ヴィム・ヴェンダースの映画、観てきた。久しぶりの劇場はいつ以来だか…?

 (調べてびっくり…記事の1番最後に答えを。。)



ご無沙汰のあいだに、ムビチケなんてものになってた前売り券。

年末、職場の福利厚生で少しお安く販売されていた中から選びました。


座席予約はネットでするんだよね…

ムビチケの裏にコインでこすると出てくる番号があり、それを予約サイトに登録して座席予約。初体験。



先月半ば、渋谷駅前にこの映画の宣伝があちこち。



12/22の封切り前。もう一歩前へ、のコピーが印象的。



トイレを汚さないためにもう一歩前へ…。確かにそういう貼り紙目にする気がする。

でも、映画タイトルとの連動で、もう一歩前へ、ってものすごく前向きな印象。いいコピー。



渋谷区が日本財団と一緒に、たくさんのデザイナートイレを使った The Tokyo Toilet その一環でこの映画が制作されたと思う。



去年の夏、撮影してるのを見かけてました。

神宮前の安藤忠雄デザインのトイレ、そして代々木小公園の坂茂デザイントイレ。


神宮前では、背の高い外国人が1人…通り過ぎてから調べたら、このトイレで映画撮影と判明。

しかも、ヴィムヴェンダース監督!若い頃彼の映画を観ていたので、おおーっとひとり盛り上がってました。



渋谷駅広場の広告がなくなったあと、お正月挟んで駅前の改装中TSUTAYAの広告が出ました。



心待ちにしていた映画、お正月3日の吉祥寺から戻ってきて見に行きました。



映画館着いてから発券。スマホとかで済みそうなのに、紙をプリントアウトなのね。



久しぶりの映画館。キョロキョロするわ…笑



座り心地良いシート。2時間、あっという間。



帰り道は、7階から階段で降りる。



そして、外に出ると道玄坂のいつもの景色。


パーフェクトデイズ。ネタバレなので読みたくない人は読まないように!

いろんな解釈があると思うけど、つらつら書いておきます。


初っ端から、恵比寿タコ公園トイレ、代々木小公園のトイレ。その日の朝犬仲間と立ち寄ったばかり。

そして、代々木八幡宮が何度も登場。仕事終わりの食事スポットでした。


代々木八幡宮にある伊東豊雄デザイントイレもキーになる場所。

松濤公園の隈研吾、恵比寿タコ公園の槇文彦、恵比寿駅の佐藤可士和など、訪ねたトイレがあちこち出てくるのが楽しい。


そして、トイレ掃除の彼の日常。朝起きて歯を磨いて髭を整えて、出がけに自販機で缶コーヒー。

毎日毎日、なにも時間なければその繰り返し。そこに人との会話もないけど寂しさはなく。


彼が言葉を発する時は、イレギュラーな日。ちょっとしたトラブル、思わぬ訪問者。

そこに彼の揺さぶられる感情が見え隠れする。。


途中の映像が、あ、ヴェンダースだ!と感じるものも多く、ただただスクリーンを観てました。

圧巻の演技のラスト、そして木漏れ日の映像。心穏やかに観終わりました。


劇中挿入歌に、perfect day の歌詞が耳に残り、エンドロール確認したら、ルー・リード!

やはり映画絡みで知っていたアメリカ人。懐かしくて調べちゃったよ。



トレインスポッティングという映画もワクワクしてみに行ったけど、その映画の挿入歌でもあるらしい。

公園でサングリア飲んで、家に帰るパーフェクトな一日。

刈り取る刈り取る刈り取る…じぶんが撒いたタネを刈り取る、という歌詞が秀逸。


人生なにがあっても、自分の生き方がそこに出てるということ。

この歌の歌詞に、全部持っていかれそう。




映画、劇場で見るのは、なんと2018年の「万引き家族」以来5年半ぶりだった!