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井戸川:
実は今日持ってきた資料というのは、管理区域という言葉は我々は知っております。
しかし全国の方は原発に携わっていない方はほとんど知らないことだと思いますけれども、
放射能の濃度によって管理区域が設定されておりました。
B区域C区域D区域という事をですね。
A区域はここでみなさんといるような環境です。
しかし、B区域と言うともう、放射能が完全にある区域ですね。
その中に入るためのいわゆる服装というのはこういう感じで、
この服装がないと入ることができませんでした。
それからC区域というのは4万ベクレルから40万ベクレルの間がC区域という事で、
C区域の入る服装はマスクを完全にしないと入れません。
2012070882.jpg
こういうふうな状況で入らないといけません。
さらにD区域というのは、
これは放射能の最高に濃いところは空気ボンベをしょわないと入れません。
こういうような状況で管理されてきたんですね。
さらにその管理の中で、管理区域の中では、
飲食も喫煙もしてはいけません。
10時間以上その管理区域の中にいてはいけません。
あるいは18歳未満は管理区域には入ってはいけませんという、
こういう管理の中でやってきたんですね。
しかし残念ながらこの基準が今、無視されております。
どうして・・・・
原発によって、多くの県民が今困っているのにもかかわらず、
このような基準を、国はですね採用しないのか、
非常にわたくしは怒りを覚えております。
平野:
あの、今の管理区域に相当するところが福島県で言うとどれ位なのか?って言う地図が実はあるんです。
みなさん多分ご存じない方はビックリすると思うんです。
アシスタント:10時間以上いちゃいけない、ごはん食べちゃいけないっていうのに相当する。
平野:
はい、こちらが福島県の地図なんですけれども、
この青い部分と黄色い部分。よっていくと放射能マークにこの図ではなっているんですけれども、
2012070883.jpg
これらがすべて今ご覧いただいたマスクであったり、
あるいは酸素ボンベをしょわなくてはいけない。
青い部分が酸素ボンベで、
あとは黄色いところが
全て防護服を着て、
つまり18歳未満はいちゃいけない。
ご飯を食べてはいけない。という場所がこれだけあると。
アシスタント:10時間以上いちゃいけない。
平野:ですが、ここでは普通に生活をしているという事なんですね。
井戸川:はい、
ここがですね、このためにですね、わたくしはいろいろと調べました。
そしたらですね、チェルノブイリでは5年間かけてですね、このような基準を作りました。
2012070884.jpg
これは、5年というのは非常に痛ましい子どもたちの姿ですね。
ここにもいくらか用意しましたけれども、子どもたちのこのような痛ましい姿があって初めて、
(奇形や様々な病気の子どもの写真)
このチャルノブイリの基準ができたんです。
したがって、あってはならないことを起きないようにするのが、
日本が今回の取り組みが必要であろうと、わたくしは常に訴えておりますが、
なかなかマスメディアには載りません。
もう何回となくこの事は訴えておりますが、
本当に知るべき真実がですね、知らされないのが非常にわたくしは悲しいと思っております。
平野:
あのー、すみません、
これはチェルノブイリの時にこういうふうに、今ご覧いただいているような写真。
子ども達が、奇形の子どもたちが生まれてしまったから作られた基準ということなんですよね。
井戸川:そうです。はい、そのとおりです。
平野:それが、
そういうふうなことで作られた基準なのにもかかわらず、
参考にされていないというのが正しいのか、
現在この経験に基づくその避難基準というのは日本は満たされていない。
つまりこれは数年後とかに同じ事を繰り返す可能性が高いということになる訳ですよね。
井戸川:
高いかどうかは分かりませんけれども、要するに違いはハッキリここに出てくる訳ですね。
だからこういう事があってはいけないんではないかと私は訴えておりますけれども、
なかなかこれが政府の方では、さらに今度わたくしの方に持ってきたのは、
「100ミリシーベルトでも前例がない」という話が出てきております。
これはとんでもない話でしてね、前例があったら大変なことですので、
もう、なぜ・・だけど、おそらくこういう実績があったにもかかわらずですね、
100ミリという数字も、大変こう、国民として、・・・
わたしは野田総理に尋ねました。
「国民と思っていますか?」って。
そしたら総理は「大事な国民です」って答えてくれましたけれども、
大事な国民が放射能があるところで暮らすべきなんでしょうか?
これは是非全国のみなさんにこの実態を知っていただきたいと思います。
わたくしはあってはならないことだと思います。
大事な国民であればなお、この福島の区分は止めてですね、
「チェルノブイリの区分」を、福島の・・ここ、字を変えて「福島の区分」とするべきだとわたくしは考えています。
子どもたちがかわいそうです。
若い、子どもを持つ若い親がですね、可哀想だと思います。
船橋;
はい、ちょっと1個だけ整理しておきますとね、
これですね、町長が示していただいた、比較表なんですけれども、
避難基準で、チェルノブイリの時にはチェルノブイリ法というのが事故から5年後
ーーーYoutubeここから
船橋:
チェルノブイリ事故の時は、チェルノブイリ法というのが事故から5年後、1991年に制定されたんですけれども、
平野:事故から5年後
船橋:
5年かかっているんです。国際的なプレッシャーがいろいろあってようやく旧ソ連政府が認めたんですですけれども、
義務として非難しなさいというのが
5ミリシーベルト以上ですね。5ミリシーベルト以上は移住の義務なんですね。
もう出ていかなければならない。
で、ICRPが定めている年間被ばくの限度量1ミリシーベルトというのがあるんですけれども、
それは国際的なプレッシャーの成果なんですけれども、それも認めましょうと。
つまり、5までは無いんだけれども、1以上だよというのは(1ミリシーベルト~5ミリシーベルト)
避難の権利がある。
移住の権利と言って、1~5は権利を認める。
つまり、政府が「移住するなら費用は持つよ」というんですね。
で、今、福島はどうなっているのか?って考えると、
20ですね、20ミリシーベルトが避難指示解除区域
つまり「除染して下がったら住んで下さい」というところが20未満なんです。つまり、
平野:事故から1年ちょっとの今でも、そういうふになっているという、
井戸川:そうですね。
平野:
ちなみにこれは5年後に、言い方はあれですけど、
しぶしぶチェルノブイリ法の場合だと5ミリ以上は義務だというふうになったわけですよね。
井戸川・船橋:そうです
平野:
そうすると、
やむを得ずと言いますか、義務にせざるを得なかった。5年後の段階で。
ここはすごいポイントだなというように思うんですけれども。
船橋:
そうですね、最初はやはり、旧ソ連政府は半径30キロ圏内だったんですね、
で、5年間そのままだったんですかれども、
えー、ま、日本は20キロだったんで、それでも旧ソ連の方がいいじゃないかっていう話はあるんですが、
それは横に置くとしても、
やっぱり最初は放射能に対する知識がなくて、ぐるっと30キロの円を書いて「逃げろ」だったんですけれど、
ただ、いざ線量を測ってみると、風向きとか地形とかいろいろとあって、
「分布が均一じゃない」という事で、「線量による避難基準」を設けたんですね。
それが5年かかって、5ミリシーベルト以上となったんですね。
だからつまり、日本政府は「チェルノブイリから何も学んでいない」
平野:
旧ソ連が「5ミリ以上は義務にしなくてはいけない」と身を持って知ったという事が、
今回全く生かされていないということな訳ですよね、この図から読みとれる物としては。
船橋:
さらに言った話なんですけれども、
町長、これ、細野大臣は「知っています」って言ったんですよね?
井戸川:
はい。
わたくしの前で、わたくしがこれを大臣に示しましたら、
「よく分かっています」という答えをされました。
船橋:
ということは、知ってても。だということですよね。
知ってて「20以下は住みなさい」っていう事なんですよ。
井戸川:はい。
船橋:ということはどういう事なんですか?
井戸川:
その後ですね、細野大臣に尋ねました。
「だったらば、我々に5年間の苦労をさせないで、こういう経験をさせないで、
このままこちらに持ってきたらいかがですか」という事を言ったらば、
答がありませんでした。
平野:んー、「チェルノブイリの基準を持ってきたらどうだ?」って言っているんですね
井戸川:言いました。
そうです。
「我々をそんなに苦しめないで、こちらに持ってきたらどうですか」って言ったら、
答えませんでしたね。
平野:
これ、町長としてはどうして答えてくれないと思われましたか?
ちょっと、その・・なんていうんでしょう、理解ができないんですけれども、今。
井戸川:
あのー、答えない理由はですね、
その後の政府からの文書には
100ミリシーベルトの正当性をですね、ICRPの勧告なりなんなりを出してきてですね、
わたくしを説得しようとしていますけれども、
これを見てからですね、「100ミリとか20ミリが安心だ」とかというわけにはいきませんので、
もうそんなのは理由になりませんね。
やっぱりこういう(チェルノブイリで)苦労されたことをですね
福島県内は相当汚れさせられてしまったんですよ。
だからやっぱり今回の国会事故調にもあるように、
さらにこれも人災だと思うんですね。
人災を重ねることなくですね、
もう、ちょっと思いきった政策に出るべきだと、私は政府には呼び掛けていきたいと思いますけれども。
全国の原発を立地されているみなさんも、
こういう実態は知らないんではないだろうかと。
我々が交付金で頂いた物を、全て置いてですね、
放射能から逃れて今避難生活をしているわけですよ。
だから、安全がいかに大事かということですね、
安全は譲るものではない。譲れるものではない。というふうに、
皆さんにはよく知っていただきたいと思います。
船橋:
あの、細野大臣がですね、クローズアップ現代だと思うんですけれども、
一回失言しましたよね。
「福島の方には被ばくしていただく」って言っちゃったんですね。
謙譲語の使い方が大分間違えているんですけれども、
あのーー、あ、尊敬語か。
で、そこの根底にあるのはですね、
やはり、文科省が20ミリシーベルトにこだわった時期が2011年5月ごろにあったんですけれども、
その時にやっぱり官僚が口を滑らせて、
「いや、学校を閉めるわけにはいかないから」って言っちゃったんですよね。
「命が大事じゃないですか」って、福島の親御さんが一生懸命言ったら、
どんどん突き詰めて、突き詰めていくと、
「いや、だってそんなに厳しくしたら学校を閉めなきゃいけないでしょ」ってなってきた
いや・・・w
平野:かなりバランスがおかしい話になっちゃっているわけですね。
船橋:
そうなんですよ、そうなんですよ。
文科省は、学校を閉めることの方が命を守ることよりも大事なんだなと、一大事なんですよね。
っていう話になっちゃっているんですけれど、
要するに社会の混乱をきたしてしまうから、
大量にい福島県から避難するという事をおこすのは、得策ではないという考え方がどっかにあります。
ーーYoutubeここまでーー
その根底にあるのは、一部の方に犠牲になっていただくと、いうのが・・絶対に口が裂けても言えませんよ。
誰かがちょっと間違えて言っちゃいましたけれど、
口が裂けても誰も言いませんけれど、
沖縄も福島も同じ論理で、一部の方の犠牲を強いるシステムなんですね。
井戸川:
あの、ちょっとね、このシーベルトの感覚と先ほどのC区域との相関をちょっとご絶命させていただきますけれども、
4万から40万ベクレルのエリアっていうのは、
2から0.15ぐらいでしょうか0.2ぐらいですかね、
0.2から2位までのマイクロシーベルト/hのところはC区域になるという事で、
マスクを付けないとですね、いちゃいけない地域になる。という事で以前は言われて、その通り東京電力は思って作業員を守ってきたんですけれど、
今回は作業どころじゃなくてですね、とんでもない地域がいっぱい発生してきたと。
これはお金の問題じゃなくて、人命、いわゆる日本国民を尊重する、
人命を尊重する義務が政府にはあると思うんですよね。
隠蔽するんじゃなくて、もっともっとオープンな形で、
さらに人災を重ねることなくですね、
ここは思いきって県民の健康を尊重してですね、
無駄な費用がかかろうがなんだろうが、こういう状況に福島県土はなってしまったんですよ。
これは認めるべきだと思うし、
これを全然認めないで何時まで頑張れるかというのはもう時間の問題だと思うんですね。
ここまで皆さんに分かってもらえるようになってくれば、もう時間の問題になってきていると思うんですよ。
平野:
この黄色いところが全て全部C区域で、
18歳未満が入ってはいけない。
そして10時間以上いてはいけないと基準ではされている。
これちょっと、中継見ている方で誤解されている方がいたみたいなんですけれども、
「こんなに管理区域があるのか!」っておっしゃっている方が結構多いんですけれども、
そうじゃないんですよね、
これは管理区域にしなくてはいけない線量がある地域がこれだけあるという事で、
管理区域にもされていない。
普通にみなさん住まわれているということなので、
ちょっと、さらに驚かれる方もいるかとも思うんですけれどもそういうことになっています。
井戸川:はい。
これは私が作ったんじゃなくて、いわゆる政府発表のデータを置き換えただけですので、
全然手を加えた物ではありません。
ーーー
細野豪志大臣クローズアップ現代生出演6/18(細野大臣と国谷さんの部分すべて文字起こし)
細野:
はい、
あのーー、特に浪江町の方々のことがですね、わたし頭から離れないんですよ。
あの時、えーー、10km。
そして20kmという避難のですね、判断をしたわけですけれども、政府は。
その時にきちっと方角を示すべきだったのが、示されなかったと。
あのー、
「そこで沢山被ばくをしていただいたという状況ではない」ということはですね、
後ほど確認が出来ましたが、
えーー、それを経験したみなさんの思いというのは、
本当に我々はですね、忘れてはならないと思ってます。
「圏内の歌」七尾旅人・大友良英・坂本龍一・ユザーン(動画・書き出し)
7/8幕張NO NUKES 2012
「圏内の歌」
離れられない 小さな町
私たちが育った この町
どろんこで 遊んだあと
覗き込んだ水辺に写る月
激しい雨 屋根を濡らす
放射能が 雨どいをつたって
庭を濡らす 靴を濡らす あの子の野球ボールを濡らした
子どもたちだけでも どこか遠くへ
何年も、何年も
おばあちゃんに 聞かされた寝物語
ここら辺の 子どもたちは みんな知っている優しいお話し
子どもたちだけでも どこか遠くへ 逃がしたい
離れられない 愛する町
生きてくこと決めたこの町
まるでなにもなかったように
微笑み交わす 桜の下
子どもたちだけでも どこか遠くへ
逃がしたい
どこか遠くへ 逃がしたい
離れられない 小さな町
離れられない 小さな町
離れられない 小さな町
離れられない 小さな町
「原発誘致自治体の自業自得論」7/8
双葉町井戸川町長・舩橋淳監督NO NUKES 2012(音声・内容書き出し)