ちょうど10年前の東日本大震災の際、台湾の皆様から物心ともに大きな支援をいただいたことは、日本国民は忘れていません。
その台湾で現在、コロナ対応とデジタル政策を、世界最先端で走っている、「オードリー・タン大臣」のオンライン講演会が昨日国会内で行われました。
企画してくださった立憲民主党・科学技術イノベーション議員連盟の役員の皆さんありがとうございました。
オードリー・タン大臣は、われわれ日本の国会議員からの質疑に、気さくに丁寧に答えてくださいました。
印象に残った言葉をいくつか。
・デジタルデバイドは、高齢者が使いやすいように考えれば解消できる。
・教育デジタル化により、手を挙げない生徒も質問を書き込み、先生は質問の多い項目から順に答えていける。
・デジタルを通じた直接民主主義が、間接民主主義を補う。権力集中でなく、分散化・多元化が特徴。国境も超える。
・政府が国民を信頼し、デジタルで発信し、反応すれば、国民も政府を信頼する。
・デジタルの苦手な上司のような、自分と異なる立場に立ち、彼らからどう見えているか理解し、彼らと価値観を共有することが大事。
広い世界を俯瞰し、現状にとらわれず、ユーモアと明るさをもって、気負わずに仕事をしている印象に、大変刺激を受けました。