大分市内散策のテーマは、思いつきで建築巡り。
磯崎新は、前の職場で接点があり、お目にかかったこともある方。
頭脳明晰で芸術家肌、とんでもなくステキなオーラを放つ方だったのでした。
↑その昔、岡山県で尋ねた磯崎新の建築作品。
一昨年の暮れに亡くなられた日本を代表する建築家のひとりだと思います。
その磯崎新は大分市の出身。ガイドブックみて思い出したのでした。
そして、府内城址の隣にあるアートプラザ、建築からもうすぐ60年なのに、このアバンギャルドさ!
よく、残ってるなと思う。実際市民ギャラリーとしてちゃんと使われています。
2022年に国の登録有形文化財に指定されています。
さあ、スロープをあがって入ります。
斬新すぎるアプローチ。
市民ギャラリーのある建物を見学…と思ったら、
磯崎新の資料室もあることに、この場で気がついた。いかに予習してなかったか…笑
バリアフリー概念はなかった建築当時…で、段差あるロビー空間、すでにかっこいい。
受付の人に聞いて、3階にある磯崎新建築展示室へ。
エレベーターホール脇の階段室…この色!
赤い壁の奥に、資料室。入口からも見えていた一番奥のスペースになります。
資料室は、2年前の暮れに亡くなった磯崎氏の蔵書1000冊を置き、閲覧室にもなっています。
さらにフロア全体に、数室に分かれている展示室へ。廊下はグリーン。。
展示室は模型作品や、年代別の年表などの展示、思った以上のボリューム。
空中廊下も渡れます。
廊下の真ん中に立ち止まり、入ってきた入口方面を。
廊下の緑、階段の赤。
生前に所蔵していたテーブルと椅子だそう。
椅子は磯崎氏自らがデザインしたモンローチェア。マリリンモンローをイメージしたカタチ。
生前から、故郷である大分と深くつながる仕事をしていたので、きちんと作品が残る場所がある。
伊東豊雄氏のコレクションが海外の美術館によって管理されることになるニュースを見た後だから、余計にすごいなと思う。
磯崎新の理論、展示内容を見てもちんぷんかんぷん。。
難解で私の頭の許容量を遥かに超えて…ただただ圧倒されました。
この建物の周辺にも、以前は設計した建物が残っていたそうですが、老朽化もあり散々していません。
ここももうすぐ60年。足跡が、このまま残せる状態に維持できますように…。
で、一階のショップ。あ、これは!キタムラナオト!
ここにくる前、カフェや街なかで作品を見かけていたので、すぐ分かった。
撮影自由のマークがご丁寧にあったので遠慮なく。
販売されているのは犬が結構多い…このお値段では即決できないけど、ポストカードなら。。
ポストカード、同じ柄が重なってなくて全部違う?ランダムに差してあるので…100枚以上めくりまして…
ビーグル犬いた!!そこでやめた・笑
アートプラザ、楽しかった!
外に出て、次の目的地に歩き始めたら、すぐ隣にもまたでかい建物…
産直販売がはいっていた。チェックしていたところだー!
みどり牛乳、気になってたけど結局飲めなかった。
お弁当…安い!半額シールにそそられるけど、まだお昼ご飯でお腹いっぱい。。
さらに歩くと、またも、巨大な建物が見えてきた。
コンサートホールとNHKが入ってた。この建物の正面にある建物が次の行き先。
OPAMは、大分県立美術館。ここもまたかなり大きな建物。
Ooita Prefecture Art Mueum でOPAM
ここは、著名な建築家、坂茂の設計。
去年山形に行った時、坂茂が初めて手がけたというホテルを見に行ったんだった。
広々としたショップコーナー、ほかにワークショップ開催できる部屋、カフェもある立派な空間。
美術館は展示室が複数あるのですが…
その中のひとつ。ここが、私の今回の旅のきっかけであり、メインイベントの場所。
続きます。