町職員の通勤利用に路線バスを利用することで赤字補てん解消を!!~町長答弁~ | 浜野しげきオフィシャルブログ「伊根の舟屋|しげきのある町づくり!浜野しげきのブログ」Powered by Ameba

浜野しげきオフィシャルブログ「伊根の舟屋|しげきのある町づくり!浜野しげきのブログ」Powered by Ameba

京都府伊根町議員 3期目(現在:第14代 議長)。みずほ保育園/朝妻保育所・朝妻小・伊根中/宮津高校/伊根町役場/(株)油屋・NPO法人いー伊根っと/を経て現職

こんばんは。濱野茂樹 ですふなやん


平成25年第1回定例会において、通算6回目の一般質問に登壇させていただきました。

今回は「公共交通の利用について」質問し、次のとおり町長答弁がありましたので、全文を掲載させていただきます。

↓↓↓ 質問全文はこちら ↓↓↓

http://ameblo.jp/shige-king/entry-11496367028.html
Ine Meister Blog(伊根町マイスターのブログ)-伊根
1点目の平成24年10月からスタートの200・400円バスの利用状況です。

10月から1月までのデータ集計となりますが、導入前1ヵ月の一般利用者数の平均は780人から851人で1.1倍、4ヵ月で見ますと3,120人が3,405人で1.1倍となっています。
高校生は1ヵ月平均で2,280人が2,867人で1.26倍となっており、生徒の一部がバスに転換したものと考えております。

4ヵ月で見ますと9,120人が11,470人の1.3倍となっております。
4ヵ月のトータルとして、12,240人が14,875人で1.2倍の結果となっておりまして、2月以降も増加しているとお聞きしています。
4ヵ月間の利用については、与謝の海病院下車までが6%増、宮津駅下車が4%増となっています。

宮津駅下車がバスの低料化に伴って、KTRの利用促進にも繋がっているものと推察されます。
本町の現制度では、利用者は町内住民に限定されていますので、まだ伸びるものとは推察されますが、1市2町全体で200円バスを行った場合の収益の起点である1.6~2.0倍というふうな当町だけのこの制度だけでは伸びるという予測できないと思われます。


2点目の京丹後市と同様の200円バスへの移行への考えですが、本町としては実施したいと考えているところですし、現実に平成23年から2市2町の広域行政会議の中でその方向で協議を重ねております。

しかし、一挙に1市2町全域での200円実施は、国・京都府の理解がえられない状況でございます。
京都府からは、まず、国道を走行する蒲入線、伊根線などをモデルとして1市2町合意の上、200円、400円バスからスタートしてはどうか、そのためには1市2町が十分協議を重ね合意形成を経て、進めて行くことが、今、重要なことであることの指導をいただいております。
現実に1市2町で協議をいたしまして、本当でしたら昨年の10月1日からは1市2町での200円、400円バスを実施する予定でありましたけれども、それは京都府の指導にありますように、伊根・蒲入線から宮津線その間でやってくださいねと。

ですから与謝野町については一部しか入らない。

このことについて、与謝野町が難色を示されまして、与謝野町全域に入ればやるけれども、なかなか協議が整いませんでした。

それによって1市2町での200円・400円バスが去年の10月からは実施ができなかったわけであります。

そうでありますので、当町は単独で行った訳であります。
またですね、当町が単独でやって持ち出すお金が結構ありますね。

そのお金につきましても我々単費で出すのは大変つらいものがあります。

そうでありますので過疎債のソフト債が始まりましたので、それを有効に活用させていただいて、当町単独での200円・400円バスをさせていただいている状況でございます。
また、近い将来に京丹後市同様に200円統一運賃での運行に拡大してはどうかまで言及されておりませんが、本町の思いはオール200円を最終目標といたしたく考えております。

この問題は本町だけではできませんので1市2町との協議を引き続き進めて行く所存でございます。
現状としましては、宮津・与謝管内では、伊根町を除く両市町が調整中の段階で本年10月1日に200円・400円バスの運行を踏み切る方向で進めている状況でございます。
いずれにしても、安くした料金分を国・府・市町が何千万円単位で負担しなければいけないので、取りあえず200円・400円バスを何とか1市2町内でスタートさせ、利用者増員の実績を作ることが肝要です。
その実績次第で、200円統一運賃化は近いうちに可能となることもあり、不可となる可能性もあるかと考えております。

単なる利用者料金減額のための公金投入は認められないというのが、国や府の方針であります。


3点目のバス路線の補助金の増額ですが、人口減少や車社会に対応した高速道路の整備などKTR利用と同様に利用者も減少しており、このことに伴い補助額も増加いたしますが、地元町民の欠くべからざる交通手段であり、観光に資するものも大きなものがあります。

応分の負担はやむを得ないものと考えます。
ちなみに、平成19年、20年頃は740~750万円だったものが、平成21年には425万円まで激減した。

計算式の変更によるのだが、それが、平成24年にはまたぞろ683万円まで膨らんできたが、まだかつてよりは少ない状態です。補助金増加の要因は利用者の減少のみではないようでございます。

しかしながら、わが町で唯一といっていいほどの交通手段でありますので、今後も補助していく考えに変わりはございません。


4点目のKTRの支援でございます。経営は大変厳しいところですが、本町にとっても唯一の鉄道でありますし、京都府北部の観光にも重要な存在と考える。

当町に駅舎はないがマイ・レールウエイとして認知しており、路線バス同様に応分の負担は必要と思う。

KTRの企業努力は勿論ですが、支援については協調補助として今後も支援して行きたいと考えています。
ヨーロッパの例をとりますともっともっとすごい赤字のところがありますね。

しかしながらそれも地元の皆さんがマイ・レールウエイだとちゃんと認識をして、かまへんということで大きな補填をしながら維持しているところもございます。

ここはひとつ覚悟の問題であろうかなと思います。
新たに岡西副知事も観光振興を軸としたKTR対策のため就任されたところで、今後、増収、増益に大きな期待をいたしており、本町としても引き続き、京都府をはじめ沿線市町とともに支援をいたしたく考えております。
しかしながら、8億を超える赤字であります。

これがうまくいかずに9憶10億と膨らむようであれば、廃線やむなしの声も上がってくるのではないかと懸念をするところでございます。

以上でございます。


【再質問の町長答弁】

この前も戦略会議で考えるということでございまして、色々と案が出ております。

現実に京都へ出張する際は、一人で行くときは車じゃなくしてKTRを利用しましょうと。

私も出来るだけKTRで行くように心がけております。

又、バス路線につきましては、現状では当町が単独で補填をするわけですからちょっと関係ないですね。


みなさんのご意見お待ちしております。



い~伊根っ