こんにちは。
ストレングスコーチのちしきです。
お互いの強みを知って活かし合うのが、チームとしての理想的な協業のあり方です。
でも、ひょっとしたら、この活かし方を勘違いしているケースもあるのかもしれません。
活かすというのは、あくまでその強みを使っている人が”喜んで”それをやっているという条件が必要です。
自ら能動的に自分の強みを出しきって何かをやれているときは、その人は文字通り活き活きとしていると思うし、幸せなんだと思います。
でも、もし周りから自分が望みもしないのに自分の強みを差し出すことを強要されていたとしたらどうでしょう?
たしかにそれが自分の得意なことであったとしても、さもそれがあたり前かのごとく要求されたとしたら気持ちよく自分の強みを差し出せるでしょうか?
「あなたの強みはこれだから…」と、自分の希望も聞いてもらえず勝手に役割を押しつけられたとしたら…。
「◯◯さん、これ得意だよね。やっといて!」
なんて、こちらの都合も聞かずに言われたら…。
強みを活かし合い、弱みを補い合うということは、ある意味パズルを組み合わせていくようなことではあります。
それでも、人は理屈通りに機械的に動くものではありません。
そこに感情が伴って初めて自発的に、積極的に動きます。
自分の強みを活かすことが自分自身の、そして周りの喜びにつながると思えたときに存分に自分の強みを発揮しようと思えるのではないでしょうか。
そして、やっぱりそこには対話が必要なのだと思います。
「あなたの強みを貸して欲しい。」
「喜んで!」
こんな会話が交わせるようになるといいですよね。
要は関係性なんですよね。
「これやっといて!」
の一言でも、そこに十分な関係性があれば、
「いいよ!」
の一言で終わるでしょう。
でも、相手が一方的に都合よく自分の強みを使おうとしていることが感じ取れたら、何となくモヤモヤしたものが残りますよね。
自分の強みを知っていて、同じように弱みがあることも受け入れていて、そんな自分を尊重している。
そして、そんな人は自分とは違うからこそ他者を尊重でき、相手の強みを躊躇なく借りることができるとともに、自分の強みも必要なときは喜んで差し出す。
そういう人同士の会話は、きっと心地よいものになりますよね。
自戒を込めて。
急に寒くなりましたね。
年末に向けて風邪などひかぬようご自愛ください!(^_-)
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