内海聡FBより転載
2022.08.05
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よく言われる話として野生動物は癌にはならないというのがある。
そして一般人は野生動物が長生きしないから癌にならないのだという論調を並べる。
これらは動物学者や獣医さんの受け売りだが、野生動物でも長生きしている動物は当然たくさんいるのだ。
でもその動物たちはやはり癌の発生率が人間とは格段に少ないそうである。
やはり野生動物がかかる病気の筆頭は感染症、骨折による死、飢餓、老衰や食欲不振に伴うものであって、リウマチでびっこを引いている野生動物もまず見かけない。
彼らには糖尿病などという生活習慣病もほとんど皆無である。
つまりこれらに代表される現代病というのは、大半は人的世界によってつくられた病気なのである。
しかもその原因の大半になっているのは社会毒、食べ方、環境物質であって、それがなければその病気にはとてもなりにくいのである。
このことを示す最も有名な例がエスキモー(イヌイット)の話だ。
昔のエスキモーはほとんどの人が動脈硬化性疾患や癌にはならなかった。
現代科学上一番の原因と推測されているのが、彼らが生の質のいいアザラシ肉を食べていたからではないかということである。
その中には多くの微量元素やビタミンやEPAその他が含まれていた。
しかし彼らは移住し西洋的な食生活や住環境に囲まれるようになる。
そうすると彼らには今までほとんど経験したことのなかった癌や動脈硬化性疾患が激増したのだ。
これは彼らが完全な健康種族ということをいいたいわけではない。
当然アザラシその他が狩猟で取れなければ彼らは困って別の病気になるし、現代西洋医学で普通に治ったはずの感染症さえ、その医学が昔なかった彼らは死んでいたケースもあると思われる。
しかしこの話はとても参考になるのだ。
<医学不要論より抜粋>
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