慰謝料金額を決定するための考慮要素?(2)(慰謝料請求・財産分与・離婚、浮気・不倫) | 弁護士が無料で教えるweb法律相談所~あなたの法律顧問~

弁護士が無料で教えるweb法律相談所~あなたの法律顧問~

東京・銀座の弁護士ama-cと申します。

弁護士に無料相談しようと思ったら当ブログをお読み下さい。
債務整理、過払金請求、交通事故、相続・遺言、労務、未払残業代請求、企業法務などを専門的に取り上げています。

東京・銀座の弁護士による無料法律相談実施中

秘密厳守いたしますので安心してご相談下さい

→→→ご相談はこちらから


前回からの続きです。


自分自身の落ち度

夫が浮気(不倫)をしたことについて自分自身に直接の落ち度があるケースはほとんどありません。しかし、夫に冷たく接し続けたため、夫が浮気(不倫)に走ったと主張された場合、慰謝料の金額は減額される傾向にあります。

もちろん、このような反論は感情的に納得のいくものではなく、いくら夫に冷たく接したからといって、そのことを浮気(不倫)相手から指摘されるべき筋合いのものではありませんので、弁護士に依頼した場合はこのような主張に対して正確に反論を行います。



⑥浮気(不倫)相手の認識

浮気(不倫)相手に対する慰謝料請求が認められるためには、浮気(不倫)相手が夫が結婚していることを知っていたか又は簡単に知ることができたことが必要です。そして、浮気(不倫)相手が夫が結婚しているものの離婚した又は夫婦関係が破綻していると勘違いしていた場合は、浮気(不倫)相手の悪質性が低いと判断されるため、請求できる慰謝料の金額は低くなります。

もっとも、浮気(不倫)相手から勘違いしていたと主張されても、簡単には納得できるものではありません。このような主張に対してはメールや電話の会話状況等を踏まえて正確に反論する必要があります。



なお、浮気(不倫)相手が平穏・円満な夫婦生活を積極的に破壊する意図や言動がある場合、慰謝料の金額が増額される余地があります。例えば、浮気相手が夫婦を離婚させて自分が結婚をしようと思っている場合や、不貞行為が発覚した後も不貞行為を継続する場合などが挙げられます。



⑥浮気(不倫)期間

浮気(不倫)による不貞行為の期間が長ければ長いほど精神的なダメージが大きいと判断され、慰謝料の金額は高くなる傾向にあります。



不貞行為の具体的な内容と回数

不貞行為の具体的な内容と回数も精神的なダメージの大きさに影響をしてきます。

例えば、単に肉体関係を持っただけに留まらず、浮気(不倫)相手と同棲を始めた場合や、数多くの不貞行為を行っている場合は慰謝料金額が増額されます。



浮気(不倫)の主導者

浮気(不倫)を主導していたのが、夫と浮気相手のいずれなのかによって慰謝料の金額に影響をおよぼす可能性があります。

例えば、夫が浮気(不倫)相手の上司であり、夫から浮気(不倫)相手を誘い肉体関係を持った場合、上司と部下という関係上、浮気(不倫)相手は夫からの誘いを断りにくいことが考慮され、浮気(不倫)相手の責任は小さいと判断された場合、慰謝料の金額が減額されます。

他方で、浮気(不倫)が主導者と判断された場合、慰謝料の金額の増額要素となります。



次回に続きます。

東京・銀座の弁護士による無料法律相談実施中

秘密厳守いたしますので安心してご相談下さい

→→→ご相談はこちらから


以下の記事もご参照下さい。

離婚を専門とする弁護士を探す!
不貞行為とは

夫がホモである場合離婚できるの?
夫の浮気(不倫)が発覚した場合どう行動すれば良いか

浮気(不倫)による慰謝料の相場は何円ぐらい?

メールや通話履歴は証拠にならない?

無断で見た携帯メールは浮気(不倫)の証拠になるのか


************************

当ブログについて

弁護士に関するトピックとしては、法律問題や弁護士生活を取り上げます。

例えば、交通事故、債務整理(任意整理・破産申立て)、過払金請求、相続・遺産分割、労働事件(未払賃金請求、残業代請求)に関する近時の動向などを紹介したいです。

また、マメ知識のような法律に関する雑学なども取り上げ、皆様の日々の生活の意外なところに法律が関係していることを知っていっただきたいです。

弁護士生活については、弁護士の一日、実りある法律相談にするためのコツ、弁護士費用・弁護士報酬の目安・相場などをご紹介いたします。

引き続き、当ブログを宜しくお願いいたします。
(注意事項)


にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村