みなさま、こんばんは。
 
東海道新幹線で、また殺傷事件が発生してしまいました。
 
詳細は、捜査中とのことですから、あくまでも報道がソースではありますが、
容疑者は走行中の「のぞみ265号」車内で刃物を振り回し、男性旅客1名を刺殺、女性旅客2名に傷害を負わしたという残虐な事件です。
 
警察に身柄を確保された容疑者は
「ムシャクシャしてやった、誰でもよかった」と供述している模様です。
 
今回の無差別殺傷事件も、2015年6月30日に起きた放火事件
(2015年7月1日付けの弊ブログでも取り上げました。

 

と同じ、東海道新幹線の新横浜~小田原間で発生しました。

(この辺りは、偶然ではなく犯罪者の心理的なものがあると思います。)
 
誰もがいつでも自由に利用できる鉄道を逆手にとったような恐ろしく冷酷なこの事件、私も言葉にならないほどの憤りを感じておりますが、多くの方も同じ思いをされているのではないでしょうか?
 
以前のブログにも記しましたが、旅客の荷物を個々に検査することは現実的ではありません。

だからといって、何も対策等をせずにいてよいとは、到底思えません。
 
放火事件後に、新幹線のセキュリティが目に見えて変わったとは感じられないからです。
 
もちろん、防犯カメラの設置などの対策はされていますが、これらは痴漢や暴力行為の抑止や検証に有効性が認められるものの、今回の事件や前回の放火などの、自暴自棄犯にはほとんど効果が無いと思われます。
 
よく「攻撃は最大の防御」と言われますが、まずは犯人に対して抑止力のある「目に見える警備」が第一歩なのでは?と素人ながら思いました。
 
そして、この手の犯罪対策は、一企業だけでの対応は不可能ですので、国土交通省や警察庁、さらには法務省なども巻き込み、従来の法律や、やり方にとらわれずに、抜本的に改革する気持ちで望んで頂きたいと切に願います。
 
恐らく警備を強化すればするほど、私たち利用者にとっては煩わしい手続きが増えてしまい、利用し難い交通機関となってしまう危険性もありますが、何よりも安全と人命を尊重する見地から、これはある程度致し方が無いのではないでしょうか。

現在の社会は、多様化している反面、制度や法制が後手後手になっていると思います。
 
先述のように攻めの防御が、絶対に必要ではないのでしょうか?
 
鉄道用地内での警察官や鉄道係員による職務質問の法制化、不審者への手荷物・身体検査の法制化、乗務員などに護身のための特殊警棒や催涙剤等の所持・使用の法制化など、短い時間でも対応できることはまだまだあると思います。
 
何れにしましても、今回の事件で亡くなられてしまわれた方には謹んで
お悔やみ申し上げます。そして、お怪我をされた方には、心からお見舞い申し上げます。
 
愛する鉄道を利用した凶悪な犯罪に怒り心頭、悲しくてやりきれない思いで昨夜もほとんど眠れませんでした。

みなさまに於かれましても、数々のお考えがあると思います。
 
ここでは、みなさまそれぞれのご意見を尊重しまして、コメント欄を設定致しませんので、どうかご賢察のうえご承知くださいませ。