ハンドファースト1 | オレンジシガカントリークラブ

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滋賀県甲賀市信楽町から発信していきます。
よろしくお願い致します。

ツアー82勝(歴代1位)のタイガーウッズ!

 

 

ツアー64勝(歴代4位)のベンホーガン!

 

 

活躍した年代差は50年近くありますが、時代が変われど同じハンドファーストであります。

 

ハンドファーストとは、両手がボールの前にある構えであり、インパクト時も左手がボールの前にあることであります。その反対はハンドレイトであり、手よりクラブが前となり力が伝わらずボールも曲がりやすいと言われています。この技術はボールを力強くヒットできる打ち方として多くのプレーヤーが取り入れています。

 

 

さて、この技術の習得はたいへん難しいと言われています。

雑誌やユーチューブなどでプロや優秀なコーチが説明し推奨ていますが、皆さん上手くいかないと言われる方が多いんですよね。その理由として考えられるのは、いまから40年前にゲーリーワイレン博士の説明によるゴルフ理論が正しいものとされています。もちろん現在も多くのアカデミーが採用、日本でもミズノゴルフスクールなどが採用していますし、スイング理論もレビットレッドベターのコーチングで両腕とクラブが作る角度とローテーションが主流で、世界中のプレーヤーがこれを取り入れていました。

しかし最近では、ボールの飛ぶ法則が40年前に言われていたことと少し違いが起きているのです。それはボールとクラブの進化によるものであり、ゲーリーワイレン氏やレッドベターのスイング論が間違っていたということではなく、ボールと道具が進化して変化したと考えるのが正解であると思われます。昔の理論と今の理論が混在していると思われますし、飛ぶと曲がるは紙一重なのでしっかりした理論でゴルフに取り組んでいただきたいですね。レッドベターも現在は新しい理論を推奨しています。

 

 

 

ではボールが飛ぶ法則にどういう変化が起きたのか?

ボールの反発とクラブの反発に違いが起きていると単純にお考えいただいていいのです。

ボールが糸巻きではなく、よく弾く!

クラブがパーシモンからチタンヘッドになり、よく弾く!

昔のボールは柔らかでボールとクラブが密着する時間があったのですが、現在の弾くボールや反発係数の高いクラブにおいてインパクトの瞬間だけが最優先となり、まっすぐ当たれば単純にまっすぐ飛ぶということなのであります。

 

 

 

スイング論においても、前腕のローテーションでクラブもローテーションするという考えから、クラブの開閉をしながらハンドファーストにヒットするという理論的にも不可能に近い技術でありましたが、現在はボディローテ―ションを巧みに使いクラブフェイスをまっすぐに通過させるという技術に進化しています。

現在のプロゴルファーは体もしっかり鍛えていて、ヘッドを無理に走らせようとしなくても十分なスピードが出ますし、飛ばすより曲がらないことを優先しているので、よりハンドファーストでの長いゾーンを作る考えが強くなっています。飛ばすだけならヘッドを走らすことを優先したほうがよいのですが、ボールコントロールをしてスコアを作ることと、飛距離を求めるドラコン選手の打ち方は違うということもご理解くださいませ。こういう打ち方のほうがヘッドが走るよという言葉だけにはお気を付けくださいね。

 

 

 

ハンドファーストを語るに、グリップやアドレスのことなどもしっかり説明しなければなりませんが、お話が長くなるのでこのあたりで終わります。また下の動画は手首の使い方などハンドファースト技術に関してごく一部ですが簡単に説明していますのでよかったら見てくださいね。

 

理解できれば、簡単に身につくかもしれませんよ。