遠距離介護のオレ17
【町田の家族】父 87歳 要介護3母 83歳 要介護2兄 58歳没【神戸の家族】オレ 54歳妻息子 高校生施設見学ソナエルの担当の方と橋本駅で待ち合わせして、施設を見学する事になった。【一軒目】古いアパートを改築した施設だった。階段しか無いアパートの二階に通され、寄せ集めの様な机と椅子に腰掛けた。バリアフリーと言う言葉のない時代の建物なので、段差や作りの古さを感じた。ユニットバスのお風呂も、浴槽には跨ぐ必要があるため、椅子に座りシャワーをかけるだけらしい。これでかなり安いのかと言うと月額は12万円を超える。すべて個室で少数の老人に、スタッフが2名。特にマニュアルなどは無く、ここで働く人の努力で成り立っている感じがした。完全な個室なので、自室で静かに一人でいたいと考える人には向いていると思う。【二件目】本命の施設だった。住居型有料老人ホーム。クリニック併設でとても綺麗な施設だった。100人以上の老人が暮らしており、スタッフが複数人で組織だって動いている様に見える。それでいて安い。老人の人数が多いこと、指定の介護施設、クリニックを利用することが必須となる。価格設定は、そう言った介護費、医療費が込みで設計されている様子である。住居は個室と多床室があり、作りは病院に近い。1階で食事をとり、レクリエーションをして部屋に帰る。介護費用のからみもあり、レクリエーションは必須であり、そう言った事に不安が無ければ良いのではないかと思う。一軒目との大きな違いはほとんど1人になれる時間が無い事である。個室、相部屋は選べない。個室は多分、もうすぐ旅立つの人の為だと思う。【三件目】最後は、介護付き有料老人ホームだった。費用や通院に付き添いが必要など、条件外の内容であったが、住宅型有料老人ホームとの違いを見てもらうためにとのことだった。広くて綺麗な個室。印象的だったのは、救急車の話だった。職員が気づくのが遅れた場合などを含め、直ぐに救急対応ができない場合があるとのことだった。オレも両親も延命治療を望んでいないので充分過ぎる介護の様に感じた。施設を見ているうちに自分が入る所を探している感覚でいた。あと20年くらいでオレもそうなる。その時、選択肢を持てるか持てないかは現在の貯えにかかっている。そう思っていた。つづく