平成24年第1回定例議会 一般質問 | 浜野しげきオフィシャルブログ「伊根の舟屋|しげきのある町づくり!浜野しげきのブログ」Powered by Ameba

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京都府伊根町議員 3期目(現在:第14代 議長)。みずほ保育園/朝妻保育所・朝妻小・伊根中/宮津高校/伊根町役場/(株)油屋・NPO法人いー伊根っと/を経て現職

伊根町議会議員の濱野茂樹 です。


平成24年第1回定例議会の一般質問を行いました。

一般質問の内容を掲載します。
Ine Meister Blog(伊根町マイスターのブログ)-舟屋
町民の皆様、執行部の皆様、濱野茂樹です。よろしくお願いいたします。

通告に従い一般質問を行いますが、少しだけ私の所見を申し上げてから質問をしたいと思います。


昨年は、東日本大震災やそれに伴う福島原発事故が発生するなど、未曾有の国難に見舞われました。

世界では、欧州発の経済危機が起こり、日本の経済活動にも底冷えをもたらす要因になる時代です。
同時に人口減少社会に突入した日本は「量的拡大の時代」から、「質的充実の時代」に転換することで、経済成長を見出していかざるを得ない状況にあります。


これまでのように、農地も工業団地も年々拡大することが当たり前だった時代はもはや終わろうとしており、資本主義システムの限界を迎える中、どの国も次の社会モデルを模索する混沌とした時を生きています。


物質的だけではなく、精神的にも質の高い生活をすることができるかどうか、日本が「優雅なる衰退」に向かって、歩むことができるかどうかは、人口減少期初期の今この時にかかっていると考えています。


これからは、国も地方も財政危機との戦いであり、現在ある生活のインフラをどう維持していくかが主題になってきます。

このような時に最初の当初予算の採決の時期を迎え、これからの10年後20年後の伊根町を見通した際に、「今やらなければならないことはいったい何か?いま私たちだからこそ、できることは何か?」この問いに答えてゆく義務が町政に関わる者には、あると私は思います。


このことを踏まえ、通告に従い、観光等振興対策について、有償ボランティア制度の構築について、提言を交えながら、順次質問をいたしますので、先輩議員におかれましては、しばらくの間、ご清聴いただけますよう宜しくお願いいたします。

まず、観光等振興対策についてでございます。
国内でも他に類を見ないオンリーワンの情景である伊根浦舟屋群など今ある資源を十分に活かし、磨けあげることによって、住民や訪れた人が他の人に紹介したくなる、自慢したくなるような、みんなに誇れる心のふるさとである伊根を目指すため、伊根浦観光振興ビジョンが策定されました。

この中には「景観まちづくり」の行動計画も示されています。

日本で最も美しい村の町なみに調和しないポスター・看板等について、集合掲示場所の設置や掲載基準が必要であると考えます。

現条例の元、厳しい掲載基準の設置等はできないとは思いますが、町長は景観との調和対策についてどう考えているかご所見をお伺いいたします。



電気自動車が少しずつ普及してきました。

京都府では平成24年度に京都府中丹、丹後地域において、地球にやさしい「京都ECO観光」としたEV・PHV物語を実施されます。

京都府の北部観光には、走行に際してCO2排出量が少なく環境にやさしいEVレンタカーを利用して、自然いっぱいの中丹地方及び丹後地方を巡ってみませんかというイベントでございます。

しかしながら、この丹後広域振興局管内には公営の電気自動車用充電スタンドが少なく、宮津与謝地域には宮津市立体育館のみに設置されているだけでございます。

京都市の方が伊根町までお越しの際には、フル充電でも往復することは現在の電気自動車では困難で、途中、充電をしないと止まってしまうのが、現在の状況です。
日本で最も美しい村だからこそ、環境に優しい電気自動車の利用・普及に努めるべきだと思います。

また、充電に急速充電器でも30分程度の時間を要することを考えると観光滞在時間等にも一定の効果があると考えます。

財団を含めた団体で地方公共団体向けの補助制度もあるようですので、町内に電気自動車用充電スタンドを設置する考えはないかお伺いいたします。



京都市には年間約5000万人、お隣の宮津市には年間約260万人の観光客が訪れています。

両市を訪れる観光客に対し伊根町へ誘致・広報する手段として、新たな交通アクセス、従来の道路に限らない海・空を含めた交通アクセス並びに直通バス等の開設が必要ではないでしょうか?

また、現在は、伊根浦観光振興ビジョンにもございますように、情報発信が極めて重要な時代でございます。

伊根町ファンを増やし、観光客目線での伊根町に対する観光ガイドをしていただけるような伊根町PR隊のような観光ガイド員、すなわちマップや観光パンフレットを置いていただける商店や飲食店を京都市内等に設置する考えはないかお伺いいたします。



伊根町地産地消推進方針が策定され1年が経過したが、学校給食、うみゃーもん祭以外の本事業の実施状況が全く見えてきません。まったく活動がなされていないとは思いませんが、本方針の検証状況、今後の対策をどう考えているかお伺いいたします。



重要伝統的建造物群保存地区内の家屋の修景事業が行われていますが、町民意識、観光客意識の高揚、文化教育の観点からも、事業実施済家屋に啓発プレート等を設置するなどの施策も必要ではないかと考えます。

文化財保護の観点からはこのような考えは個人のプライバシーもあり難しく、全国的にこのような啓発プレートを設置した例はないとは思います。

しかしながら、本事業は公金を使用しております。我々も含め、住民でさえも、どの建物が修景されたのか、わからないのが現状です。

公金を使用しておりますので何かわかるような、事業実施済家屋に啓発プレート等を設置するなどの施策も必要ではないかと考えますが、ご所見をお伺いいたします。



続きまして、有償ボランティア制度の構築についてご質問いたします。
現役を退いた世代の方々、元気なシルバーの皆さんに地域巡回や道路の維持管理、子育て支援等に、町職員とともに「まちづくり」に参加してもらう有償ボランティア制度を構築する考えはないかお伺いいたします。
この制度はボランティアということで自給400円、一日5時間で2000円の商品券を発行する有償ボランティア制度を構築してはどうかというものでございます。

決して高い給料ではなく、あくまでボランティアの水準であり、多くの人にパートナーシップの気持ちで、町職員とともに「まちづくり」に参加してもらうというものです。

ご所見をお伺いいたします。


一般質問に対する行政サイドの所見内容は後日アップします。



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