最近、たまたま母の忙しい時間に帰宅しているからか、インターホンを鳴らした後の母の一言がかなりマダムから逸脱していて怖い鹿吉です。
こんばんは!
インターホン越しでのやり取りは以前もブログに書いたことがございますが、今も世間体が悪くない程度のおふざけは続けております。
「家政婦紹介所から参りました、市原悦子でございます~」
「ちわ~っ三河屋っす!ご用命はございますか~」
「家政婦のミタにございます」
「弁当宅配便っす!あざ~すっ!」
など毎日のように手を変え品を変え、おふざけに全力投球しておりますが、最近ではネタ詰まりにインターホンを押す前に暫く考え込むため、玄関前で佇むこともございます(笑)
ところがここ2回ほど、母からの応答に絶句して、
「あ、私です…」
とオレオレ詐欺のような答えしか返せなくなりました。
というのも帰宅前に念のために帰るコールをしてから帰りますので、インターホンを押した時点で私が帰宅したことは母は充分に理解しております。けれどもインターホンが鳴った時点で母は大変忙しく、手が離せない状況にあることが多いようにございます。
なので、ここ2回ほど、私がインターホンを鳴らした際、母は非常にドスの聞いた太い逞しい声で
「あ"ぁ"ッ??!!」
とマダムらしからぬ応答をしてくださいます(笑)
あぁ、今日も忙しくて大変だったんだな、とドアが開くまでしんみりと思う私にございます。
さて本日は父と犬の話をひとつ。
基本的に犬のお世話は父の仕事となっております。
といっても人に仕事を振るのがとても上手な父。
わりと細々とした犬に関わる些事を私が片付けたりもしております。
母はボスであることがお仕事でございますから、ひたすら犬を愛でてくれればいいのでございます。犬の躾に関しては我が家のチワプーちゃんは父によって類まれなる我儘犬に育っておりますので、決して怒ったりせずに褒めて育てる教育方針となっております。
悪いことは悪い、という認識だけはしっかりとしているようでございますから、褒めて誘導してやれば充分な躾になるということがやっと最近わかってきました。そうでなければ負けず嫌いの性格が災いして、怒ってもチワプーちゃんも一緒に怒ってしまうので意味がないのでございます。時間がかかろうとも手間暇がかかろうとも褒めて誘導してやればちゃんと言うことを聞きますので、その躾方法で現在は根気強く頑張っております。
先代の柴犬たちはひたすら優位性を示した上で怒れば事は済んでおりましたので犬種というか犬によって様々なタイプがあるのだとつくづく思います。
今までは父の犬だと積極的に関わらないようにしておりましたが、犬が父をナメてしまい、噛むようになりましたので、そうも言っていられず、躾に参戦しております。
チワプーちゃん的に母がボス、私が小ボス、父が下僕、という順位付けらしく、私のことは噛んだりしません。うっかり噛みそうになっても傷をつけるほど噛むことはないのでございます。
ですからちょっと興奮したチワプーちゃんが勢いで父を噛んでしまったときの傷の大きさを見ると毎度肝が冷えます。消毒綿に抗生剤を用意してせっせと父の怪我の手当てをするのがすっかり日常になってしまいました。
けれどもチワプーちゃんの中で一番好きなのは間違いなく父なのでございます。
一日のほとんどの時間を共に過ごし、一緒に散歩をして食事の用意もしてくれる、父。
チワプーちゃんにとって欠かせない飼い主なのでございますから、当然でございます。
私が出掛けると知っても落ち込むこともなく、ご機嫌で玄関まで見送りに来てくれますが、父が出掛けるとなると途端に不安そうな顔をするチワプーちゃんを見ていると、なかなかの分離不安になっているな、と感じます。
小型犬は分離不安になりやすいから気を付けてはいたのですが、父が犬に共依存してしまったようでございますので、父との分離不安は致し方ないのかもしれません。
そんな父は大人しくしているとぬいぐるみにしか見えないチワプーちゃんをショルダーバッグに入れて嬉々として散歩へと出掛けていきます。ぬいぐるみを持ち歩いているおじさん、という評判が立ってないか、心配なくらいに道行く人々から「ぬいぐるみかと思った!」と言われるそうにございます(笑)
70オーバーのおじさんがぬいぐるみ片手に散歩していたらちょっとした警察案件な気がいたしますが…
その日も変わらずに愛犬チワプーちゃんと散歩へと行った父。
まさに春!と言わんばかりの素晴らしい日でございまして、情緒に欠ける父ですら、あまりの気持ちよさに景色を眺めながらほっこりとしてしまったそうにございます。
確かに輝ける陽射しがキラキラと空気そのものを光らせているような美しい日でございました。
時折頬を撫でるように過ぎ行く風が僅かにひんやりと冷たくて心地いいのに、その風に乗って花々の豊潤な香りまで漂ってくる、素晴らしい日でございました。
気持ちよさに暫し時間を忘れて佇むのも当然のことにございます。
ところがくん活に余念のないチワプーちゃんからすれば、気温が適度でお天気であれば充分に散歩日和なものですから、そんな人間様の情緒などどこ吹く風にございます。
意識を自分ではなく、自然に向けてしまった父に腹が立ったのでしょうか…?
「足元に来たな、と思ったら片足上げておしっこ、ひっかけたんだ、俺の足に!!!!!」
私が帰宅するなり、父からの報告がございました(笑)
「俺に意識、向けろよ」と言わんばかりの暴挙が可笑しくて可笑しくて…!!!!!
相変わらずナメられてんな…(笑)
なかなか下僕からの脱却が難しいようだな、と思う私は今日も元気に焼いております。
焼成前のブールドネージュほど可愛いな、と思う焼菓子はございません。
白くてコロコロとしていて、オーブンに入れるまで転がってしまわないように気は使いますが、本当に可愛らしい焼菓子にございます。
焼く前ですら可愛らしいのに、焼いてから和三盆を纏わせるとさらに可愛くなる神のようなお菓子でございます。
サクサクの食感、香川県の手搾り職人さんによる和三盆の上品な甘さ、ふわりと薫る小麦の香りが美味しいものでございますので、是非一度ご賞味くださいませ~
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ちなみにこの話を聞いた私の第一声は
「ちゃんと洗った?パンツ洗った?」
でございました。
穿いていたボトムスにチワプーちゃんのおしっこがかかったならすぐにでも洗濯しなくてはなりません。チワプーちゃんの暴挙よりもそちらのほうが私には優先事項にございました。
すると父が
「なんで?パンツ???」
と首を捻ります。
いや、下着のほうのパンツちゃうよ????
ボトムスのパンツよ??????
そう切り返した私にさらに首を傾げて父は言いました。
「なんで?洗ってないよ???」
洗えよッ!!!!!!!!
汚いだろうがッ!!!!!!
よくよく話を聞いてみれば、パンツの裾は無事で、かけられたのは靴だった模様。
靴は洗って外に干されておりましたので、ホッといたしました。
ネコ科ほど広範囲にはかけないとしても、ちょっとはかかったんじゃあないか、と心配はしているのですが
「大丈夫だよ~」
と相変わらず暢気な返しをしてくる父にございます。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
またいらしてください~♪
お待ちしております!!!