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今尾忍の日記

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        令和六年四月十九日


私度僧の寺社巡拝記-浄楽寺本堂
戌・亥年の守り本尊、阿弥陀如来の札所は浄土宗の浄楽寺です。


本堂はじめ極めて質素ですが、文化財認定されている御本尊が多数あります。

それらはいずれも運慶作と云われています。


私度僧の寺社巡拝記-浄楽寺説明
文化財となっている御本尊は全て秘仏ですが、3月3日と10月19日には特別御開扉があるそうです。

また、この三浦半島干支守り本尊巡りの御開帳期間の発願日(4月15日)と結願日(5月15日)には、事前の申し入れがあれば拝観できる場合があるそうです。

私度僧の寺社巡拝記-浄楽寺阿弥陀三尊
今回は御前立御本尊を拝して終えましたが、本堂内陣の左右にある毘沙門天王と不動明王も運慶作と云われている文化財です。

こちらも普段は秘仏です。


不動明王の御宝前には護摩壇があります。

この地域の浄土系寺院は、密教系寺院からの改宗か、もしくは護摩供の慣習があるのでしょうか。良く見かけます。


次回は丑・寅の御本尊虚空蔵菩薩の札所、玉蔵院をレポートします。






私度僧の寺社巡拝記-延壽寺山門
干支守り本尊霊場第四番は卯年の守り本尊の札所、日蓮宗延壽寺です。


このお寺は日蓮宗としては大寺院ではありませんが、寺伝による創建は日蓮聖人直弟子で六老僧の一人、日朗上人の弟子の日範上人の時代とされています。


日範上人は100歳を超える長寿であったことから、その草庵を「寿命が延びる」延壽寺としたとの事です。
私度僧の寺社巡拝記-延壽寺本堂
東国花の寺100箇寺の札所でもある花の名所でもあり、三浦七福神の札所でもあります。


日蓮宗には珍しくたくさんの札所を兼ねています。


本堂の入り口は自動ドアになっており、入って左側で各種御朱印を戴く事ができます。


私度僧の寺社巡拝記-延壽寺内陣
住職不在時の為に御朱印の書置きもあります。


檀家寺と複数の札所を兼ねて大変な中、参拝者への配慮も大変だと思います。


さて御本尊ですが、写真ではわかりにくいです。日蓮宗の立体曼荼羅の中に含まれる文殊様がそれにあたるのです。

文殊菩薩単体で御本尊として祀るお寺が少ないのでしょう。


また禅宗系では釈迦三尊を本堂に祀る寺院も多いですが、本堂は坐禅の場所として札所にならないのだと思われます。


ですので、御朱印は文殊様のご朱印を戴きましたが、本堂御宝前ではお題目を唱えてお参りしました。


さて次回は第五番札所で酉年本尊の武山不動院なのですが、山道の参道が通行止めになっており、適当な駐車場も麓に無かった為、お参りできませんでした。よって第六番阿弥陀如来の札所浄楽寺をレポート致します。




私度僧の寺社巡拝記-伝福寺本堂
三浦半島開運巡り干支守り本尊 第二番は子年本尊の千手観音の札所で浄土宗伝福寺です。


浄土宗は浄土真宗と異なり、御本尊勧請は多彩です。


先日の長安寺の不動堂といい、今回の伝福寺も本堂内は阿弥陀三尊のみならず色々とありました。
私度僧の寺社巡拝記-本堂内陣
本堂内陣の中尊はもちろん阿弥陀様です。


向かって右に干支守り本尊札所の御本尊である千手観音が祀られています。


しかし秘仏のようで、御厨子は閉じられたままです。


私度僧の寺社巡拝記-千手観音
その代わりでしょうか、本堂内陣の左奥に立像の千手観音がご安置されています。


ご覧の通り大変立派な御尊体です。

大きさも等身大でしょうか。


人の背丈ほどある御尊体で、堂宇の中に合祀されるものとしては大きな方だと思います。


守り本尊札所御本尊・大悲閣の千手観音は前4本後ろ36本の40本の手との事で、通常の千手観音より2本少ないようです。


寺伝では鎌倉期のものと伝わっています。

私度僧の寺社巡拝記-秘仏
もとは近くの観音堂にあったものが、関東大震災の後に伝福寺あずかりとなったようです。


縁日は18日で、これも通常千手観音は17日にしているところも多いので、観音堂時代の風習を受け継いでいるものと思われます。

写真ではわかりにくいですが、御厨子の前に御前立御本尊があります。
私度僧の寺社巡拝記-薬師殿
さらに内陣向かって左には薬師殿があります。



薬師三尊と十二神将が合祀されています。

薬師如来の後ろに御厨子がありますので、写真の御尊像はお前立御本尊だと思います。


本堂外の境内には、地蔵堂もあります。こちらは三浦三十八地蔵尊霊場の第七番札所の本尊です。総高3m60㎝の半跏椅坐像です。


次回は未年・申年の守り本尊の札所、高野山真言宗の妙音寺をレポートします。妙音寺様も色々な札所を兼ねていました。現在巡拝中の七観音の札所でもありました。七観音に関しては、また別項でレポートしたいと思います。








私度僧の寺社巡拝記-長安寺本堂
GWはがり勉の次女が中間テスト対策でどこにも行かないというので、高校生の長女と一緒に三浦半島の干支守り本尊 霊場をまわってきました。干支は十二支ですが、同一本尊があるので札所は八か所です。


干支守り本尊の札所は、首都圏で知られているところでは神奈川三浦と埼玉秩父だったと思います。


私度僧の寺社巡拝記-勢至菩薩
今回は一ヶ所だけまわりきれなかった場所があるのですが、七箇所の札所について順次ご紹介していきたいと思います。


最初は勢至菩薩の札所、浄土宗長安寺です。

恐らく普段は阿弥陀様の脇侍として安置されているものと思いますが、御開帳期間中は客殿入ったところに御尊体が出されています。


私度僧の寺社巡拝記-護摩壇
勢至菩薩は午年の守り本尊で、家内の守り本尊なのですが、なかなか単体で祀られることは無いようです。

縁日は23日です。

今回、一期のお守りを購入し家内にプレゼントしました。


さて長安寺様は浄土宗としては珍しく、護摩壇のある不動堂があります。

毎年正月の縁日(28日)には、秘仏を御開帳して密教の不動明王護摩供を厳修するようです。


浄土宗には関東十八檀林の大厳寺もそうですが、不動明王護摩供を修するところがいくつかあるようです。干支守り本尊の札所内にも、もう一ヶ所ありますが実はそこが今回参拝できなかったところです。


次回は子年守り本尊・千手観音の札所、浄土宗傳福寺をレポートします。





私度僧の寺社巡拝記-待乳山聖天三門
本日は天候にも恵まれ、久々に浅草近郊をまわってきました。


今まであまり関心が無かったのですが、今回関東三大聖天もまわろうと思い、その第一歩として待乳山聖天 を参詣しました。


聖天様はヒンドゥーの神が仏教に移入された、首から上がゾウの御神体ですが、中期以降の密教にて摂取されたものと思います。


待乳山聖天の本地は十一面観音との事で、道了尊と同じでした。


宗派はわかりませんが、天台宗系との事です。
私度僧の寺社巡拝記-待乳山聖天境内
完全な祈願寺で、参拝者は現世利益の祈願に訪れます。


礼拝作法も写真入りで販売されており、本堂内には塗香もおかれています。


大根を買って昇堂される方も多く、信仰心のあつい方が沢山お参りされていました。


私度僧の寺社巡拝記-待乳山聖天御朱印
解説礼拝作法、大聖歓喜天礼拝作法 全、地蔵経を購入してきました。


都心の霊場としては珍しいパワースポットでした。


なお聖天様のお札は、仏壇に安置するのはよろしくなく、神棚に安置するのが良いそうです。


この点も大変珍しい仏教寺院だと思いました。


本堂が高尾山の本殿に似た造りで、天部衆を祀るに相応しい殿堂となっています。


GW前半の最終日に、未見の聖地を堪能できました。