世界はどこでも同じ、という気付き(8) | 滋賀トーストマスターズ

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  Lyon Toastmaster unlimited クラブの会場はこの建物の中でした。

lyon
Lyonトーストマスターズに参加したのは、Lyonでお客さんに会う前でした。

ヨーロッパはどこでもそうかもしれませんが、地下鉄とトラムが走っていて、市内での交通の便はいいように思いました(少なくともストライキがないときは)。

Bremenの時と同じで、会場の建物の前に行ってみると、ドアが閉まっていて中に入れません。

今度は、たまたま出入りしている人がいたので、それに乗じて中に入ることはできました。

建物の中の一室が、ミーティングの会場。

中に入ってみると、黒人系の、パンチのありそうな女性が出迎えてくれました。彼女が会長さんです。

メンバーが集まってきて、自己紹介などをしました。

ちょうどその時は、カナダから旅行でLyonに来ていて、韓国系の男性が、もう一人のゲストでした。

何人かに紹介してもらいながら、最後のいかにもフランス人という女性のときに、いきなり頬っぺたを付けてこられました。
こっちは、目が点。向こうは、にんやり。
東洋系の中年男性がよくするリアクションなんでしょうかね。

そんなこんなでミーティングは開始されました。

ホワイトボードには、日本のクラブでも、いろいろメッセージが書いてありますが、その日は、人の名前が何人か書いてありました。
7人くらい。でも上から2番目のところが空白。

何、何? と思っていると、

これから選挙をするらしいのです。

そう、6月下旬に訪問したその時期は、来年のオフィサーを決める日で、
選挙で決めるんだけど、上から2番目のVPE(教育担当副会長)だけが決まっていなかったのでした。

VPEが最後に残るのは、まさに日本にクラブと一緒です。

誰がいい、いや、誰だ、と、やり取りがあったのち、一人の名前が書かれ、その後、挙手で選挙が行われました。

世界のトーストマスターズでは、この時期、どこでも同じように選挙が行われているのだと、改めて認識した時でした。

選挙の後、通常の例会が始まります。

私はTable Topicsで当てられましたが、同じゲストの韓国系カナダ人にかなうわけもなく、彼がその人のBest TableTopic Speakerでした。

Coffee Breakのときに、さっきの黒人系の女性のことを別の人から聞いたところ、彼女はパリのクラブにも属しているとのこと。
そこで彼女と話をすると、どうも日本人で、すごくスピーチが上手い人がパリにいるらしい。
彼は、このLyonのクラブにも来てくれたことがあるとのこと。

そして、彼のことをMarkと呼んでいました。

Mark、どこかで聞いたような。

それって、Mr.〇〇?と聞いたところ、「多分、そんな名前だった」という返事。

やっぱり! それにしても、こんなフランスのクラブで、その名前を耳にするとは。。。

世界はどこでも同じ、というか、世界は狭いなと感じた瞬間でした。

その日のミーティングを楽しませてもらい、さよならを言って、その場を後にしようとしました。

最初に頬っぺたを合わせた女性とも目があったのですが、丁寧にNo, Thank youを表情で表現して、なんとかその建物を後にすることができました。

ヨーロッパでの2つ目のToastmastersクラブ。

充実感とともに、緊張の糸がほどけたように、体に軽い脱力感と、疲労感を感じ始めていたのでした。