木酢液の効果は挙げれば切りがない程だが注意する点も有る。
その辺りの事も自分の知っている範囲で出来るだけ細かく書いていこうと思う。
まずは木酢液の効果だが代表的な有用成分に酢酸が有る。
この酢酸は成長促進効果、殺菌効果、有用微生物のエサや土壌改良の効果が有るらしい。
成長促進はよれば日照不足や肥料不足などで満足に光合成出来ない際に炭水化物やアミノ酸を作れないので酢酸を与えると植物が吸収した後に炭水化物やアミノ酸を合成出来るらしい。
殺菌効果は菌の増殖を防ぐ効果が有るので植物の病気に多いカビ系の病気には効果が有るらしい。
有用微生物のエサとしては葉や茎の表面や土に生息している植物にとって有用な微生物のエサに成りカビ菌や寄生虫が棲み難い環境を作り病気に強い植物に成るらしい。
土壌改良の効果は酢酸は最初は酸性だが空気に触れるとアルカリ性に変化するのでスプレーする際に植物だけでなく一緒に土にもスプレーしてやると酸性に傾いている土が中和されて植物が生活し易い弱酸性に成るらしい。
最後に無農薬栽培をする際に最も被害に逢う害虫に対してだが木酢酢は木が焦げた様な匂いがするので害虫は嫌がって逃げてしまう。
殆どの虫は本能的に木が焦げた様な匂いを嫌がるのでスプレーして匂いが残っている間は嫌がって逃げてしまう。
ここまでは良いのだが注意点としては害虫だけでなくミツバチやクマバチなどの益中も逃げてしまうので注意が必要。
葉物や勝手に花が咲いて勝手に実が付くトマト類やピーマン類なら良いが苺などのベリー類や果樹を栽培している場合は厳しく成る。
人工受粉も出来るが上手く受粉出来るかどうかは分からない。
取り敢えず3日程度したら匂いは消えるので匂いが消えてからタイミングよくミツバチなどが飛来する事を願うのが良いだろう。
害虫に対しても匂いが残っている間に来てくれないと効果はないので確実に防虫出来る訳ではないが何もしないよりはマシだろう。
取り敢えず1週間に1度の頻度でスプレーするのが良いらしいので逆に言えば間隔を狭めたり長くしたりすると害虫対策としては余り効果は望めないのかも知れない。
まあニンニクや唐辛子、ハーブやゼラニウムなどよりは害虫効果は明らかに高いので、しない手はないでしょう。
因みに木酢液スプレーの作り方だが500倍に薄めて使うのが良いらしい。
濃すぎると植物のダメージに成るし逆に薄すぎると病害虫の予防効果は望めない。
500倍に薄めても結構な匂いなので十分効果は有る筈。
自分の経験と調べた際の専門家の意見なんでね良ければ参考にされよ。