茶色の朝
自民党の強行採決で、秘密保護法が成立しました。
先日「とめよう原発あさお」で行われた元NHK解説委員の小出五郎氏の講演会のお話で秘密保護法と原発の話がありました。
この法案ははっきりした定義がなくいくらでも拡大解釈ができる内容で、テロの対象になるという理由で、何でも隠すことができる、たとえば原発であれば、原子炉の設計図、廃棄物の運搬経路、SPEEDIのデータまでも。
戦前の治安維持法のように、密告されたら困るからと、人のことを信用できなくなり、誰もが口を閉ざし、気がついたら取り返しがつかない戦争になっていた・・・と言うようなことが起こりうるのだ。
ということでした。
友人が、家でできることを教えてくれて、安全保障委員会の参院議員にファクスを送ったり、知り合いにもそれを伝えたり、
昨日は家でぬくぬくしている気持ちにはなれず、日比谷で行われた反対集会にも行ってきました。
◆茶色の朝◆という本があります。
10年くらい前に、私の北海道に住む叔母が「戦争のつくりかた」「憲法を変えて戦争に行こう」とともに、送ってくれた本です。
「お母さんは家のことだけやっていればいいわけじゃないんだよ」
その当時は、子育てに精いっぱいで、受け止めることが出来なかった言葉です。
今は、その意味が痛いくらいにわかります。
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平和な民主主義国家の中で、「ちょっとひどいな」「やり過ぎじゃないかな」と眉をひそめることが起こる。
それに気づいて不安や驚きを覚えながらも、さまざまな理由からそれをやり過ごす。
仕事があるし、他にやりたいことがたくさんあるし、権威者にも一理あるように思えるし、みんなも今まで通りの生活を送っているし・・・。
そして気が付いたらファシズム、全体主義の国になっている。
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その時に、権力者は言うでしょう。
「だって、反対しなかったじゃないか」と。
(これは原発事故直後に観た三谷幸喜作品「国民の映画」でナチス幹部が言った言葉で、原発事故の責任は自分にあると痛感しました)
そう、私たちは、すべて受け入れてきました。
昨日は、経産省のエネルギー素案も発表されて、「原発ゼロの目標は撤回されて、原発再稼働推進」が明記されました。「重要なベース電源」だそうです。
知っていましたか?
茶色の朝は、じわじわと忍び寄って来ているのではないかと感じます。
あの時に反対していればよかったと思いたくない。
是非「茶色の朝」を、是非お読みください。
