【バス乗継旅】敦賀駅前から武生駅前まで 2 | バスと献血のたび

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大阪からバスを乗り継いで遠くまで行きたいです。
献血の記録も載せていきます。

大阪から路線バスを乗り継ぎ、2015年9月に敦賀駅に達しました。

今回はその続き。敦賀駅から武生駅までのバス乗継旅、第二話です。

・大阪をスタートしたときの記事はこちら ⇒ [リンク]  

・前回のお話(敦賀駅→神楽町)はこちら ⇒ [リンク]

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敦賀市の栄新町バス停です。

金ケ崎緑地の「人道の港 敦賀ムゼウム」から約500メートル歩いてバス停に到着。

 

2018年5月16日(水)

栄新町 13:47

↓ 敦賀市コミュニティバス 東浦線 

↓ 元比田行き 200円

元比田 14:10~16

 

この路線は1日10往復の便があります。そのうち2往復が予約便でして、発車の1時間前までに電話予約しないと運行されません。これから乗る便がその予約便です。

時刻表を見ると、元比田(もとひだ)の到着予定時刻に6分間もの幅をもたせてあります。これは、予約があれば途中の鞠山と田結も経由することがあり、その分だけ運行に時間を要するからなんです。

 

私が栄新町バス停に到着するのとほぼ同時にジャンボタクシーが停車し、自動ドアが開きました。これがコミュニティバスのようです。予約した人しか乗らないので私が乗車したらすぐ出発。時刻表より4分早いです。

 

 

先客は2名。高校生とおばちゃんです。

 

運転士さん「どちらまでですか?」

しげたか「終点まで乗ります」

運転士さん「終点?」

おば「元比田やんな!」
しげたか「そうです。元比田までです」


なかなかフレンドリーなおばちゃんです。
 

国道8号を北上し、新港口で敦賀バイパスと合流。ここを左に行くと苫小牧行きフェリーの乗り場があります。そういえば私が初めて北海道に行ったのはちょうど30年前のこと。敦賀からのフェリーは小樽まで二晩かかりました。

 

赤崎からは左手に敦賀湾が見えます。

断崖にへばりついたような道なので覆道区間もあります。

 

おばちゃんと運転士さんは知り合いのようで、二人のおしゃべりが続きます。

高校生は阿曽で下車。

 

バス路線は本来、杉津から国道を逸れて旧国道を走るはずなのですが、乗り降りする客がいないため国道8号を経由して大比田まで行きます。

利用客が降りるバス停を聞き、臨機応変にコースを変えるところは香港の赤いミニバス(紅巴)のようです。もっとも、紅巴は需給バランスで運賃が決まるのに対し敦賀市コミュニティバスは200円均一となっています。

 

大比田でおばちゃん下車。

そしてバスは終点の元比田に着きました。

終点の元比田には予定より3~9分早く14時7分に到着。

 

折り返しの便に乗る人はいません。

 

バス停付近はバスの転回場になっています。

 

ここでしばらく運転士さんと談笑。この前の日には写真を撮りに来た人を元比田まで乗せたのだとか。

ここから大谷まで歩くと伝えると運転士さんは驚き、

「それならこの道しかないですよ」
と、バス停前の道を北上することを勧めてくださいます。地図で見るとバス停前の道(県道204号)はクルマが通らなくて歩きやすそうです。
 
「バスの写真を撮りたい」
とお願いしたところ
「こういうのを貼って走らせることになってるんですけど、貼って撮りますか?」
といってトランクスペースを開け
"敦賀市コミュニティバス"
と書かれたマグネットステッカーを見せてくれました。

 

これを2人で貼って写真をパチリ(笑)

 

よく見るとこの車両、扉にタクシーの運賃が表示されています。

敦賀海陸のウェブサイトにタクシー事業のページがあるので見てみてください。このバス路線の車両の写真がジャンボタクシーとして載っていますよ(笑)

 
運転士さんを見送ります。

そのままで敦賀駅へ向かうと思ったら、マグネットステッカーをはがして走っていきました。使う気ないんでしょうね(笑)

 

 

TV番組のルイルイ御一行もここに来たことがあります。その回のマドンナはマルシアでした。御一行はここから集落内を東へ歩き、国道8号を歩きで北上しています。しかし国道8号には歩道が無く、トラックがビュンビュン走るトンネルを通り抜けたりするのは危険だと判断し、ロケ車で移動していました。

 

 

わたしは県道か海岸線の越前・河野しおかぜラインを通って南越前町河野の大谷という集落まで歩きます。バス停前の県道を北上するとすぐに通行止めの看板が見えます。この道は昔の国道8号。廃道になっているとは考えにくいです。

近くで畑仕事をしている人に聞くと、もうちょっと先までは車でも行けるが、その先は通行止めにしてあるとのこと。そこから先は誰も行っていないので様子がよく分からないのだそうです。

 

通行止めの道を行くのは良くありません。越前・河野しおかぜラインを歩くことにします。

草ボウボウの道を海岸線まで降ります。

越前河野しおかぜラインです。この道はかつて河野海岸有料道路という名前の道でした。名前の通り有料で、通行量は890円もしたそうです。

歩道はありませんが交通量が少なく、危険は感じられません。ジョギングの人もいます。

大谷まで4キロあまり、海を見ながら歩きます。

 

大丈夫と思っていたら落石箇所を発見!

 

約800メートル進んで南越前町(旧河野村)に入ります。

こんな険しい峠なのに峠の北側(嶺北)と南側(嶺南)が同じ越前国だというのが意外です。

 

この覆道はロックジェットっていうのでしょうか?

それともロックシェッド?

 

トンネルも1か所だけあります。

歩道があるので安心。

 

トンネルを出たら大谷の集落が見えました。集落の上に国道8号が通ってるのが見えますね。

 

今歩いている区間の上の方にも県道のガードレールが見えます。

 

大谷まであと少しです。

ところで高波ってどうやって注意したらいいのでしょうか?

 

 

 

大谷に到着。約30分遅れの時計に歓迎されます(笑)

尾道みたいに坂にへばりついた集落。

この上には椿の群落があり、天然記念物に指定されています。
自然に生えているものではなく、地盤を強くするために植えられたものだそうです。

 

バス停がありました!

海を見ながらバスを待ちます。

 

【続く】

 

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