代弁者、私♪ | 鹿吉の徒然なるままに by Shicayoshi Cake Lab.

鹿吉の徒然なるままに by Shicayoshi Cake Lab.

ひとつひとつを丁寧に、食べてくださる方を想って焼き上げる、を信念に掲げた焼き菓子屋の徒然なる日々を綴っております。

おねいちゃんの「ハウス」には素直に応じるけど、おとんの「ハウス」にはなんか唸っちゃう俺、鹿吉家のアイドルチワプーです。

こんばんは!

 

ということで、我が家のチワプーちゃんの代弁からスタートしました、鹿吉です~

 

ゲージは嫌いではないものの、ずっと父と一緒に寝ていたチワプーちゃんなので、できればゲージでのおねんねは避けたかったようなのですが、元々「夜はゲージに入れて一緒には寝ない」という約束の上でチワプーちゃんを飼うことになったにもかかわらず、父はその約束を見事に反故にしてしまいまして、ゲージでは眠らない癖がついてしまったのでございます。

 

依存性も高くなるし、分離不安も出るし、我儘も進むし、いいことはない、と何度も父に訴えましたが

 

「大丈夫」

 

という謎の根拠なし「大丈夫」が毎度の如く炸裂しまして、父の犬だし、放置しよう、と半ば呆れ返って無視しておりました。

 

ところがあまりにもチワプーちゃんの我儘さと父へのリスペクトのなさに、これは大きな問題ではないか、と思うようになりまして、なにより小生意気な表情を浮かべるチワプーちゃんが次第に可愛らしく思えなくなりまして、一度犬として、飼い犬としてリセットをかけようと決意しました。

 

今までの放置から一転、私が躾係を負うことになり、まず一番最初に手を出したのが、夜はゲージで眠らせる、ということだったのでございます。

 

はじめのうちは小型犬とは思えない抵抗を試みていたチワプーちゃんでしたが、父と寝るよりゲージで寝た方がよく眠れる、と気付いたあたりから、抵抗なくゲージで寝るようになりました。

それでも入るときはやはり寂しさが勝つのか、なかなか入らなかったのですが、他の躾が上々に進み始めたときくらいから「ハウス」も教えてもないのに上手に出来るようになりました。

 

躾と言っても怒りませんし、叩きません。

ひたすら褒めるのでございます。

 

「チワプーちゃん、ハウス、しようか~いいこだな~賢いな~」

 

とゲージに入る前から褒めるのでございます。

するとその気になったチワプーちゃんが父のベッドからするりと降りて、きゅるきゅるとゲージの中で小さくなって寝る態勢を取るのでございます。

 

賢く、いいこでございます。

 

その間、チワプーちゃんは一切無言でございます。

甘えた声も出さなければ、威嚇の唸りもございません。ただただ静かにゲージに入ります。

 

昨夜のことにございます。

そろそろゲージに入る時間かな、と自分の部屋で雑用を片付けていた私が思った刹那、やはり同じように思っていたらしい父がチワプーちゃんをゲージへと入れようとしたようでございました。

 

なぜそれがわかったかと言いますと、テレビの音すら聞こえないくらいに静かだった戸内に突如チワプーちゃんの激しい唸り声が響き渡ったからにございます。

 

噛まれたか?!と驚き、慌てて、ゲージへと向かいました。

 

すると父は暢気にベッドで寝転んでおりまして、唸りまくっていたチワプーちゃんはきちんとゲージの中で寝る態勢に……

 

頭の上で???マークが飛び交う私でございましたが、

 

「入ったんだ…?」

 

と父に聞けば

 

「ハウス、っていったら入ったよ」

 

と暢気に応える父。

 

どうやら「ハウス」というコマンドには応じるものの、父の「ハウス」には唸らないではいられないチワプーちゃんのようでございました(笑)

 

どこまで父を下僕だと思ってるんだッ???!!!

 

話せたらチワプーちゃんに直接聞いてみたい私は今日も元気に焼いております。

ヴィクトリアサンドイッチケーキのバター生地でございます。

ここに粉類を加えてさっくりと混ぜ合わせ、焼き上げてまいります。

 

このバター生地がコツでございまして、これが上手くいかないと綺麗には焼き上がりません。

 

如何に水(卵液)と油(バター)を中和剤(砂糖と空気)で混ぜ合わせるか、というのが焼菓子のある意味で基本の作業となります。

 

分離せず、ふわふわにできたときの快感はなかなかのものでございまして、本当にご機嫌で作らせていただいております。

作っているときの、この多幸感がお客様が召し上がってくださるときに「幸せ時間」となればいいな、といつも願っております。

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是非一度ご賞味くださいませ~

 

ちなみに動物のアフレコが好きでございます。

 

ですから毎日のようにチワプーちゃんの代弁をしておりますが、私のアフレコを聞く度に父が笑いながらも

 

「偉そうだな…」

 

と呟きます。

 

それもそのはず。

 

朝、私のベッドへとダイブしてくるチワプーちゃんは散々私を弄ぶと満足したように父のもとへ連れて行けと、訴えます。しかもなぜか抱っこして…

 

仕方ないのでチワプーちゃんを抱き上げると、私は父のもとへと連れていきます。

 

「おとん、俺、散歩、行ってやってもいいぞ、早く用意しろ」

 

そうアフレコする私に一瞥、さらには抱っこされている腕の中のチワプーちゃんを一瞥して、父は苦笑を洩らします。

 

「本当にそう、言ってるな……」

 

私からはチワプーちゃんの表情が見えませんが、どうやら私のアフレコは正しい模様(笑)

 

さらには散歩後、私に甘えながらも父に熱い視線を送るチワプーちゃんの態度に

 

「おい、おとん、俺のごはんはまだか?おなか、空いたぞ、ごはん、用意しろ」

 

とアフレコすれば、父はやはり苦笑しながらチワプーちゃんを見て、納得したようにご飯の用意を始めます。

 

これが母へのアフレコだったりするともう少し可愛げのあるものになりまして、表情も態度も過分に甘えを含んだものになっておりますので、やはり父は

 

ナメられてんな……

 

ということなのでございましょう(笑)

 

どこの家庭のわんちゃんも多かれ少なかれこんな感じなのでございましょうか?

ちょっと覗いてみたい気になります(笑)

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

またいらしてください~♪

お待ちしております!!!

 

明日から少々ブログの更新が滞る場合がございます。

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