厚生労働省結核感染症課と子宮頸がんワクチン | 不可能をかのうにする かのう重雄 オフィシャルブログ「一つ、ひとつを重ねて」 Powered by Ameba

厚生労働省結核感染症課と子宮頸がんワクチン

厚生労働省結核感染症課と子宮頸がんワクチン


2014226日、東京で子宮頸がんワクチンに関する意見交換会が開催されている。その時の発表者は、元東海大学医学部教授の堺春美医師、そして、ミルフォード病院病理医のシン・ハン・リー医師らであった。

以前私のブログで、堺春美医師の意見は掲載させて頂いた経緯がある。

http://ameblo.jp/shigeo-kanou/entry-11976087596.html



この意見交換会の担当局として、厚生労働省結核感染症課の難波江課長補佐の名前が明記してある。日本のエボラ対策においても、担当者としてその名前が明記されている。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000038484.html

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000038471.pdf

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000066099.html



あれから2年ほど経過した2016年1月14日、厚労省の意見交換会の発表者の一人であるシン・ハン・リー医師が、WHO事務局長マーガレット・チャンGACVS(ワクチンの安全性に関する諮問委員会)の役員、CDC(疾病管理予防センター)、厚生労働省などに公開質問状を送付した。


この公開質問状の中で、シン・ハン・リー医師は、2014年2月26日の東京における公開ヒアリングの前、その間およびその後に、上記に記される送付先のメンバーらが、HPVワクチンの安全性に関する日本の専門家会議を故意に誤った方向に誘導する計画に積極的に関わった可能性があることを明らかにした。

http://sanevax.org/wp-content/uploads/2016/01/Allegations-of-Scientific-Misconduct-by-GACVS.pdf



さらに資料として、難波江功二という日本語名が明記してあるメールのやりとりが幾つか公開されていて、日時も誰宛てかも明確にわかる。


その他、ワクチンの安全性に関する諮問委員会(GACVS)の委員長ロバート・プレス氏、CDC のメリンダ・ワートン氏、ニュージーランド・オークランド大学のヘレン・ペトウシス‐ハリス氏らとの電子メールのやりとりのようだ。

http://sanevax.org/hpv-vaccine-safety-an-illusion-maintained-by-suppression-of-science/



記事の内容の日本語版もある。少し解りずらいが。

http://sanevax.org/wp-content/uploads/2016/01/Japanese-HPV-Vaccine-Safety-Illusion-01.2016-1.pdf



質問状によれば、HPV ワクチンの安全性に関して日本の専門家会議でアドバイスする責任を負うWHO 職員および政府職員(日本)らが、2014年2月26日の東京における公開ヒアリングの前に、HPVワクチンが他のワクチンと比較して、特に注射部位において腫瘍壊死因子(TNF)などのサイトカインを増加させるという科学的エビデンスを専門家の1人が提示したことを知っていた。


そのことを上記電子メールのやりとりで確認した上で、にもかかわらず、公開ヒアリングにおいて、この情報は隠蔽されたと主張している


最後にリー医師は、「私の質問状において名指しされた人々、およびHPVワクチンを継続するために安全性に関する妥当な懸念を盲目的に否定する人々は、彼らの言動を釈明する義務がある。科学的エビデンスを意図的に無視することに対して弁解の余地はない。公衆衛生の利益を犠牲にして、世界のワクチン政策立案者を誤った認識に導くことに対して弁解の余地はない。そのような公衆の信頼を露骨に侵害することに対して弁解の余地はない。」と結んでいるとあった。


厚生労働省の難波江功二医師は、ゆるぎのない証拠のメールを公開されたわけだが、この公開質問状に対して回答するのだろうか? 以前は日本人だからこそ、いい仕事ができると語っておられたようだが・・・。

http://www.unforum.org/unstaff/97.html



公開質問状といえば、日本の医学会長が所属する子宮頸がん征圧をめざす専門家会議も利益相反問題に対する質問にも回答を出していない。

日本の未来の医療を見据える上でも、今後の経過を見守りたいと思う。