魔女との遭遇!?そんなつもりなかった魂の癒し、中編 ~まずは身体へのアプローチ~ | 紫枝の人生は体当たり

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2児の母であり妻。それ以外の肩書不詳。
体当たりで人生生きてます。

『魔女との遭遇!?そんなつもりなかった魂の癒し、前編』はこちら

 

【李先生の施術~身体へのアプローチ~】 つづき

 

 長女の発達に少し問題があることとその原因、そして、このままでは将来長女が困ったことになるぞという現実を突きつけられ、今まで見ないふりをしていただけに、半泣きになったしまった母、しえ。単なる胃腸風邪の病後を診てもらおうと行っただけなのに(笑)

 

 しかし、原因が分かっているのであれば、対策も分かるというものです。

 

 その対策とは・・・

 

スープを作ること

 

 最初、私は「は?(--?)」と思ってしまったんですが、スープって、お汁ってすごいんですね!知りませんでした。

 

 長女、および長女のような症状を抱えている人は、体を作ってくれているタンパク質が足りないのです。でも、タンパク質をダイレクトに口から摂取したとしても、消化器系の力が弱いので、上手に消化・吸収できない。しかし、消化器系の力をつけるためには、タンパク質が必要。でも、そのタンパク質を口から摂取しても(以下同様)

 

ザ・悪循環☆

 

なわけです。

 

 この負のスパイラルをどこで断ち切るか。それがスープなのです。

 

 お肉などをコトコト煮込んだスープ、お出汁をしっかり取ったお味噌汁には、たっぷりの水溶性のアミノ酸が含まれています。皆さん、理科の授業を思い出してください。アミノ酸ってなんでしたか?そう、タンパク質が分解されたものですね。

 

つまり、自分の力でタンパク質消化できないなら、既に分解された吸収しやすい状態のアミノ酸摂取すればいいじゃん!

 

という画期的発想なのです(え?当たり前?)

 

 えー、ちなみに、「理科の授業」とか偉そうに言ってますが、全て李先生と、体に詳しい友人Sちゃんの受け売りです。

 

 私に出された、李先生からの課題は2つ。

 

・スープを作り、食卓に出すこと

・食事作りに力を入れれるように、長男坊を卒乳させること

 

流れ弾に当たった長男坊

そんな・・・

 

 もちろん、ちゃんと長男坊の心身の発達具合を見ての判断ですけどね(´▽`)結局、1か月で割とすんなり言い聞かせ卒乳した・・・ように見えたんですけど、それから5か月経った今、お風呂で油断していたら「ぱくっ!」ってくわえられて(魚か?)、それから味をしめて、隙あらばぱくつこうとしてきます。未練があったのか、男だからか・・・

 

 「食事で改善するよ!大丈夫(^^)」という李先生の力強い言葉に背中を押され、家に帰り、せっせとスープ作りに励む毎日となりました。手羽元などを買ってきては、茹でこぼしてアク抜いて、ネギなどと一緒に鍋に入れてコトコト煮込む(幸い、冬で薪ストーブがあったので、それでコトコトできましたが)。こうして出来上がったアミノ酸たっぷりのお出汁に、たくさんの具を入れ、お母さんの愛情たっぷりスープの出来上がり♡さあ、召し上がれ(´▽`)

 

で、召し上がっていただけたなら苦労はしないわけですよ。

 

 長女には理由を説明しました。「今、あなたの体は栄養が足りてないせいで、体が弱かったり、いろんなことが気になったりしちゃうの。でも、このスープを食べて栄養をたっぷりとれば、体が丈夫になって、大きな音が気にならなくなったり、好きなお洋服着れてお洒落できるようになったり(触覚も敏感で、特定の服しか着れない)、新しいものも食べられるようになったり、いろーーーんなことができるようになるんだよ!」と言ったら、長女も嬉しそうにうなずいて、「頑張って食べる!」と言ってくれました。おしゃれ女子長女の場合、特に着れる服が少ないことが気になっていたようで、引き出しからデザインはかわいいのに袖が気になって着れないでいた服を引っ張り出しては、「これも着れるようになる?」と目を輝かせていました。私も嬉しくなって、「着れるようになるよ!」と期待する日々。

 

でも、人間、「頑張って」食べることには限界がある・・・

 

 食べ慣れないものはてこでも食べない長女が、一口口を付けてくれただけでも万々歳なのですが、もっと食べてくれなけりゃ、栄養療法としての意味はない。私も材料の手を変え品を変え、色々試してみましたが、最初の2,3日は頑張って半分食べてくれたものの、1週間で新しい味のスープは食べなくなり、2週間後には、食べ慣れたお味噌汁すら飲まなくなりました。

 

それでも、涙ながらに「食べて!」とお願いする母。

 

硬い表情でお椀に口を付け、舐めるか舐めないかで「ごちそうさま」という娘。

 

はいはーい、割となんでも食べるぼくちんがきましたよー

ねぇねの分も食べましゅよー

 

という長男坊の癒しだって、限界があります・・・(π▽π)

 

 今にして思えば、母親の力入りすぎですね(´▽`)そんな押しつけ、いらんよね。ははは(乾いた笑)

 

 次第にぎすぎすしていく家庭。変わらないのはお調子者の長男坊だけ。

 

 この「体にいい食事作ってあげてるんだから、体に悪いおかずやお菓子は食べないで、これを食べなさい」という母親にありがちな愛情の押し売り、前もやってるんですよ。元から割と、いわゆる「自然派」思考だったと思いますが、妊娠中に実母の病気→死に直面してるので、余計に「この子は病気にするものか!」と力入ってごりごりの自然派ママ装ってましてね。離乳食期以降、私の手作りをほとんど拒否してくれた長女のおかげでいい感じに力抜けてたんですが、またやっちまいました。

 

 でも、今回は、そうして食事に力を抜いてきたつけが回ってきたように感じられ、「やっぱり食事には気を使わないと駄目よね♪」と思い直す私。しかし、それをやはり拒否する長女。

 

 母と娘のせめぎ合いの結果は・・・・・・・!!??

 

 

 

 

 

私がさじを投げた

やってられっか

 

 しかし、さじを投げてこそ、広がる視野もあるというものです(え?ない?)。

 

そもそも、なぜ長女は栄養が人並みに消化吸収できないのか。

 

 「元々の体質」と言ってしまえばそこまでですが、思い当たることが2点。

 

 ひとつめは、妊娠中のこと。先にも述べましたように、長女の妊娠中、私は実母の闘病(癌)に立ち会い、しかし健闘むなしく出産予定日の2か月半前に母は亡くなりました。妊娠中、病院の検診で「赤ちゃん、こんなに大きくなった♪」と喜んでいる時以外は、常に「お母さん、死んじゃったらどうしよう!?(by サツキ)」状態で、心の中は不安・恐怖・悲しみでいっぱいでした。

 

そりゃ、胎児の成長にも影響があるってもんですわ。

 

 2つめは、長女の前世の影響。長女はですね、離乳食の段階では割となんでも食べたんですよ(青菜系は最初から食べなかったけど)。それが1歳1か月のある日を境にして、突然、拒否するようになったのです。特に野菜。そのある日とは・・・

 

家族3人で、フェリーで東北旅行に出発した、まさにその日。

 

しかも、よりによって3月・・・

 

 フェリーに乗る前に夕ご飯を食べようと入ったお店で、長女、うどん以外の全てを拒否。旅行中も、下手すりゃご飯も拒否、問題なく食べるのは、麺類と果物(特に柑橘)だけ。

 

 特にね、食事拒否以外、長女に変化はなかったんですよ。仙台港についても、泣くわけでもなく。

 

 でも、言葉をしゃべることができないけれど、まだ前世の記憶がはっきりあったであろう1歳の時に、2年前、自分が苦しい想いをして死んでしまった土地に連れていかれた長女の心情を思うと、本当に胸が詰まります。

 

知らなかったとは言え、すまぬ、長女。

 

 しかし、妊娠中のことや、東北旅行に行ったことを悔やんでもどうにもなりません。でも、悔やんでもどうにもならないけれど、傷を癒すことはできるのではないか?あの日、魂にまで刻まれたあの傷を癒すことで、初めて踏み出せる一歩もあるのではないか?

 

 でもさ、魂の傷なんてどうしたらいいのさ(´Д`)心のトラウマのレベルじゃないよ。魂だぜ?魂。

 

 途方に暮れる私の脳裏に、またあの人の顔が思い浮かびました。

 

魔女に、相談だ!

 

つづく・・・