スタジオシフト 深澤竜也デザイン事務所です。


ポスターや目録などでお手伝いさせていただいている印傅博物館の夏展が始まりました。




 
今回は伝統技法によって鹿革に描かれた文字や紋章を取り上げ、「鹿革に描く ー文字・紋章ー」をテーマに展開していますが、家紋推しのデザイナーの私にもたまらない展示となっています。




文字を描く中でも代表的な名入は、文字の配置や構成に意匠としての特異性と遊び心が見られ、特別注文やオリジナルの品を好む心を反映しています。
 

家名(いえな)とも呼ばれる屋号は、商家・組等で使用され、初代の名や出身地等をもとにした様々な図案が生まれました。

主に商家では宣伝を兼ねて繁栄の証とし、組や団体では勢力の拡張や力の誇示として表わされました。
 
 
紋章は公家の牛車の区別や装束の模様から始まったとされ、武家社会では旗・幕・馬標(うまじるし)等の目印として多用されました。

紋章には装飾・瑞祥・尚武・信仰等の意味も加わり、種類も天象・自然・植物・動物・器物・建造物・幾何文・文字といったあらゆる分野に及びます。
 
弓懸・財布・革羽織等の実用品に個や団体の主張として文字や紋章は描かれています。当時の文字構成や意匠の趣向をお楽しみ下さい。

詳しくは印傅博物館ホームページまで
スタジオシフト 深澤竜也です。

プロモーションというジャンルでは特に気をつけなければならないことだけど、

企画デザインをしている方なら共通のことでしょうか....。


依頼を受ける際、どのようなスタンスで関わるのかということです。

商業施設やイベント、展示会などでは、建て込みから関わることが多いのですが、

そこには必ず展示ディスブレーやサイン計画があり、プロモーション映像も多いです。








運営にまで絡むならば、カタログやフライヤー、もしかしたらロゴ作成、CIなんかもあるかもしれない。






それはその施設が企業のプロモーションを集約する場所だからです。

ならば私はどこまで関わるべきか。


クライアントが望んでいるのは、図面やパースだけかもしれないし、サインだけかもしれない。

全体のプロデュースかもしれない。


それは物件が進行していく中で、得てして役割が増えて行くのだけど、


出発点を明確にしておかないと、責任の在り処や契約や費用に問題が生じてきます。


しかしまだ打合せの段階では、クライアント側も全容が把握できてない場合が多く、


どこまで関わればいいの?とはなかなか聞きにくい話しです。




............少々書こうとしていた話しよりも大きくなってしまいましたm(._.)m



広告系のデザイナーの仕事の多くは、情報を集積して、伝えたい人に解りやすく伝える。

そこにはデザイナーの感性もあるし個性もあるので、伝え方や仕上がりはまったく別物になるけど、伝えるべき情報は同じものです。



まったく別物と思われる商業施設の展示計画と、カタログや折り込みチラシ、そしてホームページ。

作業としては実に似通っています。

カテゴリー分類、アイテム分類、価格表示などなど、平面と空間の違いはあっても、

要素は同じものを必要とします。

まあこれは細かい作業になります。




素材や加工技術を追わなければならない仕事もあります。

この要件を満たすためには、どの素材を使って、どのような技術を使うのがベストだろうか?

マニアックに素材や技術を追求していく。

プロダクト系のデザインと似たような作業の場合もあります。





感性や印象だけで情報を伝える依頼もあります。


これはそのデザイナー本人のそれまで培ってきた知識や技術など多くの引出しが必要となります。



見識を広めるために、デザイナーは仕事とはまったく異なる趣味を持っている人が多くいます。

車やバイクが好きな人、山登りが好きな人、旅行好き、グルメ、映画や本が好きな人.....

所謂、感性を磨いておくという意味において、共通しています。


私の場合は、歴史や地理、宗教、そして政治に関しても必要になる場合が多く、その種の本や資料を読んだり、映画やテレビ番組を観たりということが多いでしょうか。


だからデザイナーがそういうことをしていても決して遊んでるわけではありません。

あくまでも引き出しを多くするための作業です。

と、言い訳じみてしまいましたが、リフレッシュを兼ねてということですね。
諸行無常・・・「明治の産業革命を推進」世界文化遺産へ登録勧告を聞いて、すごいなって思ったこと。

稼働中の施設が4つ含まれていることです。


百数十年前の施設がまだ現役で生み出しているというのは、災害大国であり技術大国の日本でもあるんですね。

反面では軍艦島や三池炭鉱は、近代化を支えたエネルギーである石炭を産出した場所であり、



同じく化石燃料の石油に取って代わられ、その役目を終えた場所です。





いまは石油と原子力に、そして新たなエネルギー開発が急がれています。


私たちの周りには、変わらないでいるものの方が圧倒的に少ない。


今目の前にあるPCのメディア、私はフロッピーから始めました。MOになり、CDになり、メモリ、DVD、ブルーレイ..今ではクラウド。


テレビも白黒からカラー、地デジ、そしてすでにテレビというジャンルは無くなるかもしれない状況です。

通信手段も固定電話、FAX、ポケベル、携帯、今ではメールもネットもスマホでできてしまう。


街も同じ。


人間が動く限り、インフラが変わり、街も移り変わる。


私の住む甲府の街がだいぶ寂しくなったのは、それもやむを得ないかもしれません。


しかし、今は外に行っている人や街もいずれまた移り変わるでしょう。


そしてその動きがまた甲府の中心に戻ってくるかもしれません。


その動きが見えてきた感も少しはあります。


移動が起こる時に、どういう街にするのか?デザインが必要になります。


それを今考え、作っておく必要があるのでしょう。


甲府だったら「住みたい田舎1位・山梨」の理由を紐解いて、


それを生かした街づくりをできるかということも考えると良いかもしれないですね。



日本の様々な駅を降りても、その特徴を見い出すことが難しいほど、どこも同じような景観になっています。


人が旅をする目的は、日常とは違う時間が欲しくなるからだし、イメージと違うとやはり寂しいです。


目指すのは「住みたくなる街」かもしれないし、「過去の歴史を生かした街」かもしれないです。
未来に人の動きが戻ってくる街へ。


そしてそれは百数十年、五百年経っても変わらず稼働できる街にしたいですね。


・・・・ という雑感でした。