ストレングスファインダーの活かし方 その２ 資質の４つのグループ分け
ストレングスファインダーの活かし方 その３ 資質の組み合わせ
ストレングスファインダーの活かし方 その４ 資質のぶつかり
ストレングスファインダーの活かし方 その５ できないことを受け入れる
ストレングスファインダーの活かし方 その６ 上位資質で補う
ストレングスファインダーの活かし方 その７ 自己理解と他者理解
ストレングスファインダーの活かし方 その８ パートナーとの関係性を改善する
ストレングスファインダーの活かし方 その９ チームビルディング１
ストレングスファインダーの活かし方 その１０ チームビルディング２
ストレングスファインダーの活かし方 その１１ チームビルディング３
ストレングスファインダーの活かし方 その１２ 資質を通した会話
ストレングスファインダーの活かし方 その１３ 資質を生きる
ストレングスファインダーの活かし方 その１４ 学ぶことと愛すること
ストレングスファインダーの活かし方 その１５ 客観視
の続きです。
ストレングスファインダーの資質は、自分が自然とあたり前にやれてしまうことを教えてくれます。
それは、ある意味自分の得意とするやり方だったりもします。
「戦略性」であれば、「もしこれがこうなったら…」を繰り返し考えることで、目指すべき成果をどう手に入れるかを考えることができます。
「目標志向」であれば、ターゲット、ゴールを明確にしそこから遡って、定めたターゲットに到達するための計画を立て、着々と前に進むことができます。
「社交性」であれば、初めて会った人でも、ずっと以前から友だちであったかのように接して、相手に自分に対する好感を抱かせることができます。
「調和性」であれば、対立する両者の間に立ち、両者の意見の合意点、着地点を見出し対立を解消するように調整することができます。
どんな風に思考するのか、どう成果を出していくのか、どう影響していくのか、どう関係性を築いていくのか、それぞれの資質により方向性は異なるけれど、その資質なりのうまくいく方法があります。
そして、これを仕事に当てはめれば、自分の持つ資質ゆえの“適職”なるものが存在するのではないか？と思いたくなります。
ストレングスファインダーで適職はわかるのか？
イエスかノーか？
どちらか一つを選べと言われれば、私はノーを選択します。
確かに、自分の持つ資質ゆえに自然体で能力を発揮しやすい職業、職種というのはあるかもしれません。
例えば、「個別化」ｘ「成長促進」を持つ人が学校の先生だとしたら、一人ひとりの特徴を的確に捉え、子どもたちの成長を共に喜び見守る良い先生だと言われているでしょう。
では、この逆が言えるのかどうか？
つまり、「成長促進」を持っていないと良い先生にはなれないのか？
答えはもちろん“否”ですよね。
ストレングスファインダーは、“何が”できるのかを教えてくれるのではなく、何をやるにしても“どうやれば”うまくいくのかを教えてくれるツールなのです。
例えば、「学習欲」や「収集心」を持つ先生であれば、常に最新の学習、指導方法を学んだり、情報を集めながら子どもたちの指導に活かしているでしょう。
「コミュニケーション」を持つ先生であれば、何を教えるにしても上手な例えを用いながら子どもたちにとってわかり易く伝えているでしょう。
繰り返しますが、大切なのは何ができるかを考えるのではなく、どうやればうまくいくかを考えることです。
何をやるかの部分は、できる、できないではなく、やりたい、やりたくないで考えれば良いことだと思います。
やりたいことができたら、その次にそのやりたいことをどううまく自分の資質を使ってやっていくのかを考えれば良いのです。
ストレングスファインダーの資質から、自分にはこれが向いている、これは向いていないと考えるのは、自分の可能性を狭めてしまう考え方です。
ストレングスファインダーはむしろ、自分の可能性を広げるためにあります。
それまでうまくいっていなかったのは、自分なりのうまくいくやり方ではなく、自分とは違う他人を真似ようとしているからなのかもしれません。
何をやるにしても、きっと自分なりのうまくいくやり方がきっとある。
理想論かもしれないけれど、そういう前提でストレングスファインダーを使って欲しいと思っています。
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