【西国巡礼】119 第二十三番札所 応頂山 勝尾寺 | バスと献血のたび

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大阪からバスを乗り継いで遠くまで行きたいです。
献血の記録も載せていきます。

路線バス(高速バスを含む)だけを使って夫婦で西国三十三所を巡礼しています。

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箕面の滝から山を登ったところにあるお寺。

727年、開成皇子の開基と伝わっています。現在の宗派は真言宗高野山派です。

 

善仲、善算という双子の僧が俗世をのがれ、この山で草庵を結んだのが始まりだそうです。そののち開成皇子が2人の僧に師事して弥勒寺を開きました。

平安初期、六代座主の行巡上人が清和天皇の病気平癒を祈ったところ効験があったことから、「勝王寺」の寺号を賜りました。のちに王を尾に変えて勝尾寺と改め今に至ります。

 

山門の正面には勅使門があります。普段この門は閉ざされていまして、開成皇子の命日にのみ開門されます。

 

こちらが山門です。扁額には山号が掲げられています。

山門をくぐって振り返ると、こちらの扁額には勝王寺とあります。尾でなく王と書かれていますね。

山門の先は広大な弁財天池。橋の下からは何故かスモークがモクモク。

"聖なるマイナスイオン"

だそうですが、そんなこと言われると何か怪しい(笑)。

 

弁財天池にはその名の通り弁財天の島があります。上の方に二階堂が見えます。二階堂は法然上人が4年間逗留したところ。上人はここで浄土真法の戒を授かり浄土宗を開いたと伝わっています。

 

ここは勝ち運の寺。勝負ごとにご利益があるとされ、試験・スポーツ・選挙など必勝祈願に訪れる人で賑わいます。源氏、足利氏など名だたる武将も勝利祈願をしたといいます。

必勝祈願の方は勝ちダルマを授かります。

 

こちらは祈願成就された方のダルマが奉納されているところ。運を分けてもらえそうなスポットですね。

 

では、本堂で本尊にお参りしましょう。

本尊は十一面千手観世音菩薩、本堂は豊臣秀頼による再建です。ピカピカにきれいなのは平成の世に修復されたからです。本尊は秘仏ではなく、縁日の毎月18日に開扉されます。

 
今日は珍しくおみくじを引きますよ!
こちらのおみくじはダルマ御籤と言いまして、ダルマさんのお尻におみくじが差し込まれています。

おみくじは小吉でした。

仕事で上手くいくか不安なことがあったのですが、約2か月たったいま振り返ると結果は確かに

方角:東北

利益:少なし

でした!(笑)

でも大きな事故がなかったのは良かったです。観音様に感謝!!

 

本堂の次は多宝塔へ

ここも修復されてピカピカです。

よく見ると干支の動物が彫られていて可愛いです。

上の写真は寅、卯、辰ですよ。
 
弁財天池前に戻ってきたらストーンサークルの広場をぐるぐる回っている人々をみつけました。
環を回ると心は一層穏やか晴れやかに力と知恵が授かれるそうです。
 

紅葉にはちょっと早い参拝となりましたが、色づき始めた山々を見ながらの御参りは楽しく、心は晴れやかになりました。

 

これで大阪府内の札所はコンプリートです。

せっかくここまで来たので滝を見てから帰ることにします。

 

(訪問日 2018/11/4)

 

【続く】


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