5時から7時までひっきりなしにトラックが到着するので、基本休む暇は無い。

 

でも基本単純作業なので、頭は別のことを考えている。

 

考えていることはただ一つ。

 

後悔

 

何で借金抱えたんだろう。

 

借金さえしなければ、まだ余裕で寝ているのに。

 

借金が600万円位だったら、あと数年早くカミングアウトしていれば、こんなバイトしなくて済んだのに。

 

体力は同世代では有る方だと思うのだが、2リットルのペットボトルが10本位入った段ボール箱はやはり重い。

 

体が悲鳴を上げる。

 

しかし、ローラーにはどんどん荷物が積み重なって行く

 

6時位になった頃、ショッキングな事実に気づいた。

 

私の仕分けバイトの時給は1150円。

 

このバイトに1万時間入っても、私の借金は全額返済出来ないのだ

 

1年全部入っても、年120万円なので10年掛かる計算。

 

何と云うことをしでかしたんだろう。

 

妻に、娘に、母に謝らなければ。

 

そんな事を考えつつも、1時間ほどフルに動いて、疲れてフラフラになるが、荷物は減らない。

 

10分ほど荷物が止まって片付けタイムとなり、周囲の仕事が早い人は休憩したりし始めた。

 

でも私の担当するローラーには荷物がいくつも残っており、休む暇は無い。

 

しかも誰も助けてくれない

 

あと10分でこの荷物を片付けなければ、更に苦しむことになる。

 

取り敢えず手当たり次第に荷物を置いて行くが、置き方が悪かったりするとダンボールが崩れて来る。

 

軽い荷物の上に重い荷物を載せると下の軽い荷物は潰れる。

 

当たり前のことだが、忙しすぎて適当に置きすぎると後で痛い目にあう

 

何か、私の人生みたいだな、とか思いながら段ボール箱の山をひたすら仕分けている。

 

そうこうしている間に、やっと7時を回った。荷物もそこそこ片付いて来た。

 

あと30分だ。

 

ここで予想外の事態が発生する。

 

7時で夜勤の人が何人か帰ってしまったのだ。

 

隣のローラーは夜勤の人だったので、誰も仕分けが居なくなる。

 

「じゃあ、○○さん、慣れてきただろうから隣のローラーも仕分けて下さい」

 

え?

 

これって一人一ローラーじゃないの?

 

いきなり捌く量が倍になり、ヘトヘトになりながら、30分間荷物を仕分けまくる。

 

とうとう7時半になった。

 

近くの社員の人に声を掛ける。

 

「お先に失礼します」

 

社員の人が云う。

 

「初日にしては結構捌けてましたよ。明日から2ローラー担当して下さい

 

初日にして心が折れました。