遊びを作る | ストレングスファインダーで強みを活かす ストレングスコーチちしきのブログ

ストレングスファインダーで強みを活かす ストレングスコーチちしきのブログ

ストレングスファインダーのプロとして、ひとりの人間として、日々感じることを書いています。

こんにちは。


ストレングスコーチのちしきです。


ストレングスファインダーを組織で活用したいというニーズも増えているようで、様々な企業、団体からお話しを頂くようになりました。


ストレングスファインダーをチーム、組織で活用する意味は、より効果的な協業をすることにあります。


そのためには、お互いの強みを活かし合う方が良いことは誰でもわかると思います。


でも、実際には理想的な形でお互いを活かし合うということは難しいのだと思います。


それどころか、むしろお互いの強みをお互いが消し合うことすらあるのかもしれません。


それは、多くの場合お互いの思考パターンを理解していないことに起因します。


場合によっては、相手の大切にしているものは、自分のそれの対極にある場合もあります。


それをお互いに尊重し合い、補い合うことを意識すれば最高の組み合わせになるわけですが、お互いがお互いを理解していなければ、ただぶつかって、すれちがってお互いのエネルギーをロスしてしまいます。


こうならないためには、客観的で一般化された概念でお互いの違いを表現してあげることが大事です。


そうすれば、お互いがニュートラルにその違いを受け入れることができます。


ただ単に自分と相手の違いを見ていくと、あくまで自分というものを基準として違いを見ていくことになります。


そこには、無意識の正しさという基準が入り込む余地があります。


つまり、ついつい無意識に自分が正しくて、相手は間違っているという認識になりがちなのです。


これ自体は致し方無いことです。


だって、そう思っていないと自分らしくいることすらできなくなりますから。


それでも、自分が絶対的に正しいとの思い込みは、やはりどこかで無理が出てきます。


ストレングスファインダーが教えてくれる資質には、それぞれに良し悪しはまったくありません。


ひたすらに、”ただ違う”ということを言います。


いいも悪いもなくただ違うのだから、そこをどうのこうの言ってもナンセンスなのです。


違うなりに、どううまくやっていくか。


そこにしか解はないわけです。


こんなふうに受け取れさえすれば、あとは各自がそれぞれに工夫するようになるでしょう。


相手が得意なことは、相手にお任せする。


相手が苦手なことは、自分が手を貸す。


自分の価値観にない行為も、ただ受け入れて許す。


もちろん、うまくいくときもあれば、そうでないときもある。


それすら許容することが、チームとして、組織としてうまくいくコツだと思います。


言わば、組織の中に遊びを作る感覚でしょうか。


ガツンガツンぶつかり合って自然に丸くなるのを待つ手もあるのかもしれませんが(笑)、やはり時間の無駄ですよね。


チーム、組織にストレングスファインダーを導入してロスなく効率的に成果を出していくお手伝いをどんどんやっていきたいと思います。


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