横浜市立大学と子宮頸がんワクチン その2 | 不可能をかのうにする かのう重雄 オフィシャルブログ「一つ、ひとつを重ねて」 Powered by Ameba

横浜市立大学と子宮頸がんワクチン その2

横浜市立大学と子宮頸がんワクチン その2


平成23年7月8日、安全安心都市特別委員会で、横浜市立大学放射線科の井上登美夫教授は、委員からの質問に対して、給食の食材は安全で不安になっている市民には精神的ケアが必要だと答弁。


結局、給食食材の福島産の牛肉は汚染されていて、市民の不安が正しかったのだが。


また、教授の講演内容を丁寧に検証することは、今後さらに重要である。何故なら、井上登美夫教授が、この6月に横浜市立大学医学部長に就任したからだ。


その時の一部のやりとりを紹介しよう。

◆(小幡委員) この3月からですけれども、市民から各議員宛てにもメールが入って、給食の食材は大丈夫かという話です。横浜市は全庁的にいろいろな対応をしている。この対応に対する評価はどのように受けとめますか。安全か、これで大丈夫か。



◎(井上教授) まず、健康に対する影響については、当初から申し上げておりますけれども、私たちの観点からは問題ないですが、食品安全上のいろいろな考え方から、市民の方がそれだけ不安がるといことは事実でありますので、おはかりになって、その結果大丈夫であるということをお示しすることは、言い方が良くないかもしれませんが、いたし方ないし、データをお示しする必要性というのは、不安を与えないようにして差し上げるという観点で必要ではないかと思います。ただ、お示ししただけではだめで、それが問題ないということを丁寧にお伝えすることが必要だろうと思います。



◆(小幡委員) 先ほど精神的なケアが必要とおっしゃいましたけれども、具体的にはどんなことですか。



◎(井上教授) 要するに大丈夫ですよということを言うしかないのですが、放射線が怖い、被曝して受けてしまったということに対する不安、ストレスに対してのケアをするということの重要性はあるだろうと考えております。ですから、不安に思っていることに対してお答えするという意味になります。 れに対して薬が必要になるかどうかは、精神科の先生の御判断だと思います。

http://www.yokohama-cu.ac.jp/med/med_c/aisatu.html

http://giji.city.yokohama.lg.jp/kensaku/cgi-bin/WWWframeNittei.exe?USR=kanyoks&PWD=&A=frameNittei&XM=000100000000000&L=1&S=15&Y=%95%bd%90%ac23%94%4e&B=-1&T=0&T0=70&O=1&P1=&P2=%90%c4%93%a1%90%4c%88%ea+&P3=&P=1&K=393&N=3272&W1=&W2=&W3=&W4=&DU=1&WDT=1



さて、今月27日、子宮頸がんワクチン接種後の健康被害を訴える1522歳の女性63人が国と製薬会社に損害賠償を求め、東京、大阪、名古屋、福岡で一斉提訴した。


その事実はテレビ、新聞各社、各地方新聞と日本中に報道された。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160727/k10010610841000.html

http://www.asahi.com/articles/ASJ7F266DJ7FUBQU002.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160727-OYT1T50090.html


提訴先の製薬会社はグラクソ・スミスクライン社MSDの2社。横浜市も過去にグラクソ・スミスクライン社と連携していた経緯がある。

http://ameblo.jp/shigeo-kanou/entry-12156641120.html



その2社から、2年間にわたり7000万円以上の資金提供を受けていたのが子宮頸がん征圧をめざす専門家会議という任意団体である。最近は役員メンバーを永らく公表しなくなった。検索しても工事中とある。

http://www.cczeropro.jp/

http://www.cczeropro.jp/aboutus/member.html


そのホームページを検索すると目にはいるのは、「横浜・神奈川子宮頸がん予防プロジェクト」と「横浜・神奈川子宮頸がん予防プロジェクトサポーターズ」。

http://kanagawacc.jp/


そのプロジェクトの中心的存在が、提訴された2社などの製薬会社との利益相反を今もなお問われている横浜市立大学医学部の宮城悦子医師。


弁護士、医師、薬剤師からなる民間の医薬品監視機関から、公開質問状等で利益相反の公開を求められているが応じる姿勢はないようだ。また、子宮頸がんワクチン征圧をめざす専門家会議の役員でもある。

http://www.yakugai.gr.jp/

http://shueisha-int.co.jp/vaccine/vaccine05.html



最近では、第16回日本抗加齢医学会総会での宮城悦子医師の発表から、ほぼ間違いなく年間500万円以上だという記載もインターネット上で見られるようになってきている。

http://ameblo.jp/valuebasedmedicine/entry-12169775012.html



さらに、子宮頸がんワクチン被害者連絡会・神奈川支部の方のブログには、第68回日本産婦人科学会での宮城悦子医師による教育講演の問題点が継続して紹介されている。

http://ameblo.jp/karasawa-hotaka/entry-12154930153.html

http://ameblo.jp/karasawa-hotaka/entry-12155334649.html

http://ameblo.jp/karasawa-hotaka/entry-12156238211.html



また、子宮頸がんワクチン推進派の方々と連携した精力的な活動もワクチン接種勧奨中止後、今もこの横浜市内で熱心に行っている。

https://www.nsbrain.jp/common/data/cancer130826.pdf

http://www.scj.go.jp/ja/int/kaisai/pdf/160528.pdf



宮城悦子医師は、HPVワクチンの有効性と安全性の評価のための大規模疫学研究の研究分担者に加わり、新潟大学医学部産婦人科との共同研究にも参加している。

http://obs-niigata.jp/patient/joint_research/



横浜市立大学は、より一層誠意をもって一教員の利益相反を正確に公開すべく工夫をしてもらいたい。


その正確な内容を見ないことには、我々議員を含め多くの市民が活動の是非を判断できないだろうに。そして、その事実は今となっては、多くの国民の関心ごとになっている。