昨日も暦の話にふれましたが
暦というのは実はかなりすごいメッセージがふくまれているのです
そして。。。
60でひとめぐりするのですが
この60というサイクルには法則があり
過去の暦を読み解くことで
今起こるであろうこともかなり予測することができるのです
では・・・
2024年の甲辰はどんな年になるか・・・
お伝えしますね
暦のことに興味のある方はぜひ
『干支の活学』(安岡正篤)
を読んでみてください
本書は、昭和38年〜昭和55年までに連載された干支に関する解説です。干10種類と支12種類の組み合わせで60通りある干支ですが、その語源や60年周期で歴史上どのような出来事があったのかということについて解説されており、とても興味深く、内容も濃く、じっくりと読む本です
◯干支
・干支は、干と支を組み合わせてできる60の範疇に従って、時局の意義ならびに、これに対処する自覚や覚悟というものを幾千年の歴史と体験に徴して帰納的に解明・啓示したもの。
・干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)
もっぱら生命・エネルギーの内外対応の原理を10種類に分類したもの。
・支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)
生命・細胞の分裂から次第に生命を組織構成して成長し、やがて老衰して、ご破算になって、また元の細胞・核に還る。これを12の範疇に分けたもの。
この組み合わせで様々なことを読んでいきますが
安岡先生は2024年の甲辰のことを以下のように書いています。
◯甲辰(こうしん・きのえたつ)
・ちょうど春になって、新芽が古い殻から頭を出すのであるが、まだ余寒が厳しくて、勢いよくその眼を伸ばすことができないと同じように、旧体制の殻を破って、革新の歩みを進めなければならぬのであるが、そこにはいろいろな抵抗や妨害があるために、その困難と闘う努力をしながら、慎重に伸びてゆかねばならぬということ。
・甲:甲は鎧で、よろいをつけた草木の芽が、その殻を破って頭を少し出した。
・辰:理想に向かって辛抱強く、慎重に抵抗や妨害と闘いながら歩みを進める。
2025年が色々な都市伝説で大きな出来事があるといわれてますが・・
まさにその直前の年にふさわしいような・・・年になりそうですね
これは世の中全体のことだけでなく
個人も革新の歩みを慎重に進めていくべき年であると
伝えているように感じます。
世の中のせいにばかりせず!自分のできることから
自分の理想をきちんともって
歩みをすすめることが大事だと思います。
安岡先生はさすが陽明学者だけあって
東洋哲学的に形而上学的な大きな流れを伝えていますが
四柱推命師的にほかにも甲辰でお伝えしたほうがよいと思う範囲で
解説しますと・・・
来年の辰は地震と関連する強い土です。
歴史上、記録に残っている大きな地震は辰年に発生しています。
下記は過去の五つの辰年、1952壬辰年、1964甲辰年、1976丙辰年、1988戊辰年、2000庚辰年と、その年に起こった地震です。
【1952 壬辰年】
07/21 カリフォルニア: マグニチュード7. 5
11/04 カムチャツカ半島付近: マグニチュード8.25
【1964 甲辰年】
03/27 アラスカ: マグニチュード9.2
06/16 新潟: マグニチュード7.6
【1976 丙辰年】
07/28 唐山 中国: マグニチュード7.8
【1988 戊辰年】
08/21 ネパール: マグニチュード6.6
12/07 レニナカン ロシア: マグニチュード6.9
【2000 庚辰年】
11/25 アゼルバイジャン: マグニチュード7
06/04 スマトラ: マグニチュード7.9
辰年の地震は、1964年アラスカで発生した記録上最大のマグニチュード9.2の地震や、1976年に中国唐山で発生した死者25万人以上の恐ろしい地震を含みます。このように論理的に2024年の甲辰年に大地震発生の確立が高いことが予測できます。
中華的形而上学では辰は大きな山並みを表し、土地の力強いエネルギーと強い土の五行を表します。また、辰と戌の組み合わせは天羅地網と言い、天国と地獄の門を表します。
十二支の内、辰戌は不思議な位置、トワイライトゾーンであり、貴人がない地支です。貴人とはいわば助けになる神さまのようなもので、悪い運から人々を救います。しかし辰と戌年には人々を悲劇から救う、助けになる天使はおらず、災害時の死傷者の数が増える傾向にあります。
暦は六十年周期で巡ります。そのため、人類は1964年に同じ甲辰の年を経験しています。
特にアラスカで起こった自身は世界最大規模 マグニチュード9.2の巨大地震でした
アラスカだったから支死者は131人で済んだと思いますが
人がたくさん住む都市でもしこのような地震があったら・・・と思うとぞっとします
この年日本では新潟でマグニチュード7.6の地震が記録されています。
日本だけでなく世界中で地震には注意の年だと感じます
脅すわけではありませんが・・・みなさんも
もしやの時のために1週間くらいは持ちこたえられる
水や食料などの備えをしっかりすることと
家族でどこに集合するかなど話あっておくべきだと思います
そして・・・
なんといっても1964年の大きな出来事は
東京オリンピックです
他にも
- 東海道新幹線開通(東京-大阪間 4時間 2,480円)
- ■東京モノレール開業
- ■王貞治55号ホームラン日本記録
- ■海外旅行自由化
- ■バレーボール人気
- ■ケネディ大統領暗殺
- ■東京ヒルトンホテルが開業(日本初の外資系ホテル)
- ■異常気象,東京の水飢饉
- ■新潟地震発生(死者26人)
- ■日本武道館開館
などの出来事があります
実は世のなかの動きをみるときに
60年でおりかえしになるので
120年前も注目すべき年とみるのですが
1904年の甲辰の年で
一番注視すべき出来事は
日露戦争の開戦です・・・
暦をみても甲辰の年はなんだか注意するべき年になりそうですが
60年前は東京オリンピックで盛り上がった年でもありますし、
日露戦争から日本は急速に国際的にも力をもつことになりましたし
何かがはじまる運気であることは確かなようですが・・・
あまり怖がらずに。。。注意すべきことは注意しながら
明るい未来を信じて進んでいくしかなさそうです。
しかし…現在の国際紛争をみても戦争は心配です。
というのも・・・
甲は頑固で規則に固執し妥協しがたい樹木を象徴し、そして、辰は地震に関連する。これは何も地震そのものだけでなく、地面や政治が揺れるとも考えられる力強い火のエネルギーの五行なうえに、干と支の関係は相克となり対立します。
このような五行によって、2024年は平和的な年になることを予期できません。甲の頑固な性質は、妥協しない態度を表し、利害の不一致で合意に達するのを困難にするでしょう。そのため、多くの国際紛争や揉め事が起きたり激しい戦いや戦闘などを引き起こすかもしれません。
しかし世界や政治がいくら揺れようと
生活を守っていかねばならないので
やはりこれからの世界情勢にも注意しながらも
家族や地域・・・コミュニティの結束などが大事になるのではと感じます
みんなで助けあう
日本人が大事にしてきた
助けあい精神がこれからは大事なのでは
と
しみじみ感じてしまいます。
さいとうせいは