大阪から路線バスを乗り継ぎ、2015年9月に敦賀駅に達しました。
今回はその続き。敦賀駅から武生駅までのバス乗継旅、第三話です。
・大阪をスタートしたときの記事はこちら ⇒ [リンク]
・前回のお話(栄新町→元比田)はこちら ⇒ [リンク]
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
福井県南越前町の大谷バス停です。
立派な待合所があります。中で待たせていただきましょう。
ガーン!
「関係者立入禁止」
待合所だからバスを待つ人は関係者ですよね。使わせてもらいますけど何か使いにくそうに感じます(笑)
ここから南越前町の住民利用バスに乗って役場まで行きます。
1日4便運行されていて土日祝と年末年始は運休です。
役場で乗り換える予定の福井鉄道バス王子保河野海岸線に関する案内が掲示されています。南越前町の町民は安く利用できるようですね。
ゴミ出しの案内も掲示されています。
魚の肝は書いてありますが魚の骨はどうしたらいいんでしょうか?(笑)
赤い旗が置いてあります。使い方がよく分かりません。これを出しておかないとバスが来ないのかも。でも、出しておいて別の意味だったら迷惑になるし…
ということで、バス停の外で海を見ながらバスを待ちます。
2018年5月16日(水)
大谷 15:36
↓ 南越前町住民利用バス 河野地区線
↓ 糠長島行き 100円
河野総合事務所前 15:45
車両はトヨタのハイエース。住民利用バスの表示はありません。運転士さんが私に気づかず目の前を通過しても、私は通過に100%気づかないと思います。
(上の写真は下車後に撮影)
下車バス停の南側に河野総合事務所があります。昔の河野村役場の庁舎ですね。
↓こういうのはそのまま残してあるようです。
役場駐車場から見る海は最高です。大谷から役場までの移動中に聞いた話だと、この庁舎で働いている職員さんはたった6人なんだそうです。南越前町になったときに旧南条町に役場が集約されてガラガラになったということです。休みや出張の人が多いと2人の日もあるそうです。
庁舎の上の階は眺めがよさそうなので、神戸市役所や香川県庁みたいに一般開放してほしいですね。町議会を年1回くらい河野か今庄でやってみるのも話題作りにいいかもしれませんよ。
ここでの見どころは北前船主の館「右近家」です。
北前船主で日本海五大船主のひとりと言われた右近権左衛門の邸宅です。一般公開されているのですが、今日はあいにくの定休日。
離れはスペイン風の洋館で、国の登録有形文化財となっています。
北前船主の館と並んで「中村家」「中村家の分家」「刀禰家」が昔の建物のまま住居として使われていて、前の通りを散策することができます。上の写真は刀禰家の長屋門。立派ですね。それ以上に感心したのは綺麗なお花が出迎えてくれたことです。
「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間〜北前船寄港地・船主集落〜」は文化庁の日本遺産に指定されていまして、申請した11自治体の中に南越前町も含まれています。
刀禰家長屋門前では景観に配慮したコンビニが開店準備中。
オープン前なのに気づかず駐車場に入っていくクルマを数台見ましたよ。
右近家の正面には北前船を模したモニュメントがあります。
ちなみに右近家は廻船の衰退期に海運から海上保険に軸足を変え、日本海上保険を設立しています。現在の損保ジャパン日本興亜の前身のひとつです。
次に乗るバスまで時間があるので河野歴史資料館も見学します。
資料館は建物の1階にあります。
2階の図書館にも展示があることを帰宅後に知りました。ショック!
原発に近いところらしく、こんなものもあります。
長屋門の前もそうでしたが、あちこちにお花が植えられていて、きれいにしてあるのが嬉しいです。
ここからバスで武生に向かいます。
--------------------
【各テーマの目次はこちら】
--------------------
広告:京都駅前 ウリ韓国語教室
少人数、会話中心で上達を!