先月から更新してまいりましたサンフランシスコルポも、最終話になります。
今までの記事は、こちらをご覧くださいませ☆↓

muni-metro☆

http://ameblo.jp/shie-rail/entry-11188654033.html

Cal Train☆

http://ameblo.jp/shie-rail/entry-11190186380.html

BART☆

http://ameblo.jp/shie-rail/entry-11194024493.html

ディーゼルエンジン・バスと、電気で動くトロリー・バス☆

http://ameblo.jp/shie-rail/entry-11197172423.html

ケーブルカー☆

http://ameblo.jp/shie-rail/entry-11198216808.html

【サンフランシスコ・ケーブルカー博物館】

http://ameblo.jp/shie-rail/entry-11198217818.html

【サンフランシスコ鉄道博物館】

http://ameblo.jp/shie-rail/entry-11204810380.html



 長らくお待たせいたしました。当方の、サンフランシスコ視察一番の目的である、サンフランシスコ市営鉄道の市内線で使用されているFライン・PCCカー(路面電車)のお話に入ります。


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Castro-street 元フィラデルフィア車の1055号車と☆


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同じくCastro-streetにて、元ブルックリン車の1053号車と☆☆


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Market-street上を走る元トロント車の1074号車☆

 PCCカーとは、1930年代に開発されたのが始まりで、車やバスなどの他の交通に対向できる新しいタイプの路面電車として考案されました。

 流線型の車体、高加速性能、駆動装置も独自のものが採用され、当時としては大変画期的な車両となりました。

 運転台も変わっていて、加減速には、自動車のように足下のペダルを使用します。更に、手元スイッチの「アドバンス・スイッチ」で進段させておりました。大変興味深く、何十回も乗車し、観察してまいりました。


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足下のペダルが、マスコンとブレーキの役目を果たしています。☆


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進段は、コンパネ上の短いスティック「アドバンス・スイッチ」を操作して行います☆


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アメリカらしい、お茶目な表示が線路脇にありました。すっごく素敵です☆

 元々アメリカ生まれのPCCカーなので、現在もサンフランシスコでは、さまざまな車両が走行しています。
クラシックでありながら、現在の車両と比べても、全く見劣りしない個性的な車両ばかり。日本よりも、一回り車体が大きく「イモムシ」のようなイメージもありで可愛いですね。



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カウキャッチャーがついた保存車両。休日は営業車の合間を縫って走っています。これまた素敵です!


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Californiaの真っ青な空とStreet-carのコントラストが素敵ですね!
緑の車両は江ノ電ではありません(笑)。オーストラリアの元メルボルン車です。


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これも江ノ電ではなく、イリノイから来たPCC。個人的に、緑色には興奮してしまいます。

 このように、さまざまな国の車両を走らせ、世界各地から訪問される観光客の皆さまにも、サービスをされているようです。



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アクシデント発生!実はこのPCC、進路を間違えて、画面左側に行かなければならないところを、真っ直ぐに行ってしまい、乗務員さんたちが、ポールを掛け替えてバックしていました。その様子は慌てることもなく、余裕すら感じさせるものでした。日本では考えられませんが、羨ましくも思います。


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内装にも非常に凝っていて、照明はダウンライトのようなものでした。カバーの真ん中は汚れではなくレンズになっていて、夜間は鉄道車両の中とは思えないほど、エレガントな雰囲気になります。


 昔から伝統を歩み続けてきた車両を大切にする。素晴らしい愛車精神に感動しました。
日本からは、広島電鉄578号車(元神戸市電の570形)が寄贈され、遠く離れたこのサンフランシスコの地で、トロリーポールを装備して運行されています。
 
 しかしながら、最近はあまり調子が良くなく、運行をお休みしているようで・・・とうとう10日間乗り続けましたが、一度も会うことができませんでした。
 車庫には立ち入れないため、一目姿を拝見できなかったことだけが心残りです。
 次回訪問した際は、必ず観察したいと、強く想います。


 皆さんもご機会があれば、今もなお大切に、そして毎日運行されているクラシックなPCCカーに会いに、サンフランシスコをご訪問なさってみてくださいませ☆

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市内の路面電車・メトロ(LRV)・バス・ケーブルカー共通の乗り放題券「muni-passport」は、サンフランシスコで滞在する時の必携です。私は7日間用27ドルを買いましたが、ケーブルカーが一回で6ドル掛るので、十分元が取れる、お得な乗車券です。裏の注意書きが6か国語表記になっていて、日本語もありました(ちょっと怪しい日本語がお気に入りです)


  但し、Civic Center駅の周りは若干治安が良くないため(特に夜間は暗くて怖い雰囲気です)、この駅では降りたり乗り継ぎせずに、その先のPOWELL駅までご乗車されることをお勧めします。


 おまけ☆



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 写真は、とあるカフェ☆サンフランシスコで何度かカフェに入りましたが、どのカフェも例外なく、コーヒーがとてもおいしくて、驚きました!!



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 でも、一番おいしくて感激したのはベーコンです。ベーグルやBLT、パンケーキに添えられたベーコンのおいしさは、今まで食べたことのないカリカリの激うまベーコンでした!また訪れた時は、PCCカーとベーコンを何度も味わうこと間違いないです!!


写真は、マイカメラ Nikon 1 J1 にて撮影しました☆


 さて、当方は個人的に、PCCカーといえば、日本の「東京都電5500形」も浮かびます。

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(古い写真ですみません。東京都電5500形PCCカーの前で☆2009年撮影)


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 5500形(5501号)は、PCCのライセンス取得を受けて、ナニワ工機が製造した車両です。
 荒川車庫前の「都電おもいで広場」にゆくと、5501号車が展示されています。足踏み式の運転台などを観察できますので、ぜひ皆さんも、ご覧になってみてくださいね。

 さて、今回の視察で訪れたサンフランシスコは、当方が三年間ほど師事しておりました鉄道ジャーナリスト梅原淳氏が、昔住んでいた、師匠が愛する思い出の地でもございます。

 この件に関しまして、師匠の公式HPにて、当方の今年1月からの独立の祝文と共に、サンフランシスコについてお言葉をいただいております。

 どうぞご覧くださいませ↓以下


 大変温かいお言葉を頂戴し、まことにありがとうございました。


 皆さまには、今後とも梅原淳氏共々、ご指導ご鞭撻いただけましたら、幸いでございます。
 サンフランシスコ、また絶対に行きます!!そしていつか私も住みたいです!


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