ストレングスファインダーの活かし方 その1 資質の二面性
ストレングスファインダーの活かし方 その2 資質の4つのグループ分け
ストレングスファインダーの活かし方 その3 資質の組み合わせ
ストレングスファインダーの活かし方 その4 資質のぶつかり
ストレングスファインダーの活かし方 その5 できないことを受け入れる
ストレングスファインダーの活かし方 その6 上位資質で補う
の続きです。
ストレングスファインダーで、自分のことを知るということは、他人と自分はどう違うのかを見ていくということでもあります。
その結果何が起こるかと言えば、その裏返しでより他者理解が進むということです。
もっと正確に言えば、他者が自分とはどう違うのかに興味、関心が向くということです。
先日、ストレングス・ラボ主催のストレングス基礎コースを福岡で開催しました。
この講座では、34個の資質一つひとつについて参加者の方のエピソードに基づき、その特徴的な傾向性を明らかにしていきます。
つまり参加者の皆さんは、自分自身を理解することのみでは飽き足らず、まさに他者理解を進めようとしているわけです。
この他者理解が進むとどうなるかと言えば、まずは確実にイライラが減ります。
例えば、私の場合は「調和性」が高いので、自分自身は場を乱さないということに最大限の配慮をします。
会議、打ち合わせの場でも議論が紛糾したらできるだけ穏便にその場を納めたくなります。
だから、本当は言いたいことがあっても黙っていることが多々あります。
以前は、ある意味“人としての常識”としてそれが当たり前だし、皆がそうすべきと思い込んでいました。
でも、そういう場で別の資質を持っている人は場の雰囲気などお構いなしに自分の意見をぶつける人もいます。
例えば「指令性」を上位に持っている人は、「調和性」上位の人とは違って対立することを恐れません。
なので、それが今必要だと思えば、例えその結果その場が紛糾しようが自分の意見をぶつけることを厭いません。
以前の私であればそういう場面に出くわしたとき、心の中で舌打ちしながら(ここでも「調和性」なので表にそういう態度を表しません(笑))、「何でここでそんなこと言うかなぁ。こっちは我慢してんのに!!(-_-#)」と思っていました。
自己理解、他者理解を進めていくと、自分のあたり前が世の中のあたり前ではないことに気づけます。
むしろ、自分のあたり前は世の中にとっては少数派。
それがわかれば、自分のあたり前と照らして他人が違う言動をとっても、それまでほどイライラすることはなくなります。
もちろん、全くイライラしなくなる訳ではないので、そこを自分に許しておくのも大事ですね。
いずれにしても、自己理解を進めれば進めるほど自分とは違う他人を知りたくなる、つまり他者理解が進みます。
そして、他者理解が進めば進むほど、そこからまた自分のことが知りたくなります。
そんな良い意味でのスパイラルが周りとの人間関係をより良いものにしていきます。
※TOP5の結果を既に持っていて、6番目以降を見たい場合は、こちらを参照してください。
※ストレングスファインダーは、以下書籍に付属するアクセスコードを使用して診断を受けることができます。
診断方法は、こちら。