マネキン?? | しがない測量屋の 【望遠鏡の向こう側】

しがない測量屋の 【望遠鏡の向こう側】

不動産を測り、便宜を図り、酔うと悪事を謀ります(^^ゞ



境界確認をお願いしたいので、隣接所有者宅へケツアゴと一緒に挨拶に行きました。


そのうちの1件はスゲーでかい敷地の持ち主でした。

母屋と附属建物数棟が敷地に建っている。


門を入り、母屋を探していたら、倉庫らしき建物内からコッチを見ている老人がいました。

御年80歳くらいのおじいちゃん・・


「すいませーん!」


とボクは言いました。



しかし、老人は完全無視でコッチを凝視している(^^;



「あのおじいちゃん耳が遠いんじゃないですか?」


とケツアゴが言ったので、


「確かにそうかもなぁ~」


と言いながら、2人で老人にギリギリ近づいて、


「すいません。田中次郎様(仮名)はいらっしゃいますでしょうか?」


と比較的大きな声で言ってみました。


すると、


「・・・・・」


またまた無視するご老人・・



しかも、目線はボクをしっかり捉えている。



なんか・・・ 怖え~ (^^;



もう一度、おじいちゃんに向かって大声で


「すいませ~ん・・」


と言ったところで



「誰だ!!」


と後ろから声がしました。



ビックリして振り返ると、

御年60歳くらいの、

農家の方っぽい格好をした初老の男性が立っていました。



「すいません。田中次郎さんですか?」


「そうだ!何の用だ!」


「実は測量で・・」


「測量屋さん?」



となり、うまく地主さんに挨拶できました。







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しかし、気になったのは、さっきのおじいちゃん。


大変失礼かとは思ったのですが、思い切って地主さんの次郎さんに聞いてみました。



シンビン

「あの~ 倉庫に居たあのおじいちゃんが全然動かなかったんですけど・・」


次郎

「あ~ぁ、ジイさんはこの近辺ではマネキンで有名だ」


シンビン

「マネキン??」


次郎

「全然動かないだろ? 電池が切れちゃったんじゃねーか?ハハハハハ・・・」



う、笑うに笑えない(^^;



次郎さんの意表をついた冗談にケツアゴが



「ア~ハハハハハハァ~」


と高笑い(^^;



次郎

「昔はものすごい働き者だったんだよね。その反動で停止しちゃったんじゃねーか?」


っていうのがどうやら理由だそう。

でも、イマイチしっくりこない・・


まぁ、鳥の「ハシビロコウ」的なことなのかもしれない(^^;



あの目でジッと見つめられると・・ちょっと怖いなァ・・


マネキン以上の仕事が出来そうだけど(^^;