テクノロジー犯罪被害の世間の人々への理解を促進してくれる、人工知能、神経科学分野での技術発表である。
シドニー大学の心を読む人工知能の話は、人間の脳に対して、非侵襲(インプラントなし)で行った結果で、MRIとは関係のない方法で行っているので、思考盗聴被害への理解を促す技術発表だと言える。
しかし、テクノロジー犯罪被害の実態では、心を文字化する精度がこの発表よりも、全然高く、かつ遠距離移動しても被害は止まらないので、遠隔からレーダーや衛星を介して行われているのを十分考慮して、思考盗聴被害を説明すれば、以前より難易度はかなり下がり、多くの理解が得られるだろう。
量子科学技術研究開発機構の話は、映像送信被害の説明に繋がる。脳で思い浮かべた(当然、視覚で見たものも含む)イメージを取得され、送信される被害に対する科学的な根拠となりうる技術発表と言える。この場合も、遠隔からではないので、その点は注意が必要だが、私たちが長年訴える被害の科学的な根拠となり、加害組織の研究開発能力が如何に高いかを改めて思い知らされる。
徐々に、テクノロジー犯罪被害の実態と社会が認識するための「常識」のギャップは狭まりつつあり、私たちの訴える被害もリアリティーの強い証言となって来るだろう。