おっさん化著しい鹿吉です。
こんばんは!
昔からあまり女子らしいタイプではなかったのは間違いのないところでございますので、それが年齢を経て少年から青年へ、そして今や見事な中年へと変化しただけでございますから、自分の中ではおっさん化に関してあまり違和感がございません(笑)
たださすがに20代の頃くらいは女子らしく擬態しておりましたし、今も奇跡の美魔女を目指す限りは淑女らしく擬態しなくてはなりません。
座るときは足を揃えて、歩くときは脚の間の風通しが良くなるようなガニ股歩きを封印し、食べるときはマナーを守ってしっとりと頂くようにしております。
それでも根はおっさんなんだな、と思った話を本日はひとつ。
先日、スーパー内を物色しながら歩いておりました。
買うものは決まっておりましたが、時間がないわけではなかったので一通り見て歩こうと思ったのでございます。時間のないときは目的のものを手にしたらレジへと直行しますが、時間のある時は店内を見回って流行や珍しいものや新商品の有無を確認しております。
あちらこちらへと視線を動かしながらブラブラと店内を歩いていた私の目にゴルフボール大くらいのホコリの塊が飛び込んでまいりました。
それは黒っぽい、如何にもホコリらしいホコリでございまして、掃除の人の忘れ物かな?と思うくらいに大きかったと思われます。ここのスーパーは頻繁にモップを持った掃除の方が床を撫でるように拭きながらウロウロとされておりますので、ホコリがあること自体が珍しかったのでございます。
でも所詮はホコリでございます。
私はあまり気にしないことにしてその横を通り過ぎようとしました。
するとホコリがぴょこん!と飛んだのでございます!!!!!
はじめは私の歩く風圧でホコリが動いたのか、と思ったのですが、舞うというよりも確実にぴょこんと飛んだのは見間違いではなく、思わず私は立ち止まり、ジッとホコリを見つめました。
飛んだのが嘘のようにホコリはピクリとも動きません。
それならと、一歩ホコリへと近付きました。するとやはりぴょこんとホコリが飛びます。
面白くなってきて、身を屈めてホコリへと近寄りますと、さらにぴょこんぴょこんとホコリが動きました。そのときにホコリからちらりと伸びた足のようなものが見えまして…
あぁ、カエルか!
と気付きました。
どこから入り込んだのかは不明でございますが、きっと棚の下なり、陳列されている段ボールの下なりに入り込んでいたカエルが全身にホコリを纏わせて出てきたのだろう、と推察いたしました。さすがにこのまま無視も出来ず、かといって素手でホコリ塗れのカエルを捕まえることには抵抗がございましたので、すぐ近くにあったサービスカウンターの人に伝えて、場合によっては紙一枚貰って捕獲してもいいと考えました。
「すみません」と声を掛ければサービスカウンター内にいた3人の女性のうちひとりの方が反応してくださいましたので、さっそくホコリの塊を指さして「カエルがいます」と伝えました。
女性の目にはホコリの塊にしか見えなかったようで、不思議そうに小首を傾げられました。
仕方ないので
「あのホコリの塊、どうもアマガエルみたいなんですよね、どうしますか?」
と再度説明をいたしました。捕まえろ、と言われれば捕まえますよ、と続けようとした刹那、ぴょこんとまたもや飛んだホコリの動きに本当にカエルがいるのだと理解した女性が……
声にならない悲鳴を上げたのでございます!
しかも拳にした両手を頬に当てて…ッ!!!!!
これが女子かッ!!!!!!!!
改めてカエルを見つけたから捕まえようか、と考えるおっさん化した自分を激しく自覚した瞬間にございました(笑)
結局、サービスカウンター内の女性3人ともが業務に支障がない程度の悲鳴を上げながら大騒ぎしておりまして、最終的には「業務連絡です業務連絡です」と掃除の男性の方を呼び出しておりました。男性の方は淡々とした様子でモップでカエルを押し出すようにしてどこぞへと連れて行ってしまいましたので、私の出番はなく、買い物の続きに戻りました。
そっかぁ、世の中の女子はカエルひとつで悲鳴を上げるんだ~とまたひとつ女子に擬態するための知識を増やした私は今日も元気に焼いております。
ケーク・オ・ヴァニーユにございます。
アーモンドとバニラの香りが芳醇な味わい深い焼菓子でございます。
ほのかに感じるブランデーとしっとりとした生地が紅茶のお供に最適でございます。
是非一度ご賞味くださいませ~
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ちなみにこの話を母に伝えましたところ、ホコリが跳ねたという件(くだり)で
「まっくろけっけ????!!!!」
と驚いておりまして…
ファンタジーかッ!!!!!
とツッコむ気力もなく、
「うん、それを言うならまっくろくろすけね」
とだけ訂正しておきました(笑)
あのスーパーではトトロの世界が広がるようにございます。
いつかはトトロに会えるかしら?
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
またいらしてください~♪
お待ちしております!!!