とんだ濡れ衣(笑) | 鹿吉の徒然なるままに by Shicayoshi Cake Lab.

鹿吉の徒然なるままに by Shicayoshi Cake Lab.

ひとつひとつを丁寧に、食べてくださる方を想って焼き上げる、を信念に掲げた焼き菓子屋の徒然なる日々を綴っております。

コメントで昨日がエイプリルフールだと気付いた鹿吉です。

こんばんは!

 

家族の誰も嘘をつこうとはせず、非常に淡々と日々を送っておりまして、世間の常識的イベント「エイプリルフール」をすっかり失念しておりました(笑)

 

といっても今更ながらに真剣に考えたのですが、面白い嘘というものもなかなか思いつかず、これはこれでいいのかな、と思うようにいたしました~

 

ということで鹿吉ファミリーに嘘はございませんでした。

せっかくのチャンスだったのにな…

(どんなチャンスだ???)

 

さて本日は冤罪についての話をひとつ。

 

冤罪。

 

これは本当に恐ろしいものでございます。

やった証拠は集められてもやっていない証拠を示すのは至難の業。

いつも大好きなサスペンスを観ていて思います。

 

もしも今、混み合う電車内で男子高校生から手を掴まれ「この人、僕のお尻を触っていました!」と叫ばれたら

 

「私、やってません!こんな如何にも若さで臭いそうなお尻、触ったりしません!!!」

 

と訴えたところでどれほどの人が信じてくれるだろうか、と考え込みます。

 

ベビーカーに鎮座ましましていたお孫ちゃんが目の前に現れたミニスカ女子の生足を思わずぺろんと掌で撫でてしまったとき、その横にいた父がミニスカ女子から睨まれたそうですが、

 

「俺じゃあない!って慌てて首を振って否定したけど…」

 

それを信じる人がどれほどいるでしょうか?????

 

幼気な様子のベビーカーに乗っている無邪気風の子供とその横に立つニヤけたおっさんを比べれば

 

どちらが犯人なのかは一目瞭然ッ!!!!!!

 

よくもまぁ、訴えらずに済んだと胸を撫で下ろす気分にございます。

 

けれども晴らせる冤罪も世の中にはなくはないのでございます。

 

先日、母とスーパーに買い物に行きました。

品物を物色しながら歩く店内はかなり賑わっておりまして、あまりの人の多さに目的のものだけをカゴに入れて帰ろうかと思うほど。

 

コロナ禍のときの閑散とした様子とは一変して、ちらほらと外国人の姿までみえました。

 

巨大な観音開きの冷凍庫、冷蔵庫が並ぶコーナーを歩いていたときにございます。

ふわりと玉ねぎの腐ったような、ニンニクとなにかが混ざったような、なんとも言葉にできない強烈な臭いが漂ってきたのでございます。

 

瞬時に眉を顰める私に、母も同じ臭いを嗅ぎ取ったらしく盛大に鼻に皺を寄せました。

 

「やだ、誰か、おならした???」

 

思わず母の口から非難の言葉が飛び出します。

 

如何に混み合う店内といえど、その場にいたのは母と私と、冷蔵庫前にいたマダム風の女性がひとり。

 

母と私でなければ犯人は彼女しかあり得ない状況でございました。

ですから母が臭いのもととなる女性を軽くねめつけてしまうのも仕方のないことだったのでございますが……

 

冤罪でございます。

 

「違うよ、おならじゃあないよ」

 

私はこっそりと小さな声で母に伝えました。

 

「彼女が開けた冷蔵庫から臭ったんだよ」

 

そこは餃子や肉まんなどのレトルト中華食材が並ぶ冷蔵庫でございまして……

 

パッケージ通して臭うって、強烈過ぎないかッ???????

 

その食材を購入する勇気に思わず心のなかで拍手喝采してしまった私にございます(笑)

 

冤罪を生みだすことなく誤解が解けたことにホッとする私は今日も元気に焼いております。

試作したラムレーズン入りのベイクドチーズケーキにございます。

滑らかな生地、濃厚なチーズの香り、サクサクとしたパイ生地に程よく感じる酸味。

そこへ大人の香りを纏った芳醇なラムレーズンがプラスされて、実に絶妙な味わいとなりました。

 

小麦粉をほとんど使用せずに焼きあげたベイクドチーズケーキ。

ラムレーズン入りのものはまだ販売開始前でございますが、プレーンタイプの「フロマージュ・キュイ」は定番商品でございますので、是非一度ご賞味くださいませ~

 

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ちなみに我が家でも冤罪は生み出されておりまして…

 

それもこれも所構わずガス爆発を起こす父が悪いのでございます。

 

先日、夕飯後の片付けをしておりました。

洗い物、嫌いじゃあないんです。むしろ好きでございます。

ですから洗い物は誰にも譲らずに私がやります。一日の最後にキッチンをすっきりと拭き上げるととても気持ちよく、ご機嫌になるのでございます。

 

洗濯物も畳むのが好きでございます。

それもきっちりと畳むのが好きでございます。

ですから母や父の畳み方はちょっと、というかかなり気になる神経質さが私にはございまして、こっそりと畳み直したりしているのですが、父には気付かれておりまして、母に「畳み直しやがる」とチクられました(笑)

 

母は最初から私の前に洗濯物を山と置くので、嬉々として畳んでおります♪

 

話が逸れました…

毎度の如く、神経質にも食器を洗い、キッチンを拭き上げているとき、父が私の背後に立ちました。

 

ちょうど私の背中側に冷蔵庫がございますので、飲み物を取り出そうとしているのだろうと思った私は冷蔵庫の扉が開けられるように身体を少し動かしました。

 

その刹那、強烈な、腸内細菌が悪玉菌で占拠されているのではないか、と鼻が曲がる程度では済まない悪臭が漂ってきたのでございます。

 

わなわなと身体が震えるほどに腹が立った私は

 

「屁、こいたな!!!!!」

 

と振り向きざまに父へと言葉を投げつけたのですが…

 

「違う違う!!!こいてないよ????!!!」

 

と慌てた様子で否定する父に、どこまでも疑念の眼差しをぶつけました。

 

そして父が冷蔵庫を指さして言ったのでございます。

 

「たくあん、たくあんが臭ったんだよ!!!!!」

 

んな、強烈に臭いたくあん、あるか~いッ!!!!!!!!

 

とツッコまないではいられませんでしたが、実際にたくあんが犯人にございました(笑)

 

臭いたくあんほど旨いんだ、と祖母が買い物しながら言ってたな、と懐かしく思い出しながら換気扇のスイッチを入れた私にございます~

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

またいらしてください~♪

お待ちしております!!!