最近読んで面白かった本。

最近といっても年末年始だけれど。

 

川添 愛 著「世にもあいまいなことばの秘密」


世にもあいまいなことばの秘密 (ちくまプリマー新書 442) https://amzn.asia/d/dXafic8


 

帯に書かれた「この先生きのこるには」に釣られて衝動買いしてしまった。

「この先生、きのこるには」って、「きのこる」って何?と思ったら、「この先、生きのこるには」だった。

 

同じような話は、ちょうどこの本を読んでいた正月明けにもありましてね。

「中丸雄一さん、元日テレアナと結婚」というネットニュースの見出しを見た時、「中丸さんが元日にアナウンサーと結婚したんだぁ〜」と思いました。

あながち間違ってはないのだけれど、以前日本テレビで勤務していたアナウンサーがお相手という話。

 

あと、旅行中に見かけるのは「日帰り入浴はやっていません」

日帰り入浴は営業していないのか?

日帰り入浴は流行っていないのか?

 

他の例では、「冷房上げてください」「大丈夫です」

この手の文章は、どっちやねん?という話がある。

 

似たような話は以前実際に金時山登山であってね。

 

 

山小屋のおばさん「山菜うどんにきのこを入れますか?」

登山客「結構です」

山小屋のおばさん「入れなくていいですか?」

登山客「大丈夫です」

山小屋のおばさん「じゃぁ〜、きのこ抜きですね」

登山客「入れてください」

 

ありがち、ありがち

 

知り合いのレオナくんがよく言うパターンは

「昨夜、鍋を食べたんだよ」

ほんとに鍋を食べたんだな!

肉とか野菜とかじゃなくて鍋なんだな!

それって、土鍋?鉄鍋?

歯が折れなかった?

 

そんなわけあるかい!

 

「広い家ですね」

「奥さんが働いてくれたおかげです」

奥さん、大工なの?(笑)

 

他にも...

 

「花子は太郎と次郎の結婚式に出席しました」

花子は、太郎と誰か、次郎と誰かの結婚式に2回出席したのか?

太郎と一緒に次郎の結婚式に出席したのか?

太郎と次郎が結婚したのか?

 

「元気になっていた男の子」

以前に気になっていた男の子?

病気から回復した男の子?

あそこが元気に...(下ネタやな)

 

複数の意味にとれる「あいまいな言葉」の例はキリがない。

 

おじいさんは死んでいません。

レストランは潰れてなかった。

お菓子を食べてしまった。

ここではきものをぬいでください。

傘はいる?

ほしいものリスト(欲しいもの、干し芋の?)

ししゃもフライ(死者もフライ?)

適当にやっといて。

 

いやぁ〜、日本語って難しいね。

 

日本語の曲は、歌詞を聴いているだけじゃよくわからないものも結構あるよね。

 

浜田省吾さん「丘の上の愛」

♪ 愛が買えるなら 

帰るなら、返るなら、飼えるなら…

 

同じく、浜田省吾さん「初夏の頃」

♪ 行ってしまうよ 行ってしまうよ

言ってしまうよ 言ってしまうよ

逝ってしまうよ 逝ってしまうよ

 

椎名林檎さん「りんごのうた」

♪ 私の名前をお尻になりたいのでしょう

 

椎名林檎さん 「NIPPON」

♪ 列島臭い息でアッパレ

 

Vaundyさん「CHAINSAW BLOOD」

♪ 平和目論むクマのパンティです 

 

BONNIE PINKさん「A Perfect Sky」

♪ 君の胸で稚内、君のために稚内、ミキプルプルエエ、アーアー、ミキプルプルエエ、アーアー

 

てか、この手の話も以前にブログに書いていたな。

 

 

「おっぱいもみたい」

「私の家来ちゃいますか?」

「ぼくとうみにいこう!」

 

最近笑ったのが、コレ。

 

「俺の便が出ない」

 

飛行機か糞かどっちやねん?

 

ずっと前からブログに似たような話を書いていたので、先に本を書くべきだった(笑)

 

ま、著者の川添さんはどこを直せば良いのか添削しているので、そこは笑いのネタにしているだけのシゲルとの差だな。

 

いやぁ〜、プロは凄い!

 

いさなみすやお💤