さて、サンク総合法律事務所に任意整理の手続きをお願いすることとなりました。
月12万円を余計に支払っていかなければならないので、それは非常にきついのですが、元々借入返済で月24万円を支払っていましたし、そのうち半分は金利でした。
でも任意整理の手続きを開始したので、金利はもう掛かりません。返済した分は全て元本返済に充当されます。
借入5〜6百万円を超え、返済額が月10万円を超えた辺りから、無限の底なし沼にはまって行く様でしたが、今はとりあえず一筋の光明が見えています。
妻はまだ完全には許してくれてはいませんが、とりあえず妻と娘と一緒に住まわせて貰ってます。
今回は、私の借入返済のための副業(バイト)探しについて書かせていただきます。
月12万円を家計から拠出するのは辛いので、バイトをして家計を傷めない様に、というのが妻の指示です。
タウンワークに登録をして、まずは会社を抜け出れそうな20時以降でオフィスワークを探してみましたが、だいたいが日中で、20時以降は殆ど有りません。
深夜のビル清掃の仕事が有りましたが、22時〜25時と深夜までなので、次の日の仕事に支障が出てしまいそう。
タウンワークばかり眺めて2日が過ぎたので、馬鹿らしくなって次は視点を変えて「早朝」で検索してみました。
結構出てきます。
多いのはコンビニ。
あとは8時勤務スタートとかを早朝と呼んでいるのですが、私は8時半には会社に居なければならないので、そもそも無理です。
唯一蒲田の方で5時〜8時というオフィスワークが有りましたが、蒲田に5時にいるためにはうちを3時半位に出なければならないので、こちらも断念しました。
結構一生懸命探してはいるのですが、妻からしてみるとただパソコンとにらめっこしている様にしか見えないらしく、時々冷たい視線を投げてきます。
早く見つけないとな
と焦りばかりが募ります。
早く見つけないと妻に本気度を疑われて結局別居になってしまうかも。。。
とか考えながら駅から家への帰り道を歩いていると、某動物系のマークの配送会社の物流倉庫が目に入りました。
普段から良く見慣れている物流倉庫なのですが、会社の行きも帰りも結構作業員らしき人が沢山働いています。
「ここだったら早朝勤務で雇ってくれるかな?」
と考えました。
配送の荷物を頼む事務所の前には「アルバイト募集中」の文字が。
よし、早速申し込もう!!
とコンビニで履歴書を購入し、家に帰宅します。
娘はもう寝ていたので、早速履歴書を記入し、妻に「ちょっと○○さんマークの配送会社にバイト応募して来る」と伝えて物流倉庫に行きました。
もう既に夜の9時。配送する荷物を持ち込む際の入り口から入り、
「アルバイトに応募したいんですけど。朝勤で」
と伝えました。
ちょっとお待ち下さい、という声が帰って来て、しばらくすると夜勤長という職位の方と面談していました。
夜勤長の○○さんは、
「すごくありがたいお話です。正直猫の手も借りたいんです。」
とすぐに合格通知を頂きました。
一応、
「今の会社にはバレないですよね。」
と聞いたのですが、
「我々は○○さんを一人のバイトとして扱います。今の会社に連絡することは当然無いですが、私の知らない所で今の会社に知るところとなってしまっても。私はお助け出来ませんし保証も出来ません。」
と言われました。当然ですよね。それでも、
「良く副業でやっている人が気にされるのが社会保険料なんです。週20時間以上働くか、月8万2千円以上給与が支給されると社会保険の対象になります。それでバレる人が結構いると聞いています。」
とアドバイスいただきました。
今のところ仕分けのバイトだけで月8万円以上稼ぐつもりも無いですし、週20時間も働きません。
じゃあ問題無いかな?とその場は引き下がりました。
夜勤長が続けて言いました。
「○○さんの会社って相当有名な会社ですよね」
「有名かどうかは判りませんが、規模は小さくはないですね。」
「相当お給料も良いんでしょうね、、、」
このコメントについては苦笑するだけでした。
自分の給料が低いとは思いませんが、「じゃあ何でここでアルバイトするんですか?」とか余計な質問につなげたくなかったのです。
でもこのご時世、借金を抱えてこういうバイトを強いられる人も少なくないのかもしれません。
次に入る曜日と時間帯の話になりました。
「ベースは朝5時から8時なんですけど」と夜勤長。
「8時上がりはスケジュール上無理なんですよね。7時半上がりにして貰えませんでしょうか」と私。
「良いですよ。」
「開始は5時じゃないとダメでしょうか?4時半開始とかでも良いですか?」
「それも大丈夫です。曜日は何時にしましょうか?」
「火水木でお願いします。」
「判りました」
この辺りは人が不足している職場のせいか、結構希望が通ります。
特に4時半〜7時半にしてもらったのは凄く助かります。
「じゃあ明後日の朝4時半に来て下さい」
と面談は終了になりました。
シャツと帽子と手袋をその場で支給され、
「安全靴は用意しておきますから」
と言われた瞬間に、あ、危険が伴う職場なんだな、と思いました。
帰りに倉庫の入り口まで夜勤長に送って貰う際に、
「○○さんはAmazonとかって利用されますか?」と聞かれ、
心の中で「Amazon転売の副業やってました」と思いつつ、
「良く利用します」と答えると、夜勤長が、
「Amazonとかのおかげで日本の物流は崩壊寸前です。世の中にはネット通販でとんでもない物買う人がいっぱい居るんですよ。冷蔵庫とか」
しばらく筋肉痛が続くだろうなと思った瞬間でした。