エロスを女の日常に
映画は
どちらかというと
寺島しのぶ演じる
瀬戸内寂聴(映画では寂光)に
重心アリ
対して
原作は
二人の女性に
代わりばんこに語らせながらも
著者、井上荒野の
母親の
心の呟きで括られている。
長年
実父の相手であった
瀬戸内寂聴とも繋がって
向き合い
親交を深めた
著者
この小説では
嘘が多く
それでも
父親との関係を維持し続け
結局
最期まで
父親とは
正面から
向き合おうとしていなかった(?)
母親のことを
フラットな鋭い視線で
見つめながらも
そのすべてが
父親への想いに根ざしていたことに
集約❤️
瀬戸内寂聴が
「渇愛」と呼ぶ
男女間の
どうにもならない
あれやこれやを
これでもかこれでもかと
描きながらも
これは間違いなく
著者の
お母さんへの人生讃歌❤️
誰にも何も言わせない
追悼の書
一人の男性を愛し抜いた
母親への
敬愛と鎮魂の書に
他ならないように
思えた。
恋を得たことのない人は
不幸である。
それにもまして、
恋を失ったことのないひとは
もっと不幸である。
多く傷つくことは、
多く愛した証である。
繰り返しいおう。
人は
死ぬために生まれ、
別れるために出逢い、
憎みあうために愛し合う。
それでも
この世は生きるに価値あり、
出逢いは
神秘で美しく、
愛は
かけがえのない
唯一の真実であることに
まちがいはないようだ。
多く愛し、
多く傷ついた魂にこそ
浄福を。
#ひとりでも生きられる
#瀬戸内寂聴
❤️ここだけの呟き
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